秘密の丘のうえ

この丘のうえに何があるのか

あの日ぼくらは　はじめて知った

それ以上に

この丘のうえで　ぼくだけは

けっしてただの動悸じゃない

心臓の不自然な動きを

知らないふりができなくなってしまった

もうこの丘にのぼることも

きっと　ないんだろうと思う

ふたりで迷いこんだ　この丘なのに

ぼくだけが　ここから

はずみすぎる心と　はずかしい体を

持って帰ってきてしまったみたいだ

君はたしかに　

ここで同じものを見たはずなのに

それまで知らなかった

この丘のうえのことなんか　忘れて

ぼくの知らない　やわらかい顔で

ぼくの知らない　誰かと

ぼくの知らない　いつかの景色や

ぼくの知らない　いつかの想い出の

優しいやりとりを　繰り返している

How can you do such a thing 

when I'm doing so much to  lxxx you...

いや　今はもう知っているはず

だから　簡単に言えば

まぁ…　ぼくに興味がないんだ

“興味がない”

そんなこと

そんな身も蓋もないこと

きっとこの丘にのぼる前から

ぼくは　知っていたと思う

だけど結局

ぼくは　この丘のうえで感じた

ぼくだけの秘密を

君に伝えようとしたんだ

それはそれは　泣きたくなるほど

下手くそ過ぎる方法ではあったけど