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本屋が急に閉店するということ(2)

2.次々に襲うメンタル攻撃

3月25日金曜日
1月から受講していた斉藤徹先生のhint!ゼミ21期冬期イノベーションクラスの卒業式だ。イノベクラスは課題が難しいので脱落者が多く金曜日ということで卒業式も出席できる人が日曜クラスでは私だけだった。…本当に!?急に閉店が決まり気持ちが不安定な私が日朝クラスの代表で一言話す…なんということでしょう…マジで。イノベの日朝チーム~!!!
今も少しだけ恨んでいる(笑) 


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『だから僕たちは、組織を変えていける』(クロスメディア刊)hint!ゼミ主催斉藤徹(とんとん)先生と


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24日にツイッターに投稿した画像。なるべく店を覚えてもらえるように懐かしい画像をそれとなく流していました。↑

週末はよく眠れなかった…ごはんも食べられなくてしんどかった…。人間は食べないと痩せる事が出来ます、と心で確信した。

月曜日、私は休み。ビジネス担当(S企画)から翌日の入荷数の連絡とともに「社長から聞きました」のメール。君も聞いたか…そっか…「私も気持ちの浮き沈みがすごいです。(閉店まで)短いよね」と返信。楽しくもない会話続けられない。


次の週、社長が一人ずつ閉店の説明をしていた。コミックスタッフのじましーが具合が悪く休んでいる。具合悪いのにさらに追い打ちをかける話で申し訳なく思う。しかし経営者の心は鋼で出来ているんだなあと一人ずつ説明している社長をみて思う…。

今度は定期のお客様だ。客注…買切り商品…返品作業…時間がない。この時誰もが「どうしよう…定期…客注」と思ったはずだ。私も真っ先に呪術廻戦の20巻同梱版の予約を心配した。買い切りで予約締切が早くすでに締め切りが過ぎているものは本当に大変。ご迷惑をお掛けして申し訳なかったと思う。
スタッフにも閉店が知らされて辛さを分かち合うことが出来少しだけ気持ちが楽になった。

仕事というのはもう何カ月も前から予定を決めて仕込むものもある。サイン本やフェアなどがそうだ。今日言ったから明日から無し!という訳にはいかないのだ。閉店する時は少しずつ荷物を減らしていくのが通常だ。1日のトラックの積載量も決まっている。閉店まで3カ月ない書店てとても格好悪い…(社長にも言い放ったのセリフです)ここを去るときはこちらから「あばよ!」て辞める予定だったのに!もう!(つづく)


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