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NHKマイルC

自信度 A
※馬券は自己責任
参考程度にご覧下さい🏇

過去10年の3連単払戻平均金額が326,228円と比較的荒れるレース。

過去10年で上位人気馬3頭で決まった年は1度もなく、馬連で10倍を切ったのは2016年の
1着メジャーエンブレム(1人気)
2着ロードクエスト(2人気)
の1度のみ。

今回も上位人気馬3頭に、それぞれ不安要素が有り、人気決着はないと予想。

前走勝った馬は過去6年で1度も馬券になっておらず、前走である程度仕上げており、おつりがない状態でのG1の舞台となると、やはり難しいものがあるのだろう。
能力云々ではなく、ここに向けて万全に仕上げている馬から狙うべきだろう。

本命
◎ インダストリア
過去4走は全て上がり最速で、末脚は堅実に伸ばしてくる1頭で東京コース向き。
3走前の東京芝1800mで行われた未勝利戦では、前残り傾向を展開無視で、後方からあっさり差し切っての快勝。
ジュニアカップでも内前有利な傾向だったが、お構い無しで、直線外に出し、そこから抜群の手応えのまま、ノンステッキで2着馬に0.4秒差を付けての圧勝。
前走の弥生賞は、陣営のコメントでNHKマイルCの前に一度どこか使いたいとあり、完全に叩き台だったのは明白。
弥生賞はフラフラしていて、チグハグな競馬。
直線で1頭離れた外から一気に伸びて、適正距離でないにも関わらず、上がり最速の5着掲示板確保なら負けて強しの内容だろう。
器用さに欠ける馬なので、広い東京コースで走れる事はプラス材料で、直線は確実に伸びて来る。
中山、東京と異なるコースでも実績があり、絶対値が高いので、誰が騎乗しても走ると思うが、鞍上がレーン騎手なら間違いない。
レーン騎手の来日1週目は3-3-2-7。
先週は土日共に東京で騎乗し、ある程度東京コースでの間隔は取り戻したと思うので、2週目はさらに期待してもいいのではないか。
一週前追い切りでは、レーン騎手が跨っており、課題だった左に張る癖を見せる事なく、成長も伺えた。
自己ベストも更新しており、最終追い切りも問題なく、ここに向けて抜かりなく仕上げている印象で、個人的には過去1番の出来だと思っている。
普通に走ればここは勝ち負けの存在。
時計面の心配を言われているが、この馬はそんな事は関係なく、間違いなく突っ込んでくる。

相手
◯ セリフォス
この世代のトップクラスが揃った朝日杯FSで、かなり道中かかっていたが、2着に残したのは評価出来る内容。
マイル路線ではこの世代で1、2番を争うくらい強いと思っている。
むしろマイル戦なら古馬G1でも通用する能力は既にあるだろう。
一週前追い切りの動きは抜群で、5歳2勝クラスのメイショウハクサンに半馬身先着。
青葉賞2着のロードレゼルに首差先着。
調教時計は渋った馬場にも関わらず、6F81.7-ラスト1F10.8とさすがの一言。
休み明けでも能力全開で出てくるだろう。
デビューしてから、一貫してマイル戦を使い、キャリア成績は3-1-0-0と抜群の成績。
ジオグリフにテン乗りで、皐月賞を勝った福永騎手に乗り替わるのはおもしろい。
約5ヶ月の休み明けや、初の関東輸送など不安要素が多くて、軸にはしずらいが、普通に走れば勝ち負けの存在であるのは間違いないだろう。

▲ キングエルメス
前走のアーリントンCでは、5ヶ月の故障明けで状態面的にも不安があった。
レース内容も、前半はかなり折り合いを欠いており、追い出しもスムーズさを欠いて、体力的にもたないと思ったが、直線で狭い所を割って伸び、粘って3着に残す強い内容だった。
休み明けで、レースはスムーズに運べなかったが、それでもダノンスコーピオンと0.2秒差の3着。
不安視されている距離だが、前走を見る限り距離は問題ないだろう。
前走は賞金が足りていた事もあり、8割程度の仕上げだったので、一度叩いた今回はさらに状態は上向いている可能性がある。
メンバーは強くなるが、馬群を割って来れる勝負根性もあるし、上位人気の間に入っていく力は十分にある。
矢作×坂井×広尾だけでも買える材料。
まだまだ東京は先行有利なので、力を出し切れればチャンスは十分あるだろう。

