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【ポケポケCS準優勝】アルセウスギラティナ解説-シャロンch

●挨拶


はいどうも!シャロンと申します。

超久しぶりのnoteです。1年半振りくらい。
以前は有料noteを定期的に書いていたのですが、You Tubeに力を注ぐようになりしばらく空いてしまいました。

(是非チャンネル登録お願いします!)


今回は「ポケ実ポケカ部CS」略してポケポケCSというポケモンカードの非公認大会(96人規模)に参加して、なんと”準優勝”することが出来ました。

(決勝戦はポケカ四天王のヤマグチヨシユキ、通称ONCに負け!)

こういった自主大会には普段参加することはほぼ全くなく、むしろ開催する側であった自分でしたが、今回は日頃お世話にもなっているポケカ部メンバーの方のお誘いでゲスト参加することになったわけです。


会場はnote placeというnoteさんが運営するイベントホールとなっていて、今大会は上位入賞した方はnote記事を書くという決まりになっているため久々にこうして筆を走らせていう次第です。あとついでに過去の有料記事をすべて無料にしたので興味ある人は覗いてってください。(追記:今回気合入れすぎて14000字近くの超大作になりました。)

という訳で今回は、ポケポケCSで使用し準優勝することが出来た「アルセウスギラティナ」デッキのデッキレシピと採用理由、そして当日の対戦レポート、各デッキへの戦い方や苦手なカードなどを徹底解説して、これを読み終わった人がこのデッキを完璧に使いこなせるような記事を頑張って書いていきたいと思います!

ガチで強いデッキかつプレイ難度も低めですので、大会などを控えた方には是非オススメしたいデッキです。

※ここから先は有料ですが、デッキリストは後日動画で紹介予定です。その際は、こちらの記事でもデッキリスト部分は無料公開に切り替えます!
(7/31追記 動画を公開しました!ので無料部分も拡大します。)


●デッキリスト

ポケ実ポケカ部CS使用:アルセウスギラティナ
予選:5-1 決勝T:3-1 準優勝

(リストのレアリティは適当)

●アルセウスギラティナを使用した理由

実はシャロンが一番好きなポケモンはギラティナです。
元々見た目や固有タイプの格好良さで大好きだったポケモンですが、高校生の頃HGSS期に開催されたWCS2010の東京予選でギラティナ+メタグロスのパーティで準優勝(参加者1000人超え)をして愛着も一層湧きました。

そんな事もあり、普段のチャンピオンズリーグなどに臨む時と違って「ギラティナ好きだから使いたいなぁ」くらいの感覚で使うことを決めました。いわゆる情のデッキ選択です。
普段はTier予想をして、綿密にデッキ相性を調べ上げて理のデッキ選択を考えたりしてます。

これだけだと、「情の話はどうでもいいから理を聞かせろ」となると思うので、ちゃんと理の話もします。

始めはロスト型のギラティナを使っていたのですが、なかなか思うようにパルキアVSTARに勝率を出せる形が見つからずにいました。
キュワワーを複数展開する都合、かがやくゲッコウガがクリティカルになってしまうのでマナフィも要求に含まれてきたり。
裏工作のインテレオンと正面からギラティナで戦うとエネルギー不足になってしまったり。
盤面作りきれないまま雪道ツツジに突入してキュワワーだけじゃ回答引けないとか。
ベンチが並んでしまう都合上、相手もこっちのギラティナをワンパンしてくるからなんかそもそも不利じゃね?と思っていました。
(優勝したヤマグチヨシユキさんは、「どっすんグースカ」のカビゴンを採用したり、デッキの各所に工夫が見られる非常に完成度の高いロスト型ギラティナだったので、ここに辿り着けていたら話は変わっていたかも)


そんな時にもう一つのメジャーな形である「アルセウス型」を考え始めました。

●キーカードは「マリィ」


現環境を攻略するために一つの要素として「マリィに弱いデッキ多くね?」という個人的な考察がありました。

パルキアVSTARの構築が、VIPパス等で初動で広げるタイプではなく「ふしぎなアメ」での攻撃プランを含めることでリソースを強く使うタイプの構築がメジャーとなっており、このタイプは経験上1~2ターン目の盤面が細いことが多いです。
自身でパルキアを使っている時も、「マリィで事故ってターン作られて負け」なんてことはよくありました。(ここでいう事故というのは、完全に何も出来ないわけではないがジメレオン1枚程度では解決しない展開などを指します。)

