イラスト界隈での生成AI問題についてAIが語って炎上する記事

偉大なる炎上者、錯乱棒&gxを見習ってぼんもメジャーな炎上記事を書きます。
彼らとは違いぼんは職が無くても生きていけるので、多少ならネットで炎上しても大丈夫です。

この記事は生成AIがどういったものなのかふわふわっと認識してる人へ向けた記事です。

執筆中にイーロンがAI問題でPvPしろ(ガバガバ意訳)と言っていたので流行りに乗る形になれました。

生成AIと人間の差とは?

人間と生成AIは違う存在なのか

ぼんの結論から言うと、これはNOです。同じ存在です。

まず、生成AIの出力プロセスを凄く簡単に見てみましょう。

  1. AIがイラストからデータを収集、要素をタグ付けにより言語化(細かくは割愛)

  2. 人間がタグを注文する

  3. タグの要素を持ち、注文外はいい感じに補完したイラストが生成される

これ、何かに似ていると思いませんか?
そうです。人が人にイラスト依頼をするプロセスとそっくりなのです。
2と3は言わずもがな。1に関しては、諸説あると思いますが、この諸説を語るとAIアンチの方々が僕を燃やしに来てしまいます。
ですがこれは炎上記事なので詳しく書きます!

人間による、手書きの為の『イラストデータの無断学習』

まず大前提として、基本的に絵描きは目と、脳の視覚情報を処理する部分が鍛えられてないと描けません。
これは「途中経過が見れないと描けない」というのもありますが、「外部からのインプットが無いと、何を描いているのか分からない」という理由があります。

絵描きが自分なりの萌え(死語)絵柄で、自分好みのツインテールの美少女を描いているとしましょう。
その絵柄が『萌え』であること、その美少女が『ツインテール』であること、『ツインテールの美少女』が自分好みであること、これらはどうやって知り得た情報なのでしょうか?
それは、絵描きの人生の中で何気なくインプットした無断学習データです。
これを良い言い方に直すと「その人の感性」となります。

では、生成AIという機械風情に感性はあるのか?答えは恐らくYESでしょう。
AIとはいってもスタンドアローンの知能を持っている訳ではなく、現状では人間の言いなりです。
ですが、偏った学習により1つの用途に特化した生成AIというものは存在します。
これは洗脳により教育された一種の感性と言えるのではないでしょうか。
「人間の言いなりで特定の絵を描かされるAI」
「流行の言いなりで特定の絵を描かされる人間」
これらは同じ、感性の偏りを持った人間だとぼんは考えます。

つまり生成AI絵は人間の生成した絵と同ジャンルなのか?

これは違います。
この記事を見ているキモオタクの中でも反AIに属する人、あなたが好むイラストは、恐らくデジタル環境で人の手によって生成された物でしょう。
では、あなたは人の手によって生成されたからとアナログの絵を愛することは出来ますか?
デジタル環境で生成されたからといって生成AIのイラストを好むことは出来ますか?
ドット絵で抜けますか?3Dモデリングは?コイカツは別腹?

そういうことです。
あらゆる視覚的芸術を羅列していった時、どこかで抜けなくなるラインがあるはずです。人によっては春画とかまで戻らないといけない雑食さんもいるかもだけど。
ツールが違うだけで、全く別のジャンルと見えますよね。
反AIがAIを認識しやすいのもこれが理由で、中国系の変にクソキレイな絵柄が凄く目立つからです。この絵柄が嫌いだから反AIって人、結構いるんじゃないですか?ぼんと握手。
逆に、絵描きが本気を出して自らを完全にAI化に成功した時、その絵描きを主食としていたキモオタクは事実を言われるまでそれをAIイラストとして見る事は出来ません。
それは、本人によるデジタル環境のイラストの味そのものなのですから。
俺たちはGACKTではない。

生成AIによる、データの取り扱い

データの無断学習は悪として裁くべきか?

これは部分的にはNOです。
データの無断学習は悪ではなく、裁かれるべきではありません。
ただし、特定ツールや手法、人物等を迫害する目的等での学習禁止や制限に関しては、明言されている物に関しては対象がAIだろうと人間だろうと守る必要があります。
トレパクだろうとi2iだろうと二次創作だろうと、イラスト自体は基本的にその人の著作物なのでイラスト自体の取り扱いの主導権は生成者にあります。
ただし、ルールの範囲内で無断学習してイラストを生成しても、学習させてもらった事を公言するのは基本的に好ましくありません。

著作権が~とかいろいろ理由はあるのですが、一番の理由としては『モラル』です。
皆さんは絵描きの界隈で『トレパク』という文化がとてつもない悪行なのはご存じでしょうか?
これはつまり、特定のイラストを徹底的に読み込んでほぼ同じイラストを生成する行為の事を指します。
このトレパク、実は著作権関連では抜け道があったりしてそこまで大悪行って訳ではないのですが、タブーとされています。モラルの問題です。
苦労して生成したイラストを、他人が生成しなおして「俺の絵!」とか言い始めたらキモすぎますよね?

