作曲 taulin
作画 すず
作詞 シンスケサイザー
歳末 行き交う
人々 に紛れ
清らかなる 和声は
微かに 遠くで
聴こえている讃美歌さ
誰もが 思うは
出来れば 幼い
天使みたい 笑顔に
一切れ のパンを
分かち合える福音を
幾度となく 愛を注ぎ
注がれてる 筈なのに
嗚呼 この世から
泣いている子供
が消える
事は無いから
十字架は
徒爾に
誰かが 悪いとか
そうではなく私達が
築いてきた
積み上げた世界
歳末 寺院で
感謝の 手合わせ
過ぎ去る日の 吉事を
倹しい 我欲を
垢まみれの清浄を
誰もが 願うは
出来れば 和顔の
童子みたい 子供に
させない 思いは
飯降山の二の舞は
閉ざされた所だけ
恵まれない 子がいるの?
嗚呼 顕世から
泣いている子供
が消える
事は無いから
除夜の鐘
無益
大雪 降りしきる
飢えて子供が泣いている
知られずに
年は暮れてく
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