また、これはロスト型ギラティナVSTARにも言えることだと考えており、「アクロマの実験」や「かくしふだ」で手札を増やしてミラージュゲート等を抱えながら戦っていくこのデッキもマリィで細い手札になった時の復帰手段に乏しいです。

そしてアルセウスギラティナというデッキは、「マリィを非常に強く使える」デッキであるという認識でした。
理由としては、

・トリニティノヴァを使用することが出来れば、打点は盤面で完結していることが多く、”どうしても引きたいカード”等もあまりないのでドロー枚数が5枚と少ないことの影響が出づらい。

・ビーダルを自然に採用出来ることで、ドロー枚数が少ないことをカバー出来ている。

・マリィで相手の事故を誘発させる際に組み合わせたい1枚である「頂への雪道」の影響を受けないので積極的な採用が可能。

この考察は概ね当たっていて、実際に仮組みしたアルセウスギラティナはマリィ+頂への雪道の事故性能も相まって練習では多くの上位デッキに高い勝率を出すことが出来ました。

アルセウスを軸にしたデッキは個人的にもかなり好きなデッキとなっており、3月にシティリーグで優勝することが出来た「アルセ悪連撃」や、PJCSに向けて練習していた「アルセジュラ」といったデッキで培ってきたアルセウスに関するノウハウをそのまま活かすことが出来るため、スイスイと構築やプレイの理解が進みました。

●採用カード解説

・アルセウスV-VSTAR4-3

絶対にスタートしたいポケモン。(当日のスタート率は半分くらい涙)
1ターン目にアルセウスが置けない、2ターン目にアルセウスVSTARになれない試合は厳しいです。
VSTARは2枚にして”しんかのおこう”にする手もありますが、ギラティナVSTARはゲーム中1体しか使わない事が多く、3体目のアタッカーはアルセウスVSTARの2体目になります。ゲーム中2枚使う可能性が高いので、3枚採用です。

・ギラティナV-VSTAR2-2

基本的にゲーム中に1体しか使わないのでこの採用枚数です。ギラティナVを進化前の状態で狩られる展開の時に、もう1枚がサイドに落ちていたりするとふつうのつりざおを絡める必要がありしんどいので、Vを3枚にすることは検討の余地があります。
とはいえ、ベンチを広げなければパルキアVSTAR対面ではVでもワンパンされる可能性は低いことや、優先して即進化させるプレイを意識するなどでカバー出来る範囲で、3枚にするとその分アルセウススタートする確率も下がるため2でいいかなと思っています。
それっぽいことを書きましたが、本当はスペシャルアート3枚目も買いたくないから3枚目を入れる選択肢はありませんでした。

・ビーダル-ビッパ2-2

先述したデッキのコンセプトである「マリィを強く使う」というテーマに即したポケモン。

現環境では「雪道ツツジ」という捲り手段がいくつかの環境上位デッキに採用されており、これに捲られないようにすることはデッキの一つの課題となっています。
これをビーダルが解決してくれており、ストレスフリーに戦うことが可能です。

例えばアルセウスジュラルドンでは安易にその対策としてビーダルを採用しても、「アルセウスVSTARでサイド2→ジュラルドンVMAXでサイド3→ビーダルで1」という風にサイドを6枚取られてしまうと相手に効率よくサイドを取り進められてしまい、そもそものサイドレースを不利にしてしまう欠点があります。
しかしこのアルセウスギラティナであれば、サイドを2枚取られるポケモンでしか構成されていないため相手はビーダルをわざわざ倒すという選択肢がほぼ無いため、採用することのデメリットが少なく、自然な形で雪道ツツジの対策とすることが出来ます。
あまったボールで建てるビーダルはとにかく優秀で、これは「アルセ悪連撃」のときに学んだことでもありました。

・かがやくルチャブル

このデッキはスターレクイエムを使うことがないため、ポケモンVMAXをワンパンすることが出来ず不利な戦いとなる対面があります。
ミュウVMAXに対してはオドリドリを出されてしまうとこだわりベルトだけでは倒しきれず、攻撃回数の差で負けてしまうこともあるし、キュレムVMAXに対しても相手はこちらのVSTARをワンパンしてくるがこちらは出来ないため厳しい戦いになります。

