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卒業まであと1ヶ月の今、感じること

冬の寒さが去りつつある2月末。人生の夏休みと言われる大学生活も1ヶ月を残すのみとなった今、大学生活とは何なのかについて考えさせられる機会が多くあるように感じる。残り少しだから後悔のないようにと、暇さえあれば友人と遊び、大学生活を謳歌している今だからこその感情を、ここに残したいと思う。

大学での一番の友人Yと大学生活の意義について、ここ最近、白熱した議論をしている。その中で一番最初に挙がるのが、「いろんな人に出会って、自分の視野を広げることができたこと」である。高校生まで田舎の狭いコミュニティの中で生活してきた。良くも悪くも同じような価値観を持った人との生活の中で、ぬくぬくと成長してきたのである。しかし大学に入り、全国各地から、様々なバックグラウンドを持つ人たちと出会い、交流を重ねる中で、自分の知らなかった世界や考え方に衝撃を受けることが何度もあった。大学4年間の中で、わたしの考え方はだいぶ寛容になったし、視野の幅は何倍も広くなったと感じる。

大学に進学するかどうかは、正直家庭の経済状況や考え方もあり、全員ができるものでは無い。しかし、もしそのチャンスがあるのならば、わたしは全員に大学進学をして欲しいと思う。欲を言えば、地元を離れて。地元から離れずに社会に出るまで生活していれば、「井の中の蛙大海を知らず」の状態に陥るだろう。だからこそ、いずれ地元で働く意思があるにしても、私は一度、多くの人に外の世界を知って衝撃を受ける経験をしてもらいたい。

最後に、友人Yとこの話をする時必ず至る結論が、「財産」という言葉である。大学生活の中で、入学前には想像できないほど多くの友人と出会った。体育会部活でレギュラーを張っていた友人、世界でダンスを極めた友人、行動力がすごい友人など、 私の周りには尊敬できる素晴らしい友人がたくさんいる。そして自慢になってしまうが、わたしは在籍している大学の中で一番人間関係に恵まれ、充実した生活を送れた自信がある。この4年間で出会った人々とその経験が私にとっての「財産」であり、これからもこの縁を大切にしていきたい。

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