[エネルギー] e-fuelとは

e-fuelとは

  • 合成燃料

  • 水素(H2)を二酸化炭素(CO2)を反応させて製造した人工的な原油

  • EはElectricの略で、再生エネルギーで水電解した水素を指す

どんなメリットがあるのか

  • 自動車開発:既存の内燃機関をリユース出来る

  • 給油:既存のインフラ(ソリンスタンド)をリユース出来る

e-fuelの課題 

  • 価格が高い(300〜700円/ℓ ※経産省試算)

    • 水素の価格が多くを占めるため、水素のコストを下げる必要

    • 現状国内製造するより、海外で燃料製造してから輸入する形が一番安い

    • 現状完全なカーボンニュートラルにはならない

      • 化石燃料を使ってエネルギー生成した際のCO2をリユース(CCUS*)する限り、CO2の削減量は50%

      • CNに近づけるためには

        • 空気中のCO2を回収する(DAC*)

        • バイオマス由来のCO2を利用する

出典:経産省 資源エネルギー庁 https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/e_fuel/pdf/001_03_00.pdf

CCSとCCUS

  • CCS:Carbon dioxide Capture and Storage

    • 工場等で排出されたCO2を回収し、地中深くに埋める

      • 砂岩で出来た地層であれば隙間があるためそこに入れる

    • その上の地層が泥岩などの層であればCO2を通さないため蓋ができる

  • CCUS:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage

    • 工場等で排出されたCO2を回収し、再利用する

出典:経産省 資源エネルギー庁 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/ccus.html

DAC

  • DAC:Direct Air Capture

    • 直接空気回収

    • 空気中のCO2を分離・回収

出典:産経新聞 https://www.sankei.com/economy/photos/210509/ecn2105090001-p1.html

参考サイト

(了)

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