このデッキは頂への雪道が3枚採用されているため、「ミュウ」「キュレム」どちらにも刺さる1枚であることからかがやくルチャブルが腐るのでは?という疑問もあるかと思いますが、雪道が通っているのであれば有利な可能性が高いです。
問題は雪道を剥がされて攻められている展開の時であり、そんな時にルチャブルがいると状況を打開出来ると考え採用しました。

大会では「アルセウスジュラルドン」とマッチングし、ベルト+ビッグマッチの340ダメージで気絶させて勝利しました。

・クロバットV

最後まで採用を悩んだ枠です。基本的にこのデッキではクロバットは場に出したくないポケモンで、HPの高いVSTARを3体押し付けて戦いたいので不要となるポケモンです。
更に頂への雪道を3枚採用している都合からも、強く使えるわけではないとわかりつつも、「初手にエネが貼れない場面」の唯一のボールからの解決カードとして渋々採用しました。
前日の大会でラブリィさんがアルセギラを使用しており、クロバットVの使用感を聞いたところ「全試合使った」と発言していて、構築の細かい部分こそ違えどそれなら入れてみようと採用してみました。

当日はなんだかんだアルセウスVにエネルギーは貼れたため特に勝ちに繋がる活躍はしなかったので、抜いてもいいかなと思っています。

・クイックボール4 ハイパーボール4 しんかのおこう2

このデッキは
・アルセウスVを置く
・アルセウスVSTARにする
・トリニティノヴァでギラティナVにエネを加速する
・ギラティナVをギラティナVSTARにする
これさえ出来れば勝ちます。
後半の工程はスターバースを使うことも出来るし余裕があるので、問題は前半部分。

アルセウスVになれるクイックボールは最大枚数だし、アルセウスVにもアルセウスVSTARにもなるハイパーボールも最大枚数の採用です。
しんかのおこうは、このデッキは進化ラインが3つ使われていることもありどれにもなれる超優秀な1枚ではありますが、基本的には盤面が完成すれば使わない1枚です。特に不自由はありませんでした。

・こだわりベルト2 大きなおまもり 

こだわりベルトは後述する「パワフル無色エネルギー」との組み合わせでトリニティノヴァでポケモンVを倒すことが出来るプランもありつつ、ギラティナVSTARに持たせて先述のポケモンVMAXを倒す展開を作ったり、大きなおまもりのついたVSTARを倒したり役割が多いため2枚採用です。

大きなおまもりは明確にこの対面を意識してるというわけではないですが、状況に応じてVSTARのHPを伸ばすことで「かがやくリザードン+ベルト」などから守ったりすることが出来たり、1ターン目にアルセウスVに貼っておくことでメロディアスエコーやベルトハイドロブレイクを耐えたりする用途もあります。1枚入っていればスターバースの選択肢になるので、幅広い相手を戦うために採用。

・ポケモンいれかえ あなぬけのヒモ ふうせん

スターバースがある以上、カードは散らし得です。
スターバース→あなぬけのヒモで相手の裏のアルセウスVを引っ張って倒して勝った試合もありました。

ふうせんは2枚以上採用してもベルトやおまもりを貼れなくなるリスクがありますが、1枚はビーダルに貼ったりすることで相手のやったれボス縛りプレイのケアにもなる優秀なカードということで、この配分となりました。

・ふつうのつりざお

主な用途としては基本エネルギーを戻すことにあります。
3体目のアタッカーを育てる時や、育てているギラティナVがやられてしまった時のリカバリー等で使います。
一応やまびこホーンのケア等もありますが、基本的にはシビアなエネルギー枚数を補うためという認識です。

・マリィ3 博士の研究2

ここまでマリィの強さについて書いてきましたが、実はシャロンはマリィがかなり嫌いなカードで、5枚ドローというのを本当に信用していません。ほぼほぼ自分も事故るというつもりでプレイしていることが多いです。

逆に博士の研究には絶大な信頼があり、そんな心の動きが採用枚数にも反映されています。

元々マリィ4博士2でしたがここをクロバットVに変えたという感じです。腕に自信のある人はマリィ4博士1もありだと思います。

・セイボリー2

ギラティナVSTARはデカブツ相手には無類の強さを誇りますが、その分ちまちました相手には優位性がありません。
特にこのデッキはサイド1の非エクポケモンで戦うというプランがないので、いかにしてアルセウスVSTAR単身で効率よくサイドを獲得できるかという戦いになります。

