【研究計画書7/31】「こどものはたらく」研究
こんにちは!新しい働き方LABの研究員制度に参加している北原です。前回のnoteを書いてから、長らく冬眠ならぬ夏眠してました。い、いや、現実にはめちゃ忙しくしてたんですよ・・・?完全にオンラインからは目をそらしてました。これも昔からの周期みたいなもので・・・、一定期間活動し一定期間籠もる。そんな男なんです。
さて、今日は7月31日。そう、研究計画の締め切り日です。
いやぁ、本当に最高ですよね、締め切り。小学生の頃からそうでしたけど、僕『締め切り』という言葉がこの世の中に存在しなかったら、多分死ぬまでアウトプットできなかった可能性がありますよ。
この最終日に必死に書き込んでいるエンジン全開の自分。最高にすがすがしいゼッ!!36歳になって心の底から締め切りを愛しはじめている自分がいます。おはよう締め切り。また会えたね締め切り。
◆実験の背景:「はたらく」って大切な生活・人生の1パートだよって思ったから。
僕自身は大学を卒業してホテルマン→高校教師&キャリコン→主夫&保護者会→Webライター&こどもの居場所づくり支援コーディネーターと、なんだか色々やってきました。
幼〜大までの若者とも関わり、自身も色んな働き方をしてきました。その中で感じたのは、
・「はたらくってめちゃくちゃ楽しい」
・「はたらく」って生活や人生の欠かせない「1パート」だ。
ということでした。
でも、子ども達には「はたらく」は開かれていない。
そう、日本の幼稚園・小学生・中学生には一般的に対価としてお金を得る仕事をする機会が得られないんです。
それは何故かといえば、子どもの「はたらく」は非常に搾取や危険、リスクと隣り合わせだから。子どもの権利条約や労働基準法といった国の法律が、そのリスクから子ども達を守ってくれている。
それはとてもとてもとても大切なこと。今でも、日本の中でも児童労働は存在するし、世界各地にもあり続ける。
でも、一方で、こどもに「はたらく」の素晴らしさを体験的に得ていく機会を一切作れないというのは、どうなのだろうとも思うのです。はたらくことは「社会」と関わることであり、「価値や対価」について考え、活動を通して「総合的な学びや喜び」を得ることができるものです。自分が確かにこの社会に貢献していると思わせてくれるものでもある。
こどもにとって「はたらく」がもたらしてくれるものがあるはずだ。そう考えて、2020年にはわが子や非常に身近な範囲で、「こどものはたらく」を考えていました。
そしてその中で「こどもの学び」には確実につながる。それどころか、関わる大人も学べている。という実感がありました。
これは、研究するしかない!!
◆実験の目的と検証したいこと:こどもの安全を確保しつつ、子どもの学びにつながる条件と、更に大人もその活動で学べる条件を探る
この研究の目的は、「こどものはたらく」はどういう条件の元で可能になるかを、実験を通して探るということです。
・児童労働や労働搾取にならないために絶対に押さえておく条件
・ライフバランスを守った上で、教育効果をもたらすための条件
この2つがまず絶対に押さえなくてはいけない内容で、実際にこども達が関わる以上、まずここを厳密に定義しなくては、実験してはいけないという部分です。第一段階として、ここを押さえてからのスタート。
更に、実際に実験をしていく中で、
・関わる大人にも学びをもたらす条件
ここも見極めていきたいと思っています。こどものためなんだから、「大人のため」という内容が入るのは危険なのでは?というご意見があるかもしれません。それは確かにそうです。こどもが主体であり、こどもの学びが主体であることをずらすことはできない。
けれど、こどものためだけで大人に学びのない活動は持続可能なのだろうか?という疑問もあるんです。また、こどもと関わることは大人の学びになりうるし、社会をもっと豊かにするのではないかとも思うのです。大人も得るものがあるということは、こどもが社会に対して参画し、影響を与えている-こども自身が社会を創造する側に回れているということなのでは?とも。
だからこの2段階目を入れておきたい。
そして、こうした実験と研究の先に、こども達の生活の中に「はたらく」という素晴らしい機会が開かれた世界と、それを楽しむ大人がいっぱいいる社会がつくられていって欲しいと思っています。
◆活動の概要・スケジュール・進め方・成果
