見出し画像

ルート9フェス2024in花座

1月6日,7日に仙台の花座さんで行われた落語会『ルート9 フェス2024in花座』が無事に終わりました。

ルート9 とは、落語家・講談師の9人組のユニットですが、詳しくはサイトをご覧ください。
見ていただいた方が早いと思うので。

ルート9は普段、都内で活動をしていますが、花座さんにもお世話になっており、月一で『ルート9shuffle』という落語会をひらいていただいておりました。メンバー入れ替わりの3人づつの落語会だったんですが、今回は9人全員が集合する公演でした(晴太兄さんは体調不良でお休みでした)。

これはすごいことです。
単純に考えて、仙台までの9人分の交通費やらホテル代がありますから、花座さんからすれば、そりゃあ大変です。しかも、ありがたいことに今回が2回目なんです。

これで「お客さん来ませんでしたー」は、許されません。

初日はそれぞれテーマを決めた1時間の落語会が6公演。2日目は1時間の落語会が3公演で、全員が出演する1公演でした。

1回目の公演よりもお客さまが入ってくれるのか、正直不安はありましたが、嬉しいことに1回目よりも、たくさんの方々にお越しいただきました。
ご来場いただいたお客さまには感謝しかありません。

たくさんのノリの良いお客さまを相手に前座時代共に修行をしたみんなと落語をやるというのは楽しい時間でした。終わった後は打ち上げ。仙台の美味い料理と酒を呑む。
落語をやって笑っていただき、呑んで食って稼ぐ。落語家としての理想的な時間で、こういう日を一日でも多くしたいと思いました。

それに、それぞれの高座を改めて聴くことができるというのは良かったです。修行期間が終わり二ツ目になると、それぞれが活動していきます。1人でやる商売ですので、会わない人とは本当に会いません。その中で、こういったユニットがあることによって、定期的にお互いの落語を聞くことができます。高座を聴けば、今どんなことを考えて落語をやっているのか、どういうアプローチなのかが、結構わかるものなんです。今回は各々がトータル4席やる公演でしたので、今回は特にいろいろと聴くことができました。
明らかにみんなが成長をしていました。
負けていられないという思いになります。

今回の公演、もちろん楽しいだけではありません。緊張もします。9人いるということは、もちろん比較されます。誰よりもいい高座をしたい、負けたくないという思いが、口には出しませんがそりゃみんなあります。そのドキドキ感はたまりません。

上がる前は特にです。

結果はやっている本人が一番分かりますから。終わった後は、良い悪い関係なくいろいろと思うことが各々あったかもしれません。もちろんぼくも。

改めて、意識する仲間がいて、お客さんがいるからこそ成長できるんだと思いました。刺激になった会でした。

ルート9フェス2023in花座の全演目表

そして、3月17日に文京シビックホールにて、ルート9フェスと題して昼夜公演を行います。ゲストに、国宝である神田松鯉先生、五街道雲助師匠を迎えての落語会です。この会もみんな全力で行き、大きな成長を迎える会になるかもしれません。そして、今回の花座では体調不良で参加できなかった晴太兄さんも加わり、より楽しい会になると思います。
ぜひ、ご来場いただければなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?