セイボリーは非ルールデッキに対して非常に効果的で、ベンチを3体にしながら前のポケモンを倒すことで相手の要求を高めます。
マリィとセイボリーとボスを使い分けることで、相手のキツイ状態を常に生み出していく狙いです。

マリィ+雪道が相性抜群なのは知っての通りですが、セイボリー+雪道も相当なパワーを持ちます
パルキアVSTARデッキには、セイボリーを使って相手のベンチを削りつつ、更に雪道を貼ると残したかがやくゲッコウガも腐ることになり、バトル場のポケモンも倒れるとなると崩壊する可能性があります。
ミュウVMAXには、セイボリーからの頂への雪道を使うと、相手は「スタジアムを破壊すること」「ベンチを広げなおすこと」の2点を要求されることになり、ウッウロボ1表だけでは解決しないという状況を生み出すことも出来ます。

1枚採用でもいいんですが、この手のカードは2回効果的にプレイすると勝ちに直結することが多いので2枚採用が好きです。2回で4体トラッシュさせることが出来たらイージーゲームです。

セイボリーが使いやすいこともアルセウス軸+ビーダル採用のメリットだと考えています。
3枚というドロー枚数はドローソースとして見ると非常に弱い性能ですが、アルセウスという盤面を完成させてくれるカード、ビーダルという手札を補助してくれるカードとの組み合わせにより効力を発揮します。

・ボスの指令 3

このデッキはハイパーボールが入っている都合、切りたくないカードも切らざるをえないという場面も多々あるため2枚採用では必要な場面に山札に残っていない可能性が高いです。

・頂への雪道 3

デッキのコンセプトでもあるマリィを強く使うための1枚です。
このデッキはスターバースを使ったあとは頂への雪道を貼って困る場面はほぼほぼ無いので貼り得です。

このデッキは雪道ツツジでラストスパートをかけるというデッキではなく、雪道を何度も貼り続けるデッキで、剥がされてもすぐ貼り直したいので2枚では少なく3枚採用としています。
とはいえ刺さらないデッキもあるしダブついても弱いので4は無いかなという絶妙な線引をしています。

・ダブルターボエネルギー4 基本草3 基本超4 
・キャプチャーエネルギー1 パワフル無色エネルギー1

ダブルターボエネルギーは、初手で1番貼りたいエネルギーなので4枚です。
初手でアルセウスVに貼ると、次のターンのスターバースでパワフル無色エネルギーやキャプチャーエネルギーを持ってくる選択肢も生まれるし、後手ならトリニティチャージを使うことが出来ます。
また、ギラティナVSTARの攻撃フェイズに入った際にも1枚で2個分のエネルギーになってくれるため積極的にロストしたいエネルギーでもあります。
ちなみにあむさんに「シャロンさん動画でアルセギラ強いって言ってましたけど嘘つきですね!めっちゃ弱かったですよ!」とキレられ、動画で嘘情報を流している詐欺師扱いされキレかけましたが「どう弱かったの?」と聞いたら「ギラティナVSTARで2回殴るの無理です!」と言われ、「一応確認だけどダブルターボエネルギー1個で2個分になるの知ってんの?」と聞いたら、知りませんでした。

ボコボコにしたい

基本エネルギーは、回してた体感6だと少なく感じました。
トリニティノヴァ1回目で3枚加速するのは勿論なんですが、2回目でも1枚は加速したいです。このデッキはアルセウスVSTARが2回行動出来る可能性がまあまああり、2回目のノヴァで1枚でもアルセウスVSTAR2体目につけばダブルターボから動く選択肢が生まれます。
超と草に優位性は無いので、気分で超を4にしました。

なんか昔こんなやついたから、実はどっちかに優位性あるのかも。知らねえ!