△ トウシンマカオ
東京コースはこの馬にぴったりのコースだと思っている。
朝日杯FSで、6着に敗れはしたが、4、5着の馬とはタイム差無し。
前に行った馬にはかなり厳しいレースになったが、よく最後まで垂れずに走り切った。
朝日杯FS組のその後の成績を見れば、レースレベルは高かったし、その中であれだけ走れれば今回も期待したい。
前走のファルコンSでは、長距離輸送、稍重、トップ斤量など課題が多かった。
レース内容も、騎乗に少し疑問が残ったし、直線に入ってから馬群に包まれ、外に出すまで時間がかかり、伸びきれなかった。
さらに言えば、明らかに叩き台で前哨戦仕上げだったが、あのハイペースを先行して掲示板に残ったのはこの馬のみ。
前哨戦仕上げで、この馬だけ57kg背負っていた事を考慮すると、強い内容だろう。
前走1番人気だった馬を、今回は2桁人気で買えるし、セリフォスやダノンスコーピオンとコンマ0.4〜0.3秒差の走りが出来ているのに、ここまで人気に差が出るなら抑えるべきだろう。
距離が1F延長はプラスに働くと思うし、前走で斤量57kgを経験している事もプラス材料。

☆ マテンロウオリオン
最内枠に入ってしまった事でこの評価。
前走のNZTでは、勝ち馬のジャングロは内前有利な傾向で、武豊騎手の完璧な騎乗だったのに対して、この馬は最後差し替えされたのは疑問に残るが、それでも上がり最速で1頭だけ差し競馬でジャングロと差のない2着なら、この馬の方が強い内容だった。
前々走のシンザン記念の時のように、早めに内から抜け出して、早め先頭で押し切るような競馬が出来ればおもしろい。
鞍上の横山典騎手と色んな作戦を考えているとの事なので、不気味な存在ではある。
確実に脚を使えるの馬なので、東京コースに変わるのはこの馬に向くだろう。
前走時よりさらに状態面は良くなっており、ここを目標にしっかり仕上げてきている。

☆ ソネットフレーズ
当初の予定ではクイーンCに出場予定だったが、右前脚不安で回避し、約半年の休み明け初戦が牡馬混合G1とさすがにハードルが高い気がするが、デイリー杯2歳Sでタイム差無しで、セリフォスを追い詰めたのは事実。
追い切り本数が少なく、クイーンCを使えなかった事からも脚元の不安は解消されていない可能性はあるが能力はすでに証明済。
この世代は牝馬と牡馬の力差がかなり大きく、牝馬というだけでも嫌いたいところだが、この馬だけは別だろう。
順調に行っていれば間違いなくこの世代の牝馬トップクラス。
脚元不安があり、あまりレースを使えないので、ここは全力で仕上げて来ていると思うし、この馬の能力を信じて馬券に絡める。

危険な人気馬
💣ダノンスコーピオン💣
世代トップクラスの能力を持ち、かなりのポテンシャルを秘めているのは間違いない。
ただこの馬はやはり状態面が鍵になる。
共同通信杯は仕上がり6割程度の7着惨敗。
前走のアーリントンCは最後に差し切って勝ちはしたが、仕上がりはギリギリとの事。
今回の仕上がりは「共同通信杯の頃と比べると雲泥の差」とコメントがあったが、万全の状態とまでは言っていない。
主戦を務める川田騎手も「時間が必要なタイプ」とはっきり言っているように、まだ奥がありそあで、個人的には今回ではなく、今後に期待。
前走アーリントンC組の成績は1-0-3-18
勝率、連対率共に4.3%
NHKマイルCのトライアルとなった、2018年以降で見ると17頭が出走し0-0-3-14
アーリントンC勝ち馬の成績は0-0-0-4
やはり中2週のローテーションはキツいのだろう。
朝日杯FSや前走のアーリントンCを見る感じ、長く良い脚を使うというよりは、一瞬のキレ味勝負の馬だろう。
共同通信杯の走りを見ても、個人的には左回り、右回り以前に、阪神専用機の可能性があるとみている。
好走率の高い8枠に入ったが、大外枠は0-1-1-9と勝馬は出ていない。
共同通信杯でも8枠の大外11番に入り大敗。
枠順と川田騎手の乗り方を考えると、外目から運びそうだし、今回のメンバー相手に外をぶん回して勝ち切れるほど甘くはない。
上位人気馬で1番不安要素が多いので、今回はこの馬を危険な人気馬として推奨する。

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