とまぁ、考えたわけですが・・・内容がやたら壮大かつ繊細で、かつ自分自身の「仕事」をしていることがそのまま反映されるわけではない研究内容だったので、進まない進まないこと(笑)協力を申し出てくださったこの場を借りてayaさんには土下座してお詫びしたい。すいません。
仕事して家族と過ごしてたら毎日とぶように過ぎていくし。こりゃまずいぜ。8・9・10・11月しかないんだぜ。研究員。
【1st-step】とりあえず8月31日締切にしよう。
6月-8月
⑴ここ数年でやってきた活動のふりかえりと仮説→済
⑵児童労働やこどもの仕事に関する先行研究、文献を読みまとめる→途中
⑶児童労働とこどもの仕事(Child work)と大人とこどもの仕事(Child creative work)の仮定義、枠組みを作る→大枠は済、細かい設定は途中
⑷実施パターンの作成→途中・・・①保護者②親族③保護者友人④地域の方・・・とひろがっていくんですが・・・一人じゃんなできんわ。
⑸個別レポートの作成
・報酬の形態 ・依頼主は誰か ・関係する大人は誰か ・期間
・渡したお金はどのようになったか など。
----分析したいこと----
①手伝いではないか
②児童労働になっていないか(こどもの学びや暮らしを阻害していないか)
③Child workになっているか(こどもの学びにつながっているか)
④Child creative workになっているか(大人も関わって学びが生まれているか)
⑤こどもワークマップ上、及びしごとせかいちず上ではどのエリアにあったか
【2nd-step】9月10月11月の実施ターム
ここ、すごい悩んでいるんです。色んな人と協力してやっていきたいけど、それだけコミュニケーションしていける余力が自分自身にあるのか、めっちゃ怪しい。
⑸保護者や海外在住の方の経験談や情報・アイディア・各パターンでの実践協力者を募る。
①こどもの仕事をコーディネートするためのネットワークの構築(ローカル/オンライン双方)
②活動を希望する児童・保護者の募集(年長〜小・中学生をイメージ)
③実際のこどもの仕事を実施、サポート
⑹自身とコミュニティの力を借りながら活動を実践する。
⑺個別レポートを作成する。
【3rd-Step】11月12月の報告書まとめるターム
⑻報告データを元に、一つ一つのchildworkを検証する。
①child workを成立させる最低限必要なもの
②child creative workを成立させるのに最低限必要なもの
を分析する。
⑼結論をまとめるまた、child creative workにどのような形態が創りうるか今後の可能性も指し示す。
んーーーーーーーーーーーーー、書いてて思う。結構無理があるなぁ。ボリューム的にすでに、仕事と家庭を回しながらできる範疇を超えているぜ。神が僕に全知全能の力をくれなくては・・・
◆アウトプット
・Twitterとnoteで、実験に関連することを実施したら「メモ帳のように書く」かなぁ。
ちゃんと書こうとしちゃうので、他の方も見るメモ帳だと割り切って書く。
最後のアウトプットの雑さ・・・すんません運営さん😭
◆仕事と家庭と研究と
7月、完全に研究は夏眠していました。仕事で教育費を稼ぐことや、目の前の保護者会のこと、家庭を回すだけで手一杯な所があり仕事と分離した研究を行うことの難しさを実感した1ヶ月でもありました。
目の前で生まれ続ける、日々の出来事。コミュニティ内で発生する困ったことや、ありがたいお仕事のお声がけ。こうした目の前のことを疎かにして研究はできない。けど、目の前のことだけをやっていては、きっとこれから大切になるだろう研究は進められない。
そんなことを書きながら噛みしめてます。だから研究者っていう、研究=仕事になるパターンになるんだろうな。
◆8月から復帰✨
ありがとう締め切り。締め切りのおかげで、なんとか7月末でコミュニティ夏眠状態から復活できました!
というわけで、8月からTwitterやSlackにもちょっとずつ顔を出せたらいいかなーなんて。覗いたらもはや浦島太郎で本当にビビりましたが笑 でも、この状態からでも川に入ってみるとどうなるのか、ちょっと楽しみでもあります。また、見かけたら皆様よろしくお願いします。
それではまた〜✨(おやすみ、また会おうね締め切り✨)
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