あざらしのゴアトランス名盤紹介
こんにちは。もこもこあざらしです。
以前あざらしのTwitterで、「#あざらしのゴア名盤紹介」と銘打ったCD紹介を書いていました。
このまま埋もれさせてしまうのもなんだかなと思ったので、今回こちらで再掲しようと思います。
各表題は、【アーティスト名 / アルバム名】となっています。
【Hallucinogen / Twisted】
1枚目はこれしかない。
サイモンポスフォードの究極にして、恐らく世界一有名なゴアトランスの名盤。
驚くなかれ、このCDは1995年に発売している。今聴いても古さを全く感じない。
LSDは一度は聴いておくべき。
【Hallucinogen / The Lone Deranger】
Hallucinogenは昨日のTwistedとこれしかアルバムを出していない(はず)。
こっちのほうが激しい音が多い。Trancespotterが有名。
ちなみにHallucinogenは「ハルーシノジェン」と発音するらしい。
【Electric Universe / One Love】
今ではサイケのアンセムの中心となっているElectric Universe、その1stアルバム。
なんと発売は1995年!今が2020年だから、なんとこの人25年もサイケ作ってるんだね!鉄人だ!
この頃は完全なゴア。
【Electric Universe / Stardiver】
Electric Universeの2ndアルバム。この頃から、今のアンセム曲のエッセンスが感じられる。
ゴア→フルオン→ミドルと来てもずっと彼の音とわかる特徴を出し続けるのはすごい。
Radio S.P.A.C.Eが名曲。
【Electric Universe / Cosmic Experience】
2004年、Electric Universeが完全にフルオンに転向したときのアルバムにして、彼の音の完成形。
1曲目のThe Prayerは彼の代表曲だが、ギターを使ったGaijinRockerが神曲だと思う。
【Shpongle / Are You Shpongled?】
サイケは速いものばかりではない。
HallucinogenとRaja Ramの2人組ユニットのアルバム。
Divine Moments of Truthは必聴。この曲によって一部で有名な「Flashback」というサイケな動画が生まれた。
【Shpongle / Tales of the Inexpressible】
あざらし的にShpongleの最高傑作。Around the World In a Tea Dazeは頼むから聴いてくれ。
シュポングルの名の由来は、ライブ中にRaja Ramが感極まってI'm Shpongled!と叫んだことから。
【The Muses Rapt / Spiritual Healing】
モーニング系の走りとも言われる美しい音が特長。
このミューゼスラプトという人は一度ガンになり、そこから生還したというエピソードがあるため、このCDを聴くとガンが治ると言われたこともある。
【Doof / Let's Turn On】
Hallucinogenっぽくありつつも定形的なゴアの展開をする、教科書のような音。
めっちゃ音がギラギラしてる。
Let's Turn OnもいいがYouth of the Galaxyが一番好き。
2枚あるが2枚ともレアなTIP Records盤です。
【Astral Projection / Trust in Trance】
幽体離脱という意味の名前のアーティストで、最初にゴアを聴くならアストラルプロジェクション、とよく言われる。とても「あ!ゴアだ!」となるわかりやすい音。
KabarahとPeople Can Flyは有名。
【Astral Projection / Dancing Galaxy】
Trust In Tranceに比べ、だいぶ明るい曲が多い。そのため日本人にもスッと入りやすいと思う。
彼らを始めとしたイスラエルのゴアは、メロディアスなものが多い。
Liquid Sunはマジでアガる。
【Shakta / Silicon Trip】
あざらしは昔からこのShaktaというアーティストが超好きだった。わかりやすいうねった音色とまっすぐ攻めてくる感じがたまらない。
Lepton Headという曲は現在まで何回もRemixされている。Temporal Shiftも良い。
【Pleiadians / IFO ~Identified Flying Object~】
プレアデス星団(スバル)の宇宙人、という意味のユニットで、Etnicaという別名義もある。
名前の通りすごく宇宙を感じる音。あざらし的にはAsteropeという曲が好きなので聴いてほしい。
【Pleiadians / Family of Light】
前回のIFOよりもだいぶイメージが暗く、サイケ感が強くなる。ゴアのイメージを残しつつとてもスピーディー。Head Spinがおすすめ。
ちなみにPleiadiansのアルバムは一時期引くほどプレミアがついてた。
【Infected Mushroom / The Gathering】
インフェクテッドマッシュルームはフルオン時代は超有名だったが、この1stアルバムも当時から人気だった。
色んなことをするアーティストだが、この1stは淡々と心に迫る感じが好きな人におすすめ。
【Infected Mushroom / Classical Mushroom】
この2ndアルバムは1stと違い、メロディアスな曲が多い。モーツァルトのアイネクライネナハトムジークみたいに、展開がコロコロ変わるのが特徴。
Bust a Moveはマッシュで一番好き。今でも聴く。
【Ubar Tmar / Fusion】
変態な音を作らせたら世界一であろう、偉大な日本人ウバタマの1stアルバム。
正直、日本人が作る音が一番濃くて曲がってる気がする。
このアルバムで個人的に1位はElectric Voodoo Man。いい意味で頭おかしくなる。
【Ubar Tmar / 永劫回帰】
ウバタマの4thアルバム。ひらがなやカタカナで絵本のようにジャケットがデザインされている。
なんだろう、Ubar Tmarの音でありながら確かにわかりやすい曲にしようと努力した感じ。
ソーラン節のインパクト。
【Spiritual Trance Vol.2 mixed by Goa Gil】
ゴア黎明期から活動している「仙人」Goa GilのMixCD。
Goa Gilは今はダークサイケばかりやるが、これは当時の中心的ゴアをふんだんに使っている。
1曲目の破壊力!!最初からクライマックス!