キャプチャーエネルギーは正直変更の余地があります。
実際にスターバースから持ってくることなんてほぼ無いので、1枚入れてても都合のカードという認識です。
とはいえ、後半でもビッパを呼び出したり、1ターン目にアルセウスに貼れたらもちろん強いし、優秀なカードであることは間違いありません。

パワフル無色エネルギーは今大会のMVPクラスの活躍をしました。サイドに落ちてたら困るという場面が多すぎたので、2枚にしたいという思いがあるくらいです。
このカードの強いところは、1ターン目にアルセウスVにダブルターボエネルギーを貼れていた場合、手札に「こだわりベルト」「ボスの指令」「パワフル無色エネルギー」のどれか1枚があれば、スターバースを絡めて相手のHP220のVポケモンを粉砕出来ることにあります。

トリニティノヴァの火力は基本は180~210となっていることから、1ターン目にこれをポケモンVにいなされてしまうと美味しい展開とはいえず、折角ワンパンマンのギラティナVSTARに微妙な繋ぎ方をしてしまうシチュエーションも有り得ます。
また、サイド1のポケモンを倒すことも昨今のツツジ情勢を考えると不利に働くこともある中で、2ターン目にトリニティノヴァでサイドを2枚取れると試合をかなり有利に運ぶことが出来ます。

当日の活躍例では
・前のパルキアVが倒されないと思い、ベルトを貼ってきたが吹っ飛ばした
・おまもりを貼ったアルセウスVの前にゲノセクトVを出してターンを稼ごうとしてきたが、吹っ飛ばした
・ベンチのパルキアVをボスの指令で呼んで吹っ飛ばした
等、これが無ければ勝てていたかわからないという試合を勝利に結びつける貢献度でした。

●不採用カード

ここでは、「これ入れないの?」という質問が来そうなカードをリストアップして不採用の理由を解説します。

・かがやくサーナイト

ルチャブルの重要性が高いため。また、雪道を貼り続けるコンセプトと噛まないため。これを毎回出すプランにすると、サーナイト+ビーダルを倒されて2-2-1-1を狙われてしまうため。

・トレーニングコート、ロストシティ等

相手の雪道割れないじゃん!という意見は友人からも多数来ましたが、雪道を貼られたらこのデッキはサーチ手段がありません。
1枚採用しても「たまたま引く」しかないです。しかもこのデッキは2ターン目にスターバースを宣言するので困るのは1ターン目の雪道だけです。
どれも「雪道を割りたい」以外このデッキのコンセプトに適したスタジアムではないので、不採用としています。

・ともだちてちょう

セイボリー2枚目とかボス3枚目の枠を削減出来るのでは?という意見がありそうですが、裏工作軸と違いてちょうで戻してサーチ!のような器用なことは出来ないので圧倒的現物優先です。

・ツツジ

サーチが無いため、使いたい時に使うのが難しいと思い中間策のマリィで良いと考えてます。

・非ルールアタッカー

ポケ実ポケカ部が動画で入れてた。

非ルールを挟んで戦うのではなく、VSTARを押し付けながらセイボリーやマリィで妨害しながらビーダルでドローする道を選んだので不採用です。

・キバナ

ミュウとの後手で使う可能性があります。ありますが、もうそんなのは負けています。キバナがあっても。そう、考えています。

●各デッキとの相性、戦い方


先攻だとほぼ全デッキに勝てると思ってます。
後攻はマリィの機嫌次第です。理想の動きをされると厳しいです。

・基本の動き

①ターン目
アルセウスVを出し、エネルギーを貼る(全力)
アルセウスVSTARになるためのカード(現物、サポ、ハイボ、おこう)を残しておく
後手時 可能なら、トリニティチャージを狙う(狙う温度感は相手次第)
可能なら、2体目のアタッカーも出しておく
可能なら、ビッパも出しておく

②ターン目
アルセウスVSTARに進化し、トリニティノヴァを使う(全力)
エネ加速先の2体目のアタッカーを出す
サポートを使う
可能なら、次のターンの動きを確保する(ビーダル、サポ)
可能なら、雪道を貼る
可能なら、2体目のアタッカーも進化させる

③ターン目
適切なアタッカーで攻撃をする
可能なら、サポート・雪道で相手を妨害する
可能なら、3体目のアタッカーを育てる
可能なら、ロストインパクト用のエネを溜める

④ターン目
適切なアタッカーで攻撃をする
可能なら、サポート・雪道で相手を妨害する
可能なら、不要なカードを捨てておきツツジ等の万が一に備える

大体こんな感じです。簡単でしょ?

