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【VGC2020】日本一決定戦2020 PJCS2021出場権獲得 "リザードン+あくびコータス"

初めまして、シャロン( @syaronalex )と申します。

今回はVGC(ポケモンビデオゲーム部門)についての記事です。

8/1に開催された「ポケモン日本一決定戦2020本戦」にて上位50位以内に入り、「PJCS2021本戦出場権利」を獲得することが出来ました。
今年は世界大会もありませんし、この後も冠の雪原リリースでどんどん環境が変わっていくので需要があるとは思っていませんが、毎年書いているので、今年も振り返り記事を書きます。

調整録のようなものであるという事と、VGCに明るくない方でも読めるような内容を意識しているので、構築だけ知りたいという方は目次からジャンプをお願いします。

■VGC 主な実績

 ・WCS2010 東京大会 準優勝
 ・WCS2012 全国予選30位
 ・WCS2013 全国予選7位 全国大会出場
 ・WCS2014 全国予選14位 全国大会出場
 ・WCS2015 全国予選21位 全国大会TOP8 世界大会Day2権利獲得
 ・WCS2016 全国予選1位 全国大会出場 世界大会Day1権利獲得
 ・WCS2017 全国予選44位 全国大会出場 世界大会Day1権利獲得
 ・WCS2018 全国予選9位 全国大会出場
 ・WCS2019 全国予選通過 全国大会出場

去年の記事:
【VGC2019】International Challenge February 最終183x 全国大会権利獲得 "やすまつ式レックウザ+カイオーガ"
https://note.com/syaronalex/n/n492bb2b0151f


◆WCSに出場するまでの道程


さて今年のVGC2020ですが、WCSへの道程はVGC2019とほぼ同じ仕組みでした。

3回開催のインターナショナルチャレンジ(以下INC)によって、
2月:30名 4月:30名 5月:40名 計100名 が「PJCS」の参加権利を得ます。
そしてその100名で「PJCS」を争い、上位50名WCSDay1 上位8名WCSDay2という道程です。

今年の2月のINCでは「やすまつ式ニャオニクス+インテレオン」を使用し、レート1823に到達し、あと1戦でボーダーに乗るかどうかという魂の一戦で選出画面での回線エラー(自分起因判定)を起こしてしまい、這い上がれず予選落ち。悔し涙を流しルーターを買い替えました。

しかしこれも糧に4月と5月は頑張ろうと、気を引き締め直していたところに絶望が


◆PJCSの中止



そう、「PJCS中止のアナウンス」です。


多くのポケモンファンがショックを受ける内容なのは間違いないですが、毎年のPJCSとWCSだけが生き甲斐とも言える自分へのダメージは計り知れないものでした。

もちろんポケモンという対戦ゲーム自体も大好きですが、この報せを受けて全くやる気が出ませんでした。
やはり「全国大会出場」という目標を持って取り組んだ上で達成した時の喜びや、全国大会での「普段から遊ぶような関係性ではないけれど毎年全国大会で顔を合わせることになるライバル達」との同窓会にも似た雰囲気だったりが、自分は好きだったんだなぁと再認識させられましたね。

なんとかしてモチベーションを保とうと、4月のINCに登録はしましたが、自分でも信じられませんが4月は24戦1750前後という中々悪くない成績にも関わらず潜るのを止めてしまいました。(当時、Shadowverseにハマっていたこともあります。)

そして5月のINCでは既に「権利付与の中止」すらも発表されていたこともあり、登録すらしませんでした。


しかしここで、突然の発表。


◆日本一決定戦2020の開催決定



オンラインではありますが、待望の「全国大会」が開催されることになったのです!

