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  • 美味しいご飯の記憶

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少ない荷物で生きてく覚悟

先日、トークイベントに行ってきた。 「美容だって暮らしのように楽しみたい」をテーマに、 「北欧、暮らしの道具店」の店長・佐藤さんをはじめとした素敵な女性3人が、スキンケアやメイクについて語り合うイベント。 https://hokuohkurashi.com/note/177833 (「北欧、暮らしの道具店」を知らない方は、ぜひ調べてみてください。一本芯が通った、とっても素敵なお店です。) その中で、来場者からの「『美しい人』とは、どういう人のことだと思いますか?」という

    • ポカリスエット

      つい最近まで、友達の家に居候していた。 (なんで居候してたかを書くとそこそこの文字数になるので省略) 実家を出て約8年。 「彼氏と半同棲!」みたいな軽ーい共同生活はしたことがあったけど、本格的に家族以外の人と暮らすのは初めてだった。 共同生活のいいところ。 その1、「ただいま」と「おかえり」が言える。 この言葉の威力をなめてはいけない。 たった4文字で一日の疲れがすべて吹っ飛ぶ!とまでは言わないけど 1/3くらいは軽減される。 ドラクエでいうところのホイミ。 「ただ

      • 湧き水とお抹茶

        友人に、「さすらいの茶人」がいる。 彼女は茶道具を持ち歩き 様々な場所でお茶を立てる。 あるときは観光地のベンチ あるときはカフェのテラス あるときは山奥の城跡 最初は「抹茶ってこんな気軽に飲むものなの!?」と驚いた。 茶道って、狭くて小さな部屋に篭って知識のある人たちが楽しんだり 観光地化されたお寺でお菓子と一緒に飲むものだと思っていた。 しかし彼女に出会い、お抹茶に対する価値観がガラリと変わった。 今の私にとって、お抹茶は「素敵な場所を訪れた時に飲むもの」だ。

        • バーベキュー

          バーベキューが好きだ。 外で肉を焼いて食べる。 ただそれだけのことなのに、 あんなに美味しいのは何故だろう。 特別な材料は使っていない。 なのに、お肉もお野菜もご飯もグーンと味が増す。 ついでに言うと、ビールの味も。 バーベキューの火に当てられ薄っすら汗をかいたところに キューーーっと流し込む、あのビールの美味しさたるや。 肉を食べ、野菜を食べ、その油をビールで流し、 肉を食べ、野菜を食べ、その油をビールで流し... 抜け出せない永遠のループだ。 毎年夏に、友人4人

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        • 美味しいご飯の記憶
          5本

        記事

          土鍋ごはん

          土鍋ご飯が好きだ。 鍋の蓋を開け、 炊きたてのお米の香りを肺いっぱいに吸い込む、 あの瞬間の幸福感。 ビジュアルもいい。 暖かみのある風合いの土鍋の中で お米粒がツヤツヤと光っている様子は 美味しそう、というより、もはや可愛い。 旅先での朝、旅館で食べる土鍋ごはんも 特別な日に家で炊く土鍋ごはんも美味しいが 今まで食べた中で一番美味しく感じたのは、 父と新潟で食べた、居酒屋さんの土鍋ご飯だ。 私の父は転勤の多い仕事をしていて つい最近まで、新潟に住んでいた。 その

          土鍋ごはん

          美味しいご飯の記憶

          これはただの自慢話なのですが、 私はなかなかの人運の持ち主で、 周囲の人にとても恵まれている。 家族も、友達も、恩師も、先輩後輩も ちょっと心配になるくらい丁寧で細やかで、 優しい人たちばかりだ。 そんな人たちと一緒に食べるご飯は、 いつだって最高に美味しい。 たとえ吉野家の牛丼でも食べログ評価5.0だし 汚い居酒屋だって、三ツ星レストランに変わる。 一人暮らしを始めて、この春で9年経つ。 ひとりでとる食事にも慣れ、 居酒屋も寿司屋もお洒落なバーも なんの恥ずかしげもな

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