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アフリカの歴史の意味②

本当の歴史を取り返す。

それがアフリカ史研究の課題だし目的である。







この考えに触れて以降、アフリカ史や歴史学全体に対する考え方が変わったといっていい。




歴史を勉強するのは過去の事柄から現代にも役立つ何かを学ぶこと。




そんな風にしか考えてこなかったが、自らの先祖がその土地でどんな生活していたのか、そして、自分とはどんなアイデンティティがあるのかを知ることが歴史を学ぶ意味でもあるのだとアフリカ史を学んで思った。






ご存知の通り、アフリカは奴隷貿易や植民地支配、そして現在も発展途上国というレッテルを貼られていることからも暗いイメージと結びつきやすい大陸である。






そして、高校生が習う世界史を見てみても人類誕生の地であるということから一気に植民地化や奴隷貿易まで時代が飛ぶのだ。アフリカの記述は極端に少ない。




無論、人類誕生から植民地化されるまで石器時代さながらの生活を続けていたわけではない。




世界史という分野からアフリカが抜け落ちているのは西欧由来の二つの考え方が大きく影響している。事実からかけ離れた、歪んだものである。「神話」と呼んでもいいかもしれない。


一つ目からみていく。



つづく





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