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少女屋新装開店のお知らせ〜美と生活のすゝめ

 心療内科から帰って即布団を被り世界から遮断された状態で今この文章を書いています。鼓膜に詰め込んだ最大音量のiTunesはメンデルスゾーンの無言歌集です。
 お久しぶりの方はお久しぶりです、初めましての方は初めまして。少女屋というものです。
 
 僭越ながら自己紹介をさせていただきますと、学歴は高専卒うち一年ほど鬱病で留年、職歴はラップランドもびっくりのロマンチシズムに満ちた純白、所持資格は精神障害者手帳二級、最近の悩みは自宅にバカスカ届くエグい色をした催促状と債権譲渡通知書、性格は躁鬱ADHDボダ気質というメンヘラの具だくさんサラダ、そんなわたしの取り柄といえば文章を書くことぐらいだったのですが、最近○○○○○○○(注釈:合法行為です)のしすぎて脳味噌がとうとうイカれたのか、それとも純粋に脳味噌がメーカー保証期間を過ぎたのか、長めの文章に伏線や技巧を散りばめて構成するといったことが出来なくなっている自分に気が付きました。八万字もの一次創作の作品を世に出そうとしてはこんな文字数の小説本を何処も印刷してはくれず、さりとて物質として、一冊の本として己の文章を遺したかった自分としては途方に暮れ、グルーガンを買い求め半泣きで数十冊手製本したことがある自分にとってこれはかなりのショックでした。皆様は八万字も書かないほうが身のためだと思います。
 
 八万字の本↓
 https://syojoshop.booth.pm/items/2272568
 なんか製本するのダルいので在庫0にしてありますがもし八万字を読みたいという奇特な方がいらしたら在庫入れます。
 
 
 まぁそれはそれとして、己の唯一のアイデンティティを喪っていたことに気付くというのはかなりのショックでした。
 
 そこで「短めのエッセイを緩やかに書いていくことで美意識と執筆活動のリハビリテーションをしよう」と思い筆をとっています。心機一転です。心機一転ついでに過去のnoteは殆ど消そうと思っています。それか素知らぬ顔して消したのち今のご時世に合わせた改変だけちょこちょこっとして再投稿するかもしれません。嘲笑え……己の卑劣さを……浅ましさを……。

「美と生活」そんなものを書いていきたいなぁと思っています。せっかく書くのですから、後々の自分が読み返して少しでも役に立つもののほうがいいです。
 生活、しなきゃいけないらしいです。面倒臭いですね。面倒臭いだけならまだいいんですけど、いやよくはないんですけど、幸せになりたいんですけど、楽して生きていたいんですけど、まぁ生活するのって厭ですね。少なくともわたしは週七日のペースで「このままの人生が続くのなら今すぐ死んでしまいたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と毛布で声を押し殺しながら叫んでいます。それはそれで行き過ぎな気もしますが。
 
 今精神が不安定で文章が書けなくなってしまっている理由は支えてくれる人間がいないこと、そして大量の催促状や金銭の無さによる焦燥感が主としてあるのですが、前者はともかく(そもそも依存的気質は他害の可能性すら存在する立派な病気なので……)後者がどうにかなってある程度精神が安定してきたら、エッセイ以外にも短い小説を編んで、そうしていずれはまたKの肖像並の、いやそれ以上の大作や、「綺麗なハンカチを沢山持つということ」のようなクオリティのエッセイを定期的に発信、永遠に希ってきたとある少女、そういうものを書きたい、作り続けて生きたい。美しいものを作って、生きていたいんだよ、わたしは。だからどうかわたしが本当に諦念に負けて死ぬときまで見ていてください。お願いします。必ず、必ず、美しいものを、作るので。
 
 過去エッセイ「綺麗なハンカチを沢山持つということ」↓
 https://syojoshop.hatenablog.com/entry/2018/09/23/060000
 
 
 「真夜中にトップコートを塗り重ねる贅沢」「偽物の花を日の当たる窓際に飾り立てる」「部屋というあなたのお城」
 
 
 こんな題名にときめきを覚えてくださる貴方はどうぞまた、この店にいらしてください。
 本日は準備中ゆえ、とりとめのない文章で申し訳ございません。
 またの貴方の御来店を、心よりお待ちしております。

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