・オリジンパルキアVSTAR
序盤はマリィ、中盤はセイボリーを使って雪道も絡めて動き辛くします。
雪道を割るカードは入ってて1枚、裏工作経由じゃないと手に入らないので理想の動きはなかなかされないです。
げっこうしゅりけんでビッパを倒されつつVに90乗せられてあくうのうねり圏内に入れられると面倒なので、げっこうしゅりけんを打たれて困る場面ではビッパは出さないこともあります。
また、後手の時はベンチにポケモンを2体以上出すとあくうのうねりがベルト込230になってしまうので1体に留めることでアルセウスの生存確率を高めましょう。

・ミュウVMAX
ミュウだけ先攻でもメロディアスエコーで2枚取られてしまうと負けます。とりあえず雪道を通したいですが、通らなかった場合は280を3体押し付けてなんとか生き延びてサイドレースしましょう。
アルセウスVSTARで何かしら倒して1~2、ギラティナVSTARでミュウ破壊して3、3体目のアルセウスVSTARで1~2取れるはずです。
多分ミュウの後手が一番キツイ対面です。雪道連打で祈ります。

・ロスト型ギラティナ
お互い回ってる前提だと不利に感じますが、実際はマリィや雪道が刺さります。セイボリーも地味に効きます。
ウッウ+カビゴンの290を耐えるためにアルセウスにおまもりを貼るのはありです。
基本的にはお互いギラティナにエネ貯めてボスでギラティナ先に取って返しどうする?みたいなゲームになると思うので、出来ればギラティナVを2面作って構えたい。

・アルセウス系
アルセウスVSTARをワンパン出来るため基本的には有利だと思います。

・非ルール系統
ベンチ少ないならマリィ、多いならセイボリーのパリストンの強制二択で倒します。ギラティナは出しません。

●当日の対戦レポート


・1回戦 WTB 後攻 ○

メッソンスタートだったが、ベンチにユキハミ等が並びパルキアではないと察する。
ふしぎなアメからのアクアバレットを2ターン目に使われるものの、スターバースからセイボリー+トリニティノヴァを決める。

頂への雪道も絡め「かくしふだ」にもプレッシャーをかけつつ、ルリナで回収カードなどをまとめてマリィ。相手はなかなか攻め手が作れず、その間にこちらはトリニティノヴァでサイドを取り続けて勝利。

・2回戦 アルセウスギラティナ 後攻 ×

相手のバトル場アルセウスで後攻で死を確信。雪道マリィで誤魔化してみると相手も一応止まるものの、こっちも特に動けず相手に先に動かれて負け。
ミラーは先攻が勝率8割以上ある気がする。

・3回戦 悪連撃inかがやくリザードン 後攻 ○

先手で強いデッキなのに3連続後手・・・。
泣きそうになってたらベンチに連撃ウーラオスVわこつして正直ため息出かけた。
後1トリチャ出来たけどしっぷうづきでアルセウス死亡。
かがやくルチャブル置いて、マリィ+前歯で人生かけたこだわりベルト捜索の旅に出るも引けなくて前の連撃ウーラオスVMAX倒せずキョダイレンゲキでビーダルとルチャブル吹っ飛ぶwww
返し連撃ウーラオスVMAX倒せて、雪道のおかげでガラルファイヤーVにも殴られないターンが出来る。
だけど相手は手札に裏工作インテレオンが確定で、基本炎エネルギーを意味深にサーチもしてて、手札も10枚くらいある。
俺はマリィがもう山札になくて手札を流せないし、頑張ってドローしたけど大きなおまもりも引けなくてベルトかえんばくで終わるんだなぁ・・・なんで俺ばっかりこんな目に・・・と思いながらサイド取ってターンを返す。
するとなぜかターンが帰ってきて勝利。

なんかクイボの採用枚数が少なめでかがやくリザードン持ってこれなかったとか、みずのとう既に割ってたから雪道を割れなかったとかそんな感じの事情だったみたい。マジで奇跡。