トレパクとリスペクトの違い

これ凄く疑問に思います。
クリエイターやアーティストを名乗る人にとって、トレパクや盗作ってどこからどこまでが範囲なんですか?
「まともな思考出来るならわかるだろw」とか言われそうですが、明確な線引きを見たことがありません。
明確な線引きも無くトレパクだAIだと他者を批判してるならそっちのほうがまともではありません。先にアップロードした奴がいくらでも難癖つけられるこの世の終わりです。

例えば、線画をそのままなぞり色をつけたもの。これはトレパクです。言葉通りトレースしているので。
AIによってi2iで線画修正と色をつけたもの。これもトレパクです。意図的に元の絵に似せているので。
キャラクターや背景等を差し替えたものはトレパクでしょうか。
これはよく聞くのは、線の配置が似た範囲であればトレパクというものです。

では、更に範囲を広げてみましょう。
その人が特徴的な目の描き方をしており、それと同じ描き方をした全く別構図の絵を生成する人が後から現れました。
これはトレパクでしょうか?リスペクトでしょうか?広域学習の生成結果なのでしょうか?
これをトレパクだという人は居ないと思います。
何故かというと、明らかに参考にした絵ではあるものの、それを決定づける証拠がないからです。
つまり、リスペクトなのか広域学習なのかも明言されない限り分かりません。
これ、『人間』というAIツールを使った無断学習でしかないんですけどね。

では、これが実はAIによるものだとしたら?
AIは、学習した内容がAI自体に残るので証拠となりえます。
AIが「このイラストを参考にしました」と言ってしまえばそれは一種の盗作でしょう。
i2iでは無いとしても、出力用の学習内容を寄せているなら「手本を横に置いた人間」と同じ結果が出力されるので盗作であるという主張は成り立ちます。
かといって、これは「AIでないのなら盗作ではない」という理論ではありません。
手書きで同じことをしている人でも、元絵を凄く読み込んで自分の手法として学習している可能性はあるんです。
これ、バレてしまえば盗作ですよ。でもバレないんです。言わないから。
何も学習せずその絵にたどり着いた?冗談も休み休み言えよ巨匠気取り。

ここまででぼんの導き出した結論としては
「人間とAIの差は盗作の証拠の有無であり、本質的には同じもの」
ということになりました。

なぜ人とAIが争っているのか?

AIが滅びることによって得する人間

これ、趣味で絵を描いてる人なら得する人居ないと思うんですよね。
だって同じ界隈の絵描いてる人居たらうれしいでしょ。ファンアート貰ったら嬉しいでしょ。
母数が増えたら地雷も増えるから繊細な人は怒るかもw

じゃあ得する人は?ってのは『利益を主目的としてイラストを生成する人』だと思います。
金貰ってる人や、コミュニケーションツールとして使う人、自己顕示欲の発散、利益と言ってもいろいろありますが。
こういう人は、AIに限らず競合のイラスト生成者は全員消えた方が得をします。
自らに希少性が生まれるからです。
ではなぜAIだけを敵視するのか。「AIという名前を大義名分として戦えるから」だと思います。戦っていい風潮に乗れるので。
他の生成者全員滅ぼせば理想の世界なんですけど、例えばアナログ絵描きが「クリスタ使ってる奴滅びろ!」なんてのはまぁ大義名分が無い以上表に出したらやべ~奴扱いですからね。
政治って大事ですよ。

人間が滅びることによって得するAI

これも居ません。普通は。
ですが、こちらの立場は得する人が2種類存在します。
片方は上記と同じく、利益のための生成者です。

もう片方は、『AIを武器として振り回す事が目的の人』です。
どういう意味かというと、得する得しないではなく、手軽な武器を使って競合者を叩きのめすこと自体が目的ということです。
理由はそれぞれあると思います。絵描きが嫌いだとか、何か過去に不快な体験をしたとか、身体が闘争を求めているとか。
生成AI初期に起きた問題は、だいたいこの層が発端になっています。
この手の人には理屈は通じません。無敵です。
AIという武器がガード手段がほぼ無く、名称も既存の物と明らかに違い、使用も割と簡単、さらに『AI使用不可というお札を貼って自己満足して悦に浸れる』というメリットも生み出してるので悪者としては本当に理想的な形だと思います。

今誰が戦っており、どうなればいいのか

今はイラスト生成に関わるもの大多数がAIに関して何かしらの意見を持っています。
手動生成者、絵描きと呼ばれる人種は恐らくあまりAIにいい印象を持っていないのではないでしょうか。
ではなぜそのようなことになったのか?

これはぼんの予想と持論なのですが、『無敵の人の登場により、正義の大義名分を得た同人ゴロがライバルを消すための政治を始めた』というのがぼんの考えです。
だって、普通に使ってる分には害なんてないんですよ。
それでもAIに良い印象を持てないのってやはり最初のi2i騒動が原因ですよね。
でも、何故それで悪者ではなくAI自体を目の敵にするようになったのか、それは競合を少しでも消したいからだとしか思えません。
知名度のあるビジネス絵描きが風潮を広めてそれが浸透した・・・と考えたら結構納得できませんか?

恐らく、互いにジオンのように代替わりを繰り返し、永遠に戦いが続くと思います。
相手が絶滅したら戦いは終わりです。次に叩き潰される絵描きが見つかるまで。

ぼんの結論

戦え!


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