内容は、INC3回の上位30名 計90名に加えて、日本一決定戦予選を追加で6月末に行い、60名に参加権利を付与。計150名で「オンライン全国大会」を行う。
上位4名が決勝大会に進出、上位50名が来年のPJCS2021の権利獲得、というもの。

久々にライバル達に会える・・・とは行きませんが、「目標を持って取り組む」ということを欲していた自分からすると、頑張らざるを得ません。
特に、「2013年から全国大会に連続で出場して来ている」という数少ない自分の誇れる毎年の記録の為にも、気合を入れ直すことにしました。

もう一つ気合を入れ直す理由となったのが、「PJNO(ポケモンジャパンナショナルオンライン2020)」の存在です。


疑似PJCSとして企画されたこの大規模な非公式大会の、VGC部門の「実況解説」の依頼を頂きました。

これは自分にとっても非常に喜ばしいことで、これまでもWCSで実況席に座らせて頂いてはいましたが、あくまでチョイ役であった中で、自分をキャスターとして選んでもらえるというのは凄く嬉しかったです。

自分の目標(全国大会出場)のため、そして請け負った仕事(実況解説)をやり抜く為、またポケモンガチ対戦の世界に踏み込んで行きます。


◆大会へ向けた調整を開始


練習というものに対して、一緒に磨きあう仲間がいないと身が入らないというタイプなのですが、なんとここまでで自分のポケモン関係の相談出来るような友人は

2月のINCの時点では切磋琢磨しあっていた、やすまつさんを筆頭とする仲間達は全員「レイス」「パスファインダー」等という新しいポケモンに出会ってしまい、帰ってくることが出来ないところにまで行っていました。



ぼく「グラススライダーっていうゴリランダーの先制技が出るらしいぞ!強そうじゃない?」
やすまつ「それってマスティフより強いの?wwギャハギャハww」

というように、6月の時点ではもう会話が成立しない段階まで進んでいたのです。


孤独な戦いが始まりました。

いつも参考にしていたのは、ダブルバトル界を牽引するYouTuberたちの動画や配信でした。


一つ決めていたことがあります。

限られた時間の中で、「一つのパーティタイプに絞って練習する」ということです。
ダブルバトルは特に「ダメージ感覚」という隠しステータスが重要なフォーマットだという持論があり、色々なジャンルのパーティを悪戯に使っても、それは身に付かないまま、これまで真摯に取り組んできた相手に差をつけられてしまうことは明白でした。

当時の環境は、
「リベロ、グラスメイカー解禁」
「鎧の孤島新ポケモン解禁前」
「鎧の孤島新キョダイマックス解禁前」
「鎧の孤島新技解禁」
という若干異質な環境です。

そんな中、圧倒的に強く、明確な環境トップと言えるパーティがありました。
エルフーン+エースバーン」構築です。

有名プレイヤーが作り出した非常に完成度の高い構築が出回り、数々のプレイヤーもそれを自分に合ったチューンを施すことも出来、環境の中心であると自分は考えました。


エースバーンに対し、単体で強いポケモンというのは非常にハードルが高く、これを埋める要素を自分なりに考えた結果、「あくび」に行き着きました。
というのも、エースバーンは性能をダイマックスに依存しているという性質があり、それでいて「ミスト、エレキフィールド」にする技を持ち合わせていることもほぼ無く、持ち物も完全に固定ではありませんが大半が「いのちのたま」であったという事に注目したのです。

しかし「あくび」を使えるポケモンも軒並み弱点を突かれて倒されてしまう、ないしは大きな被害を受けてしまうポケモンが多い中で、発見したのが「コータス」です。

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物理耐久が高く、弱点を突かれることもなく、読まれ辛いという点で、「あくびコータス」を軸にパーティを考えることにしました。


このロジックから生み出したパーティで、「日本一決定戦予選」をなんと突破することが出来、念願の「日本一決定戦本戦」・・・つまりVGC2020の全国大会の切符を手にすることが出来ました。

同時に開催されていた「PJNO」の実況解説の仕事の合間に潜るという、中々ハードなことをしていたのですが、結果的にPJNOでの仕事も自分としては成功を収めることが出来たと思っていて、練習の成果は色々なことに出てくれたと言えます。


そしてこの後、「日本一決定戦本戦」に出ることになるのですが、期間は僅か1ヶ月であったということと、前述した「ダメージ感覚」の重要性を考えたということと、「鎧の孤島の新要素」による環境の変化が急激なものではなかったという3点から、まさかの予選と同じ構築を日本一決定戦本戦でも持ち込むことになります。