・4回戦 オリジンパルキアVSTAR 先攻 ○

3回戦まで実はずっとジャンケンでとある手を出して負けてたんだけど、お昼休憩のあとだったので気分を変えて別の手にしたところついに先手。

相手はVIPパス+カイのロケットスタートだったけど先2でパルキアVを食って、ロストインパクト連打してゲームエンド。

・5回戦 アルセウスジュラルドン 先攻 ○

相手はバトル場がジュラルドンV、ベンチがアルセウスVにダブルターボ。
スターバースからあなぬけのヒモ+ベルトパワフルノヴァで圧殺。

・6回戦 オリジンパルキアVSTAR 先攻 ○

手変えてからジャンケン3連勝で神に感謝。
対戦相手は俺のYou Tubeメンバーシップの大会でいつも勝ってる強者だったけど、先攻の俺を誰も止められない。
相手はパルキアスタートのゲッコウガにキャプチャーメッソン呼びエンドの渋めの動き。
とはいえこちらも得意のパワフルベルトノヴァを決められる手札ではなく、パルキアVをノヴァで小突く微妙な形。
とはいえマリィと雪道を連打してアタッカー3面とビーダルの理想盤面にして勝利。

予選5-1 7位で決勝トーナメント進出

・決勝T1回戦 ミュウVMAX 先攻 ○ (配信)

いつも配信運営側だったから初めて選手として座ってちょっと緊張。

苦手なミュウだったが先攻を取ることが出来て、アルセウスVに大きなおまもりも貼れたから相当な上振れが来ない限りゲームにはなりそうだなという1ターン目。
クロバットVは頂への雪道を探しに行くために使用。
このデッキは雪道3枚採用なので、1ターン目から貼っていって相手に割らせて2枚目を通しやすくしたいと考えましたが、引けず。

結果的には相手のフュージョンシステムが振るわず後1で殴られなかったし、パワフル無色エネルギーでお守り装備したままゲノセクトV倒せたし、雪道で相手止まるしでツイてました。

・準々決勝 アルセウスジュラルドン 後攻 ○

ジャンケン負けて本当に悲しい気持ちになって、ポケモンめくったら相手アルセウスVで本当に帰ろうとしたけど、ベンチに出てきたのがジュラルドンV。
正直アルギラに先手取られたら終わりだけど、ジュラルドンならあるぞ?と思いつつ気を引き締める。

後1で運良くトリニティチャージを決めることが出来、先2でトリニティノヴァを決められるも、後2であなぬけのヒモ→かがやくルチャブル→こだわりベルトで相手のジュラルドンVMAXをギラティナでワンパンすることに成功。
これによって、相手はアルセウスでギラティナを倒せないが、こっちはギラティナでアルセウスを倒せる状況となり、圧倒的有利。そのまま勝ち。
※ジュラルドンVMAXを生かしておくとカリンの信念が怖いのである

・準決勝 オリジンパルキアVSTAR 先攻 ○ (配信)
コチラも配信。

先攻の時点で笑顔。
ボスベルトパワフルでパルキアVを倒すスタートを切れる手札だったけど、結構難しい手札。
ノヴァの加速先を持ってくると、次のターンのサポが無い。次のターンのサポを持ってくると、ノヴァの加速先が無い。
サイドから取れる可能性のあるカード、裏目などをしっかり考えた結果サイドから博士が取れてツイてた。

順当に攻撃していって勝ち。

・決勝 ロストギラティナ ヤマグチヨシユキ 後攻 × (配信)

後攻で本当に泣きそうになった。

手札に頂への雪道2枚と博士の研究があって、雪道を貼ると相手のゲッコウガ・ネオラントVにプレッシャーになるけどスターバース使えないデメリットのほうが圧倒的に大きいので渋々博士。

相手とんでもないブン回りなので2ターン目マリィは確定で、ダブルターボも確定のスターバースの選択肢が少ない残念な手札だった。
ここで頂への雪道を貼れてたら結果的には多分勝ててたかもだけど、初手で2枚捨てちゃってるから残りの1枚は引けず。一応クイックボールはあったからクロバットV行くのも選択肢だった・・・?大きなおまもりも欲しかったし、アリだったかも。

カビゴンにアルセウスを倒されてしまい、一番の反省ターン。

アルセウスにエネを貼っておけば、とりあえず前のカビゴンをアルセウスで倒してサイドを4にしつつ、ギラティナVを2面作ることによって相手の動きが理想的に進まなければまだまだ勝ち筋はある。相手はエネルギーをほぼ使い切っているし、ギラティナVSTARの3枚目があるかも怪しいし、ミラージュゲートも結構使ってるし。

