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『バンクシーを盗んだ男』

今、アートが世界を挑発する。
パレスチナ・ベツレヘム地区に描かれた壁画「ロバと兵士」が世界へと波紋を呼ぶ、バンクシーがもたらす光と闇を追う革新的ドキュメンタリーの誕生!

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2007年、正体不明のグラフィティアーティスト・バンクシーがパレスチナ・ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムの巨大な分離壁に6つの壁画を描いた。バンクシーによって集められた14人のアーティストと共にキリスト生誕の地に観光客を誘致する前衛的なプロジェクトだったが、描かれた1枚の絵「ロバと兵士」が地元住民の怒りを買ってしまう。彼らはウォータージェットカッターで壁画を切りだし、オークションサイト「eBay」に出品。巨大なコンクリートの壁画はパレスチナから海を渡り、美術収集家たちが待つ高級オークションハウスへと送られることになる。 

2018 / 93分 / イギリス・イタリア

監督:マルコ・プロゼルピオ

ひとこと

この世に存在するものには大抵、”光”の面と”影”の面が存在していると思います。

ここ数年、日本でも大きくニュースに取り上げられ注目を集めるバンクシー。
特にオークションにかけられた自分の絵を落札された瞬間にシュレッダーにかけてしまうドッキリ(?)は、世界中で大きな話題を呼びましたね。

そんな大胆不敵なバンクシーをテーマにした映画はこれまで何作品かありましたが、本作『バンクシーを盗んだ男』の特徴は、彼がもたらす光と影、つまり良いところだけではなく、彼がもたらす"負の側面”も映し出しているところ。民族と宗教、芸術と著作権といった様々な角度から彼を見つめることになります。

バンクシーがもたらす"光"、そして彼がもたらす"影"はどんなものなのか?

見る角度が違えば、また新たなバンクシーに出会えるかもしれません。(担当:K)

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