◆日本一決定戦本戦 使用構築


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●リザードン@いのちのたま ひかえめ HC振り /サンパワー
ねっぷう エアスラッシュ ねっさのだいち まもる

構築のエース。「おくびょうCS」が一般的であるのに対し、コータスのあくびと合わせて高火力+高耐久で押していきます。
試合展開によってダイマックスしない選択肢を取りたいので、ブラストバーンではなく「ねっぷう」ぼうふうではなく「エアスラッシュ」を採用しています。
「ねっさのだいち」を習得したことで、場にいると厄介な相手の「ガオガエン」を一撃で倒したり、「セキタンザン」にプレッシャーをかけたりすることも出来ます。

●フシギバナ@こうかくレンズ おくびょう CS振り /ようりょくそ
リーフストーム ヘドロばくだん だいちのちから ねむりごな

日本一決定戦本戦では、対戦相手のレベルが格段に高いことを見越して、ある程度の割り切りは必要だと考えて「ねむりごな」を採用しています。今回の結果は、これが功を奏したと言えます。
基本的にはダイマックスはリザードンに使いたいので、苦しい相手を「ねむりごな」で誤魔化すか、リザードンが選出出来ない時のダイマックスエースという認識です。

●バンギラス@きあいのタスキ いじっぱり AS振り /すなおこし
いわなだれ うっぷんばらし 10まんばりき ばかぢから

「10まんばりき」が少し珍しく見えるかと思います。バンギラスの採用自体が相手の「セキタンザン」絡みのパーティへのメタカードであるという点で、この技の採用となっています。(後述)
「ワイドフォース」系統のパーティへの対策としても一役買います。当日はいわなだれを半分以上外しました。

●ミミッキュ@メンタルハーブ ゆうかん HA振り /ばけのかわ
じゃれつく シャドークロー かげうち トリックルーム

「リザコー」という、相手の攻撃を通しやすい並びであるが故に、超優秀クッションとなってくれます。
基本的には相手に上を取られていることが多いので、トリックルームを使って切り替えしていく役割です。
持ち物は「ひかりのこな」と迷いましたが、メンタルハーブが発動した試合は大体勝てるということから最後までこの持ち物でした。効果的に発動したことはほとんどありません。

●コータス@フィラのみ なまいき HD振り /ひでり
しっとのほのお ボディプレス あくび まもる

構築の軸となるポケモンです。先発から繰り出して、「あくび」をバラ撒いていきます。
ガオガエンやウインディ等に打って、交代を強要することで、相手は「キョダイゴクエン」のスリップダメージを受け入れるしかありませんし、相手はコータスの「ふんか」の火力を恐れて「バークアウト」などで攻めてくるわけですから、試合の主導権はこちらの思うままです。
耐久に全てを割いているので、火力は必要ないため技は追加効果を期待して「しっとのほのお」。火力を担保してくれる「ボディプレス」。あくびと相性のいい「まもる」も外せませんでした。

●ローブシン@とつげきチョッキ ゆうかん AD振り /てつのこぶし
ドレインパンチ マッハパンチ れいとうパンチ かみなりパンチ

「リザコー」というコンセプト上絶対的に立ちはだかってくるのが「バンギラス」です。
太古から「バンギラスを倒したいならローブシンを使え」と相場は決まっているのです。採用確定です。
パーティで足りない打点のほとんどをこのポケモンに任せており、本来不利寄りであるドラパルトやトゲキッス等を倒すために仕方なく選出するようなケースも多々あります。影の主役です。




後から知ることになったが、驚くことに、このコータスの使用者は自分だけではなかった。

名だたる強者達が、ロジックは違えど、ほとんど同じ構成のコータスを持ち込んでいた。

結果として、自分の考察の筋が悪くなかったことを再認識出来た。

◆選出


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先発
・リザードン
・コータス
後発
・ローブシン
・フシギバナ

