歴史に名を刻め セガ サターン流通改革の裏事情 あとがき+補足
歴史に名を刻め セガ サターン流通改革の裏事情。お楽しみ頂けましたでしょうか。
主立ったエピソードにはきちんとソースがあります。展示会の終わり際に松葉屋の専務が任天堂山内社長に謝った話はとても創作っぽいですが、目撃者もいる事実です。ただ、「よう帰ってきてくれたな」という台詞や細かな仕草は私の創作です。多分言ってないと思います。
セガが初心会流通を使っていたか、という点で資料はてんでばらばらです。使っていたから任天堂に勝てなかった、という記述もあるし、使えなかったから負けた、という説もあり、わけがわからなくなりました。ですがツイッターにて任天堂非公認のSM調教士瞳というスーファミのエロゲーを初心会流通が扱っていた……という話があったため、ならばセガを取り扱うことがなかったわけがないだろう、と使っていた説を採用しました。
また松葉屋がなぜセガ・ユナイテッドの誘いを受けたかの理由の記述も私の想像です。しかしなぜ、任天堂の取引を打ち切られるようなことをしたのかまったくもってさっぱりわからないのです。ただ、全く取引なしからいきなりセガの話に松葉屋が飛びつくのは不自然なので、やはり以前からセガと松葉屋も取引はあったのだろうと思います。
セガの話はドリームキャラスト編へと続きますが、それはまだ先の話です。この次の記事は「プレイステーション革命の真実」を予定しています。乞うご期待。
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