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この医学書・看護書がすごい!2020【医歯薬出版】

週刊医学のあゆみでおなじみの医歯薬出版さん。

前から思ってたんですが週刊で医学雑誌出しているのすごいですよね。週刊少年ジャンプと同じペースで……しかも特集号や別冊は厚くなるからジャンプよりすごい。

さて、医歯薬出版営業担当のイチオシはこちらです!

『ママ&パパにつたえたい 子どもの病気ホームケアガイド 第5版』

医歯薬_版元

7年ぶりの改訂です!大改訂です!

まず、表紙がとても可愛くなりました。これは手に取りやすい。そして26年のロングセラーであり、累計発行部数が21万部と、確かな信頼を得ている内容に更にプラスされたのが『症候別のホームケア』です。そして感染症の項目では一般的な経過が載せられています。

どちらも病気にかかってしまったお子様を持つご家族の方々の不安を、やわらげる手助けをしてくれます。

お子様のケアだけに留まらないこの手厚さ。

小児科医はもちろん,看護師さんや保育士さん,保護者の自宅使用と幅広く活用頂ける、納得の一冊です。


そして売場担当である私のイチオシはこちら!

『歯科医院のトリセツ 通院編』

医歯薬_店

こちらの本、画像ではわからないのですが表紙カバーが四角にくり抜かれています。そのくり抜かれたところに合わせて、イラストが見えるつくりになっているんですね。トムソン加工とも窓抜き加工とも呼ばれるこの装丁、医書の装丁で目にしたのは二冊目です(私の記憶の限りでは)。

この表紙だけでも、おおっ?!となるのですが、もちろん中身もすごいです。イラストは全て著者である、かさま歯科クリニック院長笠間慎太郎先生の描き下ろし!絵が上手いです。というかこの先生、手先もむちゃくちゃ器用でマクドナルドでシャア作ってました。意味がわかりません。

そんな笠間先生が書かれたこの本、歯科医院のトリセツというタイトルの通り、歯科医院のことが余すことなく説明されています。第2章の歯科医院への通い方編は必読ですよ。訊きたいけど訊けなかったことが並んでいます。

自分でも心当たりはあるのですが、歯科医院って二の足を踏むところがありますよね。痛くなってから慌てて通い出したり。それはあのキーンとかいう音を出す機械がとにかく恐ろしい、治療ってどうやるの?とにかく痛いのは嫌だ、いきなり歯を抜かれたりしたらどうしよう、そういう理由からくるものだと思います。

ひとはわけのわからないものを怖がります。ということは、どういうものか理解すればその怖さは軽減されるというわけです。

『歯科医院のトリセツ』はその不安を取り除く手助けをします。なので、歯科医院の待合室に置くのを、特にオススメします。保護者の方々がお子様にはいしゃさんはこわくないよ、と説明するためにお読みになるのもいいでしょう。

通院編とペアで『歯科医院のトリセツ 治療編』があります。こちらも合わせてどうぞ。治療編は二冊買わないとダメかもしれません(カバーをとるとわかります)。

そして治療編の著者紹介を見て、ああ医歯薬出版さんはやっぱりジャンプをライバル視しているんだなと思って下さい。

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