コータスで「あくび」を撒きながらキョダイマックスリザードンで暴れます。
ダメージを効率良く出すことを常に考えて技選択をします。
ローブシンもフシギバナも火力は高くないですが、場に出る頃には相手が眠っていたりキョダイゴクエンのダメージで手負いになっていることが多く、そんな盤面を目指して戦います。

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先発
・リザードン
・コータス
後発
・ローブシン
・ミミッキュ

スイッチトリルします。リザードンをダイマックスせず使い捨てて、ミミッキュ+ローブシンの並びでローブシンをダイマックスさせて「ダイナックル」で打点を上げながら2体で制圧するケースが多いです。

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先発
・リザードン
・フシギバナ
後発
・ローブシン
・コータス

リザ引きコータスで葉緑素発動しながらフシギバナが攻撃するか、バナ引きコータスでサンパワー発動しながら超火力を出すかの択を強制します。
速くて脆いポケモン、遅くて硬いポケモン、どちらも攻略出来るので相手がどんな選出でも択を通せば対応出来るのが強みです。
「ねこだまし」を選択されるとどう転んでもいい感じになります。
そして、遅いポケモン相手でもフシギバナを動かし「ねむりごな」する裏択も強いです。

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先発
・リザードン
・バンギラス
後発
・ローブシン
・コータス

「ドラパルト+セキタンザン」「アシレーヌ+セキタンザン」「ウーラオス+セキタンザン」等色々なセキタンザンがいますが、セキタンザンがいればほぼ全てこれでいきます。
一般的に、リザードンはねっさのだいちを採用していることが多く、相手目線リザードンは放置出来ません。バンギラスは、一般的な技構成ではセキタンザンの突破が難しいので、放置されやすいと考えました。
そこで、1ターン目で「リザードン→ローブシン」+「ダイアースでセキタンザンを攻撃」という選択を取ることで、蒸気機関を発動させる水技のダメージとダイアースのダメージでセキタンザンを突破、倒しきれなくてもローブシンのマッハパンチで縛れるという状況を作り出すことを狙います。
実際の対戦では、ほとんどの試合でローブシンがキョダイフンセキを受けて、バンギラスがセキタンザンを倒すことが出来ました。



この4パターンはあくまで一例で、選出は場合により多岐に渡りますが、

・基本的に「ミミッキュ」「ローブシン」は後発
・基本的に「リザードン」は先発

で出すというのはほぼ固定でした。


◆実際の対戦


日本一決定戦本戦での簡易対戦レポートです。

・1戦目 ❌ 1516
リザードン/コータス/フシギバナ/バンギラス/サマヨール/ミロカロス


全く集中出来ず、確定してる択で壊滅して負け。一日の終わりを感じる。

・2戦目 ❌ 1514
ドラパルト/セキタンザン/モロバレル/ブリムオン/ゴチルゼル/マリルリ


セキタンザンに引っ張られすぎて悩んだ末変な選出した結果、バレルブリムオン出てきて何も出来ずに負け。リタイアを検討する。

・3戦目 ❌ 1441
ファイアロー/エースバーン/ドサイドン/カビゴン/ウォーグル/イエッサン

ファイアロー+ドサイドンへの回答がパーティに無いことが発覚。惨敗する。

・4戦目 ◯ 1515(カ・エール)
ウォーグル/ゴリランダー/マニューラ/アシレーヌ/ガオガエン/サマヨール

3連敗のあと現代最強プレイヤーと名高い男とマッチ。Switch放り投げそうになったが、放り投げるくらいなら眠り粉でも打とうと思って、ダイマ切ったウォーグルにパなしてヒット。3ターン目に起床してダイロック所持していて冷や汗かいたけど、色々あって勝ち。

・5戦目 ◯ 1557(SNOW)
リザードン/ウーラオス/ピッピ/ゴリランダー/アーマーガア/ガオガエン

初手で相手のキョダイリザにあくびヒット。次のターンこっち目線ダイウォール安定だから交代読みしてみたら、リザードン集中されてる。俺「こいつめっちゃ下手かめっちゃ上手いかの2択!クソが!」とか思っていた。今考えるとめちゃくちゃ失礼。相手世界4位。上手いの極地だった。マジで謝りたい。色々あって勝った。

