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お前はいったいどこの誰?

運転免許が無い人の身分証明問題について

 ご存知?みんなご存知なのかもしれんが、10年有効パスポート今年になってから期限切れ無効になったあたしは知らなんだ。今頃気がついたのです。

 新しいデザインの日本国パスポート。いつのまにか北斎の富士山とかあしらわれてデザイン一新したヤツ(2020年2月からであるらしい)なんですが身分証明書として機能しないことがあるんですよ!
 何故よ?!今までほとんど万能でしたのに!

パスポートに住所記入欄がないから?

 理由として、住所記入欄がなくなったから、とか書いてあるんだけど、いや?今までだってその部分手書きだったのでは?元から住所は証明してなかったのでは?なんなら住所の証明のために他の書類も提出して、合わせ技での証明になってたはず。
 

 もとから現住所の証明にはならない。そりゃわかりますがね、しかし今回の拒否は、住所記載の他の書類を合わせて提出してもダメ拒否です!という悲しい取り扱いになった訳なんですよ、奥様。許せる?

 あたしは許せないね。なんならパスポート申請の時に、現住所はがっちり確認されてるし、これがハナから何にも使えないってあり得ないんじゃ無いの?と言いたい。(正確には使えないけど使えないことが明記されていない企業、あわせ技で使えるらしい企業が混在している現在です)

 ちなみに使えない経験をしたのは金融機関。銀行含まれます。そして証券会社です。

 顔写真がマターであるはずだが?

 何でもわからんことはGoogle先生に訊く“ググれカス!文化”に染まったあたくしは、遅ればせながらググってみました。

 手に入ったものは、もはや身分証としては受け付けない金融機関の情報と、それで困った体験談。
 あと、「もともと日本国民であることしか証明しない」「マイナンバーカードを何が何でも広めたい我が国の意向なのでは?」というご意見でありました。

 いや、本人確認というのは、顔写真が問題なのでしょ?本人が、本人の顔がついた日本国民証明を、窓口に持ってきてるって事で、それが本人って分かる。双子やそっくりさんかもしれんが一応目視できる。

それに加えて国民健康保険証とか、住民票とか、最近の水道料金払込証明とか、名前の一致した住所を特定できる書類をお持ちになってる。だからこれはご本人がご自分の意思により口座開設をご希望なんだね、ってことが金融機関に分かる、ってなことじゃないの?違うの?

 だから顔写真付きの証明がひとつは必要、という理由で今まで提示が求められて来たんじゃないんでしょうかね?
 パスポートとか運転免許証とか、学生証とか、新しくは個人ナンバーカードとか。顔ついてるものが上位なんですよって何度か言われてます。

 だから新パスポートが、全く使えなくなった意味がわからんです。少なくとも顔ついてますもん。一つ増えたらひとつ減るなんてことおかしいっしょ?

世帯主でもないので住所証明も面倒


 そもそも水道電気ガス料金払込証明の名前は全部世帯主であるところの夫の名前ですので、あたくしは住所証明にも使えないの。
 殆どの場合は健康保険証が機能するので滅多にないけど、保険証が一覧にない場合はお金払って住民票を取ったりしてるんだよね。元から運転しない主婦って不便なんだよ。

 それに例えば国は70過ぎの老人には運転免許の返納を求めてるんじゃなかったっけ?
 だとしたら運転する人たちもこの不便は他人事では無くなる時が来ますわ。これは本題じゃないけど、どうも「不便が増えただけなのでは?」と思うわけです。

口座開設の殆どがネット経由になったから?


 さて。本人証明、身分証明についてぐちゃぐちゃ言ってると、ネットと証明、ってもんにぶち当たります。

 さっき窓口と顔写真つき証明書の話をしたけど、今は窓口とは限りません。

 果たしてどんな証明書であっても、ネットで写メとかスキャンしたやつを送るんだったら、本人かどうかなんて、ほんとにわかるのでしょうか?ねえ?

 わかんないかも。しかし不正な口座開設申請を防ぐために各機関、それなりに対策してIT化に踏み切ったはずです。複数の証明書を求める、証明書と一緒に本人が写っているセルフィーを要求するなど、色々です。

 もしかしてもしかしたら、ですけど、マイナンバーは何か不正使用された場合、パスポートよりも追跡しやすいのかもしれないです。

電子証明云々、そっちに行く仕掛けなんでしょう。おそらく。

マイナンバーカードも申請中のあたくし

 ところで。実は便利に使っていた旧パスポートが切れた時、あたしはただちに写真屋さんに行って顔写真撮って、ついでにそれをマイナンバーカード用にも焼き増しして、両方の発行申請をほぼ同時に済ませました。

 最近ではパスポートの発行はかなりスムーズで、申し込んだその日に出来上がる日がわかり、受け取り用の書類も用意してもらえました。

 あたしとしては大枚一万八千円支払って印紙買って引き換え書類にそれ貼って、一週間ちょい待ってやっともらったパスポート、旅行にはコロナのせいで使えない、つまりどこにも行けないパスポートなのに、これが、「身分証明書として使えません」と言われた時の虚しさ、お分かりでしょう?

何なのよー、これは何のためにお金払って作ったのよー?

マイナンバーカードは無料ですけど

 それに対してマイナンバーカードですけど。これは無料で申請できます。
 手元にはこれがどんなに便利か、ウサギのマイナちゃん、という、メジャーにはなれそうもない名前のキャラが宣伝しているパンフがあります。

 でもこれって時間かかるんだよね。1ヶ月経ってもハガキ来ないし。写真はデータにして結局ネット申請したんだけど、なんか不安になって、ちゃんと申請できてます?とかお問合せしちゃったりして、さんざん待たされてですね、昨日やっと来たんですよ。受け取りのための葉書が。

 で。受け取りは予約制でさらに待たされます。
 それから受け取るのは基本本人が窓口に行かなくてはなりません。これはパスポートも同様ですが。
 そしてそして。その時提示する身分証明書は顔写真付きでなくてはならないんです。つまりあたしの場合パスポートです。お金払ったのはこのためだったか。ため息。

 さて。外国の証券会社だったらどういう扱いなのかな?試してみようかと思案中です。



おひねりをもらって暮らす夢は遠く、自己投資という名のハイリスクローリターンの”投資”に突入。なんなんだこの浮遊感。読んでいただくことが元気の素です。よろしくお願いいたします。