【Forest of the Saints Mixed by Goa Gil】
これもGoa GilのMixCDだが、名盤だからなのか何度も再販されている。
ゴアトランスには間違いないのに、今のダークサイケ中心になっていく途中、といった感じでひたすら暗くじめじめした音。
【California Sunshine / Trance(?)】
キックが弱いモーニングサウンドのカリフォルニアサンシャイン。デビューアルバムには今でもRemixされるSummer 89やAlalaが収録されている。
タイトルが定かじゃない。TranceなのかMiko&Har-Elなのか?
【California Sunshine / Imperia】
昨日に引き続きこれは2ndアルバム。
音は1stと同じようなキラキラサウンド。
音はいいのに…ジャケットがダサいのも特徴。
イスラエルのゴアの名盤はジャケットがダサい!と特集されたサイトが存在する。
【VA / The Independence Trance Revival】
とてもゴアトランスのジャケットには見えないし、やっぱりダサいのだが、このCDにしか収録されていないゴアトランスがあざらしに刺さりまくってやばい。
特に2曲目のNice Toyは絶対に聴いてくれ!
【Lumunus / Journey Into Your Dream】
某サイトで紹介されている「イスラエリ・ダサジャケの法則」大賞のCD。
曲はちっともダサくない。特に1曲目は初心者にもノれる名曲。
なのにこのCD買った時、当時の彼女に見せたらドン引きされた。
【X-Dream / Radio】
ゴアトランスがサイケデリックトランスに変わったと言われる、節目としての名盤。
それまでの有機的だった音に比べ、だいぶ無機質でテッキーな音になった。
テクノ好きにもおすすめ。FreakとElectromagneticを聴こう。
【X-Dream / We Create Our Own Happiness】
全体的に霞みがかった音のイメージ。聴き方によってはノレもするし、寝るときに聴けばスムーズに寝れるかもしれない。ジャケットは開けるとホラー。
Elevenがすごくシュワシュワして心地良い。
【VA / Buddha Power】
今はなきサイケ音源専門店、クイントリックスのスタッフが選曲に関わったダークサイケ。シャカリキを直訳するセンスは尊敬する。
今で言うフォレストな感じを先取りした、聴きやすいダークサイケ。1曲目を聴いて!
【VA / Looney Tunes】
版権的にヤバそうな見た目だが、中身は当時日本で発足したパーティー Brain Bustersのメンバーが選定しただけあって良質なダークサイケが揃っている。
さすがにヤバかったのか、入手方法が限定されていたかなりのレア盤。
【Cosmosis / Synergy】
コスモシスはもともとバンドをやっていたが、ゴアトランスを初めて聴いたときに衝撃を受けて自分の楽器を窓から投げ捨てた、というエピソードがあるらしい。
とにかく音の曲がり方がエグいのに聴いてて気持ちいい。
【Cosmosis / Intergalactic】
コスモシスの本領発揮といったアルバム。
イメージは、真っ暗闇の中に寂しく音が浮いている感じ。他にはない音で、ゴアと言っていいのかよくわからない。
The Spirit Worldは初めて聴いたとき衝撃だった。
【UX / Ultimate Experience】
アーティスト名はそのまま、究極経験という意味なのだろう。
このアーティストを手放しで名盤と評価しているサイトが存在している。
確かに、Dominionという曲は長いけど飽きずにずっと聴いていられる。
【Prana / Cyclone】
日本に初めてサイケを持ってきた男、Tsuyoshi Suzukiのユニット、プラーナの1stアルバム。
剛の世界観は当時からあまりブレておらず、今彼の選曲を聴いても原点はこのアルバムにあると感じられる。
【MFG / The Prophecy】
Astral Projectionと同じイスラエルのアーティストで、Message from Godの略でMFG。
音色はAstral Projectionに似ているが曲展開はもう少しうねうねしている。
Alternate Dimensionがとてもゴアゴアしていて好き。
【The Delta / Scizoeffective】
X-Dreamのメンバーの個人プロジェクト、The Deltaの1stアルバム。
X-Dreamだけあってテッキーで暗い音。
1曲目がpopというタイトルなのにちっともポップじゃないことで有名。
プラケースと紙ジャケがある。
【Johann Bley / Blow Your Mind】
ゴアトランス全盛期にレイヴイベントに行くと必ずかかっていたというアンセム曲「Stranded」が有名なアーティストだが、かかっていたのはThe DeltaのRemix。このアルバムにはStrandedの原曲が入っている。
【Talamasca / Zodiac】
フルオン時代に一世風靡したタラマスカ、なぜかこのアルバムはめっちゃプレミアがついている。12星座のタイトルがついた12曲、いずれも当時を象徴するようなフルオン。
ぼくはみずがめ座だが、AriesとCancerが好き。
【VA / Temple of Chaos】
フルオンが全盛期になった後、ゴアトランスらしい音を復活させようと、初期のゴアっぽい音を多用した「ネオゴア」というムーブメントが発生した。
このコンピはネオゴアの中でもかなり好みの音が揃っていて好き。
続きを書くかは未定
まとめてみて、こんな枚数書いたのかとびっくりしました。他にもCDは大量にあるのですが、他のものを書くかは未定です。
読んでいただいた方の琴線に触れる曲やアルバムがあれば幸いです。
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