・6戦目 ◯ 1563(しあん)
エルフーン/ラプラス/トゲキッス/ガオガエン/ゴリランダー/ラッキー

なんでこんな高レートばっか引くの?ってマジギレしていた。試合展開は、エルフーンをキョダイゴクエンで破壊。ラプラスにあくびを入れることに成功。あくびを入れたラプラスは持っていればダイサンダーを打ってくるので、つまりダイストリームされないということ。そのままキョダイゴクエンでトゲキッスも破壊。
最終的にラプラスvsコータスのタイマンになり、ハイドロポンプを回避して叫びながらあくびを入れる。即起きされなければ勝ち・・・即起きされて叫ぶ。近所迷惑である。そして、二度目のハイドロ回避。大騒ぎである。勝利。

運だけでビッグマッチを3連勝し、レート1500に戻ってくることに成功した。

・7戦目 ❌ 1496
エースバーン/エルフーン/ピッピ/ウオノラゴン/バイバニラ/イエッサン

下当たりには負ける。エースバーンが特殊型で、ダイアースでコータスが大ダメージを負ってしまう。しかも、ダイサンダーまで持っているため眠り戦略も効かない。これには何も出来ず大敗。

・8戦目 ◯ 1514
トゲキッス/ブラッキー/テラキオン/ドラパルト/ウインディ/モロバレル

あ~はいはい叩きテラキオンorウインディを指で守るやつね~と思って鼻くそをほじっていたところ、初手でドラパルトがダイマックスを切りながら珠ダイジェットで殴ってきて鼻から血が止まらなくなった。
色々あって自分リザードン1体 相手ドラパルト、テラキオン、ウインディ、トゲキッスの4体というメタルクウラ戦くらい絶望的な状況になったが、なぜか勝利。(珠ダメでドラパルト倒れ、ゴクエンダメでテラキオン倒れ、ダイアースでウインディ破壊、エアスラでキッス怯ませて破壊)

・9戦目 ◯ 1455
ポリゴンZ/ガオガエン/アシレーヌ/ゴリランダー/サマヨール/トゲキッス

プレイングが相手と噛合すぎてかなりイージーゲーム。コータス引きフシギバナが、ダイストリームを受ける。フシギバナ引きコータスが、ダイアイスを受ける。でダイマックスアシレーヌをいなしてる間にキョダイリザードンがアシレーヌの横を破壊し続けた。

・10戦目 ◯ 1514
ドラパルト/セキタンザン/アシレーヌ/カビゴン/ブリムオン/イエッサン

ドヤ顔でセキタンザンにダイアース打ったらドラパルトがバンギラスに鬼火してる。全ての終わりを確信。
しかしローブシンでドラパルトにドレインパンチしたりするサイドチェンジ一点読みプレイ等しまくっていたらいつの間にか逆転しかけている。ラスト、アシレーヌにあくびがヒットし勝ちを確信していたら、リザードンの熱風で火傷になって突如アシレーヌ起床し始める。またも終わりを確信しているも、相手目線コータスにソーラービームがあるかローブシンにかみなりパンチがあるかという状況、こちらはローブシン狙われたらかなり厳しい場面だがコータスを狙ってくれたので勝ち。

この時点でレートが1539(6-4) 32位 12時ちょうど。
もう1戦は確実に必要だろうという体感。

・11戦目 ❌ 1507
キリキザン/ドラパルト/レントラー/ガオガエン/リザードン/ゴリランダー

今大会一番後悔の残る試合だった。お相手のプレイが、初戦の俺を彷彿とさせる緊張具合だったのだ。
初手でドラパルトがダイジェット、リザードンがエアスラッシュをこちらのリザードンの集中してくる。隣にはバンギラスがいるのをガン無視している。当然相手の盤面は壊滅した。
ここらで自分も余裕を感じていたのか、仕事の電話が来まくっていることに気付き、なんと仕事を始めてしまう
頭がおかしいのである。今しているのは魂の一戦なのである。
余裕のあった試合展開が、なぜか相手のキリキザン無双に切り替わる。
しかしバンギラスの岩雪崩で余裕で勝てるという状況ではある。外した。負け。てかよく考えたら馬鹿力で勝ってた。下手すぎる。

