積み重ねること

※今回の記事は戦術的な話はなにもなく、ただの自分語りの回になります。

先日、天鳳の鳳南での対局数が5000に到達しました。
調べてみたところ、天鳳の600万IDを越えるアカウントの中で、鳳南で5000半荘以上打った人は162人で、ようやく自分もそこに仲間入りすることができました。

今つかっている「しょぼんn」というアカウントは、
大学時代の麻雀覚えて少し経ったくらいの頃に作ったアカウントです。
それを今でもずっと使用しています。

初めて鳳凰卓に到達したのが、2012年の7月だったので、だいたい10年前。
そう考えると10年って本当にあっという間ですね。
飽きもせずに毎日毎日麻雀打ってたら10年経ってました。
10年といっても10年間ずっとコンスタントに打ち続けていたわけではなく、1年ほぼ打たないみたいな時期もありました。
雀荘勤務をしていたときは、だいぶ打数が減ってしまいました。
労働時間も長いですし、1日麻雀打ってくたくたになって帰宅してから天鳳を打つってのはなかなかしんどくて、打とうと思っても高確率で寝落ちしてました。今は環境が変わって少しずつ天鳳を打つ時間も取れるようになりました。

ちなみに、5000戦を打った安定段位はこちら。

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正直、お世辞にも強いとは言えない数字だと思います。
十段タッチすらも出来ていません。
そこらへんにいる、平々凡々のただの鳳凰民の一人という感じですね。
さすがに5000半荘も打てば、「本当は強いけど、下振れを引いているだけ」
なんていうことはないでしょう。これくらいの打数を打っていれば収束して、まぁだいたいこんなもんだね、という数字に落ち着ていることかと思います。

5000半荘というと、1半荘30分で計算して150,000分。
時間換算すると2500時間。

2500時間もの時間をかけて、自分がただの何者でもない平凡なプレイヤーであることを証明してしまいました。

もちろん、出来れば自分もそんなことは信じたくない。
対局している時間は2500時間と書きましたが、実際は牌譜を見ている時間やNAGAの解析結果を見ている時間などもあります。
(ラスを引いて屍になっている時間もあります)
競技麻雀の勉強をしている時間も含めれば、それよりも遥かにたくさんの時間を使っています。

こんな自分にもしょぼいながらもプライドってもんがありますから、少しでも自分にとって都合が良い数字はないものかと、探したりもしました。

鳳凰卓に入ったばかりの頃は、まだまだ麻雀へたくそだったし、
プロになってからの数字ならそこそこ良いんじゃない?と思い、プロになった2017年4月からの対局数⇒2300半荘を計算するとこちら。

画像3

通算と比べれば多少は良いものの、安定8段にすら届きません。

むむむ。
それならば、麻雀プロになってから、色々勉強したし、直近1000戦ならもっと良い数字だろう・・・・!!
直近1000半荘の成績はこちら。

画像4

むしろ悪くなっている・・・だと・・・!?

正直、
・鳳凰卓に入ったばかりの頃
・プロになった頃
・今現在
で比べれば、自信を持って今が一番麻雀が強いと思っています。
(今もたいしたことねーだろ、というツッコミはご遠慮ください)

もう少し正確に表現すると、
「この10年間の中で、今が一番知識や引き出しは多い」ですかね。
(その知識や引き出しが逆効果になっている可能性がゼロではないので)

例えば長距離走のように、タイムという目に見える形で自分の成長を実感できるものであればよいのです。1年前の自分より、10年前の自分より、これだけ早く走れるようになったぞ!と胸を張って主張が出来ます。タイムが伸び悩んできたら、自分の練習方法を見直すことも出来るでしょう。

しかし、運の要素も大きい麻雀において、自分が勉強していることが成長に繋がっているのかどうかというのが分からないんですよね。
なかなか思うような成績が出ないとき、ただの下振れなのか、自分の気付かぬ間にバランスが崩れてるのかの判断もつかない。
そもそも自分は正しく努力できていて、成長しているのかさえも分からない。仮に成長していたとしても、それが正しく成績に反映される保証もない。到達段位や、数百戦程度の安定段位などは、ただの確変と思われて終わりでしょう。自身の実力が適切に成績に表れて、周囲を認めさせるまでには何千という半荘数をこなさなければならない。
そんな果てしないゲームってなかなかないですよね。

それでも・・・。

それでも強くなりたいなら、結果を出したいならやるしかない。

この5000半荘で築き上げた鳳南安定7.68段という実績は、決して誰かに自慢できるようなものではないですが、この「5000半荘を打った」ということだけは唯一誇れることかな、と思います。

麻雀には上振れがありますが、打数に上振れは起きないからです。

どんなときでも1半荘は、1半荘。

打った1半荘が、何かの拍子に100半荘になることはないんですよね。

打てども打てどもポイントが増えなくても、下振れを引いて6段に降段しても、コツコツ貯めたポイントが連ラスで一瞬にして吹き飛んでも。
飽きもせずに時間を見つけて1半荘ずつ積み上げることでしか到達できない大台に到達できたということ。
そのことだけは自分で自分を褒めてあげたいです。

「積み重ねること」の大切さは、麻雀に限らず他のことでもそうでしょう。
筋トレやランニング、受験勉強やこのnoteの記事も。
自分が行動をおこさない限り積みあがっていくことはありません。
突然結果が出ることもありません。
ただ、淡々と、来る日も来る日も継続するのみ。
まさに、継続は力なり。

とまぁ、色々と書きましたが、私も男の子なんで打数をこなしただけで満足するわけにはいきません。だって結果を出すために積み上げてるんだもん。
これからも、まだ到達したことのない十段、その先の天鳳位という頂を目指してこれからも天鳳を打ち続けます。
天鳳の負けはラスを引いたときでも降段したときでもなく、天鳳を打つことをやめてしまったときなのです。

わたくしは、天鳳を、、、



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というわけで、殴り書きのまとまりのない文章になってしまいましたが、最後に自分の好きな名言をいくつか紹介して締めようと思います。

イチロー
「小さいことを積み重ねるのが、
 とんでもないところへ行くただひとつの道」

羽生善治
「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないというところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私はそれこそが才能だと思っている。」

梅原大吾
配信中のお話が1分くらいの切り抜き動画になってるので
是非ご覧ください。これも上2つと同様に、積み重ねることの大切さを語ってくださっています。
https://twitter.com/nana_hime7/status/1304072966217424897?s=29&t=bcfxoIgcgOK9Oc0_Qf-Plw

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