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マイルス・デイヴィス ジャズの名盤

So What


センセーショナル
今から50年以上も前に演奏された楽曲とは思えないほど斬新で、ジャズの世界でも革命を起こしたと言われています。当時レコードを買ってきて、初めて針を下した瞬間の衝撃はいかほどだったものかと、想像しながら何度も聴いており、今もなおイントロからゾクゾクとする作品です。登場するミュージシャンも一流ぞろいで、無駄のない洗練された演奏が実現するのも、マイルスデイビスの凄さだとつくづく感じます。楽器の扱いも素晴らしく、超一流の名演。

Time After Time 

ムードが最高
CDショップでクラシックの隣のジャズコーナーに立ち寄る初心者のジャズファン。ショップ内で流れてきたトランペットの余りの美しさに「誰が吹いてるの?」と確認しに行ったことがあります。彼の持つ雰囲気はすべての楽曲において独特のものがありますが、Time After Timeのムードが一番好き。切なく、枯れそうな音色こそ、ジャズの真骨頂。ジャズって夜が似合うと思うんですが、そのムードを感じられる素晴らしい曲&アーティスト。

Round Midnigh

マイルスの傑作のひとつ
マイルス・デイビスには数々の名演、名作がありますが、私はやはりこの名曲を選びました。誰もが知る曲で、カバーも多数存在します。マイルスの泣きまくるトランペットがたまりません。これも夜に一人でウイスキーでも飲みながら聞きたいです。

All Blues

タイトルの通りブルースをモードの手法でやった曲でしょう。

ただ本文に書きますが、この曲のキモはベースにあると思われます。

その後、マイルスゆかりのプレイヤーを始め、そうではないプレイヤー達にも演奏されるジャズ・スタンダードとなりました。

印象的なイントロ(ベースで弾かれることもピアノで弾かれることもある)が耳に残る曲です。

Blue In Green

トランペッターのマイルス・デイヴィスとピアニストのビル・エヴァンスによって作曲された楽曲(両者による作曲か一方による作曲かには諸説あり)。デイヴィスの1959年のアルバム『カインド・オブ・ブルー』が初出である。ビル・エヴァンスが同年に発表した『ポートレイト・イン・ジャズ』にも収録されている他、特に80年代以降多くの奏者により取り上げられており、ジャズ・スタンダードとして定着している。

まとめ

1926年生まれのジャズ史上最大のイノベーター、マイルス・デイヴィスは「ジャズの帝王」と呼ばれるトランぺッターです。彼無しではビバップ以降のジャズの発展はもっとゆっくりだったと言われています。
モダンジャズの発達に貢献した偉大なジャズプレイヤーの一人ですが、ジャズファンの中ではその評価が二極化します。約50年の音楽活動の中で、マイルス・デイヴィスのプレイスタイルが「変化し続けた」ためです。後述しますが音楽性の変化が「激し過ぎた」ジャズプレイヤーの一人と言えます。時代に応じて、時には自分が「良い」と感じたジャズを追い求めた人物です。
いや〜常に変化を求め時代を追う活力はすごいです〜。


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