・12戦目 ◯ 1454
ポリゴンZ/ドラパルト/セキタンザン/マリルリ/ゴリランダー/トゲキッス

今回は普通にセキタンザンにダイアースがヒットした。ローブシンがマッハパンチをポリゴンZの急所に当てた気がする。忘れた。

・13戦目 ◯ 1573
ポリゴン2/ドラパルト/ガオガエン/テラキオン/アシレーヌ/ゴリランダー

まさかの高レート。しかし僥倖だった。勝てば恐らくボーダー。
パーティ見た瞬間「あ~もうこいつ絶対めちゃくちゃやってるわ。強い、こいつ強い」みたいなことを思っていた。
試合の展開としては、相手のドラパルトとこちらのリザードンがダイマックス。
ガオガエンをダイアースで一撃で倒すことに成功した。テラキオンが出てきて、ダイホロウ+いわなだれの制圧展開を作られる。
コータスが倒れ、ローブシンを出した。リザードンもやられてしまったが、相手がダイホロウではなくダイジェットを選択していたのでローブシンが耐えてドレインパンチでテラキオンを襷まで削り、回復。
ドラパルトのドラゴンアローを2体が耐え、後手でフシギバナがドラパルトを眠らせることに成功。
次のターン、見えていなかったが後発ゴリランダーと予想してテラキオン方向をマッハパンチで縛りながらヘドロばくだんを打ってみると出てきたゴリランダーを出落ちさせた。
次のターン、「テラキオン守る+ドラパルト行動」or「テラキオン守る読みマッパ打たない読みテラキオン行動+ドラパルト行動」の読み合いが発生したが、人生賭けたドラパルト集中。ドラパルト起きない。だいちのちから+れいとうパンチでドラパルトを倒し、勝利。


これにより、8勝5敗 レート1552 17位 13時時点

何よりも長い2時間が始まった。タイムリミットは15時。その時点で、50位以内に残れているかの勝負。

もちろん、残りの7戦で上位を狙いに行く選択肢もあった。
しかし疲弊した精神と、目標はあくまで「全国大会」であることを考えて、見を選んだ。

30分起きに順位を確認していたが、どんどん追い抜かれていき、14時の時点では28位程度にまで落ちていた。

気が狂いそうになりながら、なぜかFGOを起動した。
100年振りに種火の周回を始めた。
しかし、異変が起きていた。
1週しても3分も経過していないのである!
早く時が進んで、このまま15時になって欲しいという一心で周回するも、一瞬で終わってしまう。

14時15分頃、ついに順位は30位を超えた。

心の準備をしていた。もう1戦しなければいけないということの。


しかし、意を決して確認した14時40分、なんと順位は変動していなかった。

皆対戦数が尽きているのだ。

歓喜した。

そしてそのまま15時まで順位の変動はなく、無事50位以内のランクインをすることが出来た。


◆終わりに


以上が、私シャロンの今回のVGC2020への取り組み、その結果となります。

この後も、冠の雪原がリリースされたら大きく対戦環境は変わります。

そして、来年のVGC2021のルールも発表もあるかと思います。
例年の流れを汲むと、冠の雪原込での全国ダブルというイメージでしょうか。今からとても楽しみです。

私自身は、既に来年のPJCSの権利も手に入れられたということを生かして、これまで以上にTCG(ポケモンカード部門)に注力したり、最初からBO3(WCSのフォーマット)での練習をしたり、これまでとは一風変わったポケモンへの向き合い方も考えながら、これからもポケモンを楽しんでいきたいと思っています。

ここまで読んで頂いた方、どうもありがとうございました。

またの記事でお会いしましょう。

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