積もる恨みと積み重ねる何かと②〜差し伸べられた手を撥ね付けたり〜

 歪んだ正義感のパワーとは凄いもので、吐く言葉全てが被害者意識から来る対象への呪詛である。
 朝起きた時に親に呪詛、心配している友人に呪詛、追い出されたサークルの関係者で数少ない手を差し伸べてくれた人にも呪詛、バイト先でも呪詛、挙げ句の果てにはちょっと知り合った人にも呪詛。
 だから今のおフェミさんの気持ちはちょっとわかる。上手くいかない自分を不遇な正義のヒーローみたいにみているのである。
 そしてその醜さもよくわかる。呪詛を吐きまくってる姿に誰が惹かれるものか。側から見ればクリーチャーそのものだったであろう。
 仕事も見つからず、貧すれば鈍するである。
 同時に就職活動で出会った女の子が女神みたいな子で、自分みたいなピザでも相手してくれるような人だったのだが、その人にすら呪詛を吐いていたのである。今から見たら何たる絶望的な行為であろうか。
 そんな奴と知人として付き合うということ自体がリスクであり、不快そのものなので、ある人はフェードアウトし、ある人はブチ切れて縁切りを宣言して自分の前から消えていった。
 こうして自分は色々なところで信用を失い、アンタッチャブルな存在となっていったのである。

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