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何かしなきゃいけない

今日久しぶりに外に出た。

それほど晴れていなかったのだが、空気が暖かくて気持ちよかった。自転車で15分ほど走っていると、すでに汗をかいていた。梅雨入り前に夏日とは、異常気象もかくありなんといったところだろう。

何の気なしに走っていた。初めに図書館に向かったのだが、コロナ対策で椅子がすべて撤去されていたため本を読むことができなかった。しぶしぶ図書館を出て北のほうに走っていったのだが、あてもなく、結局どこにも立ち寄らずに帰ってきてしまった。あ、帰りにプロテイン入りアイスを買って食べたんだった。乳性たんぱく質5mg配合ということで食べてみたのだが、あまり美味しくなかった。

なぜか、ずっと焦っているような気がする。なにかしなきゃいけない、という焦りが。常に感じている。何かしなきゃいけないと思い詰めた結果、俺は外に飛び出したんだろう。何かしなきゃいけない、でも何もすることがない。いや、何もすることがないと言っては語弊がある。何もできない、と言ったほうがいい。本を読もうにも飽き性なのですぐにやめてしまうし、ゲームをしようにも大して上手くもないのでこれもつまらない。こうやって考えると、俺はできないことだらけだ。

今日図書館に寄ったのも、何か有意義なことがしたいと思って行っただけで、何かを学びたいという強い知的好奇心を持って向かったわけではない。帰りにアイスを食べたのも、今回の外出に何かしら意味を付けたかったからに過ぎない。何かしなきゃ、何かしなきゃ、と常に考えているのに、何も行動できない。自分の人間性につくづく腹が立つ。