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経験上最も緊張したタンザニア-ザンビア国境 前編

アフリカでの移動は大変である。「激キツタンザニア移動」という記事でも書いたが、何時間もバスの中で待機してようやく出発ということもざらである。何より満員で走らせた方がいいという乗せる側の都合が最優先されるわけだ。下のリンクから読んでいただけるありがたいが、それがどのアフリカの国でも当たり前のことだと思い込んでいた。






ルワンダを出てウガンダを経てタンザニアのスンバワンガというザンビアに近い町に着いた。バスターミナルに隣接する安宿に宿泊することを決めて、寝ることにした。管理人さんのご厚意で、炭火で熱したと思われるお湯をシャワーとして使わせてもらえることになった。もちろんノズルから出てくるわけではないが大量に用意してくれたのでバケツいっぱいに汲んで久々にお湯を浴びた。炭の匂いがするお湯を浴びるなど日本ではクレームが来る事態だが、私としては喜びしかなかった。スンバワンガの夜は異常に寒い。

冷静に考えて、炭は汚れを落とす効果があると聞く。そのことを考慮すると炭の匂いがする水を浴びるとは、そこらの水より衛生的なのではないかと考えていた。本気で。









翌朝、スンバワンガからザンビアとの国境の村カセシャ(Kasesya)に向かった。カズシヤと呼ぶのかもしれないが、カセシャで通じていたと思う。

道中は、陽気に話しかけてくるおっちゃんが英語通じなさ過ぎて、なのにスワヒリでひたすら俺にベラベラ話しかけてくるのでイライラしながら過ごした。

「I don't know Swahili.」

「Ohhh!! Swahili Swahili!! ;o@;+**?!!;:\\¥s/;+*+]:a%*$#">.:*\&)\|¥」

私のスワヒリという言葉だけに反応してひたすら話しかけてきた。2時間ほど。しんどい









一般的にタンザニアからザンビアに陸路国境越えをしようとするとトゥンドゥマという町がメジャーである。だからその町で国境越えしている人のブログは読むことができるが、私が行こうとしている国境は全くと言っていいほど情報が出てこない。そして、到着してその村の規模感に驚かされる。

人はいるものの典型的なアフリカのド田舎で、本当にこの先に出国審査をするところがあるのか、そしてザンビアのビザは発給されるのかというような場所である。しかし、それに関しては特に問題なく済んだ。一人ずつ出入国審査をする人間が在中しているようだ。

ザンビアに無事入国できたわけだが、両替をしないといけないと思い、闇両替商を探す。国境で両替をするのはぼったくられるからおすすめはできないが、そのときはザンビアクワチャを持っていなかったので10ドル分だけ両替した。


しかし、まぁそこまではうまいこといっていた。確かにここはド田舎で村人は平気で国境を越えているような状態であるが、一応ビザももらい、正式にザンビアに入国することができた。よかったよかった。









で終わりたかった。次にやることは国境の村カセシャからムバラという比較的大きな町に移動して寝ることである。とりあえず、バスを探さないといけない。2台のミニバンが停まっている。一台には3人の人が乗っている。もう一台には誰も乗っていない。そして、数台のバイクタクシーもいる。




この状況下であなたならどのような行動をとるだろうか。3人乗っているバスにとりあえず乗り込むだろうか。それとも金はかかるがバイクタクシーを選ぶだろうか。はたまた誰も乗っていないもう一台のミニバンを選び出発を待つだろうか。地図上では25キロ以上離れているのがわかる。

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