でもここは相手のベンチにギラティナが1匹しかいないことや、ロストにギラティナVSTARが1枚行ってることも加味すると、相手のギラティナVSTARをボスで呼んで倒せればかなり良い展開になりそうなターンだった。

もちろんその選択肢は頭にあったけど、サイドにギラティナVSTARが1枚あり、もしエネをギラティナVに貼ってのナイトアセットをして進化出来なかったら、ほぼほぼ負けになっちゃうので弱い心がアルセウスにエネを貼ってしまった。

結果的に手札にボスの指令はあったし、ギラティナVSTARも引いた。ギラティナVにエネを貼っていて勝っていたかどうかはわからないけど、このあとヤマグチヨシユキにデッキを0枚にした上にエネルギーリサイクルも使われて理想的な手札を作られて負けたから、結果論ギラティナに貼るべきだったのは間違いない。

というか、中間策でエネルギーを手札に残してナイトアセットでドロー枚数を妥協するのが一番良かったのかも知れない。

「相手がワンチャン理想の動きしなければ~」みたいな甘えは”本物の強さ”を持つポケカ四天王には通るわけがなかったし、リスクを背負って勝負にいく心の大切さを感じました!

(最後のボス→ネオラントVの意図はわかってない人がコメントで多かったぽいけど、いれかえ札なければLOするからそれ祈っただけ!殴ってギラティナVSTARとエネが無いに賭けるか、どっちに賭けるかみたいな感じ。ちな、全部あったから何しても負け。)



という感じで、結果準優勝でした!
こうして反省を文章にすると、次に活かせると思えるし、強い人との対戦は本当に勉強になるなあと感じます。

先攻は半分しか取れなかったけど、全部勝った。
後攻も3-2したし、先攻上振れだけのデッキじゃなくて、先攻上振れつつ後攻もやれる強いデッキなのを感じました。
とはいえ全試合1ターン目にアルセウスは出せたし、そこはついてた。スタートはあんまりしてくれなかったけど、なんだかんだでボールとかサポートは何かしら来てくれた感じ。

●オマケ カードの反り

配信で、俺のデッキのカードが反ってることに対しての意見がチラホラありました。
普段You Tubeのコメントでも言われるからわかるけど、「高いカードも入ってるのに曲がっててヤバい」みたいな意見は多い。

だけど、「高いカードだけ曲がってない」ことのほうがヤバいことを知って欲しい。

俺はレアリティの中で「ミラー」が一番好きなんだけど、持ってる人はわかると思うけどミラーはちょっとの乾燥や湿気で反っちゃう。これはRRとかRRRとかもそうだけど、ミラーはより一層そう。

じゃあこれで何もしないとどうなるかっていうと、ミラーのカードだけ曲がってる状態になってしまう。
サイドのカードを取る時に狙いがつけれてしまったり、山札の上のカードを想定しやすくなるいわゆるマーキング行為に該当する可能性がある。
俺はポケカ以外にも色々なカードゲームをやっていたから知ってるけど、MTGではFOILカード(ポケカでいうミラーのようなもの)を使う場合はデッキのカードを全部FOILにしないと不正を疑われるみたいなこともあるくらい。

だからこそ、大会で使うプレイ用のカードとして決めたらそういった疑いをかけられないようにカードが反りで判別出来ないように「めっちゃシャカパチするし、激しくシャッフルする」ギラティナVのSAだろうが関係ないし、がんばリーリエもアセロラもめっちゃシャカパチして生きてきました。

不快に思う人もいるかも知れないけど、これが俺の「競技シーンだろうが好きなレアリティを使いたいし」「不正を疑われたくもない」を両立させる自衛の手段です。

ちなみに俺はチャンピオンズリーグ等の大型大会で上位に入ってデッキチェックを受けた際に、「デッキのカードが反ってたけど、全部反ってたから問題ありませんでした」と2回言われていて、お陰で罰則を受けていない。実績のある対策法です。

とはいえどうこう言っても「カードを大事にしろ」「シャカパチするな」という意見は絶えないもので、対立してもしょうがないのでこれに関して表立って発信することは今まで避けてきましたが、有料noteという一部の方にだけ伝えられる部分でしたので、良い機会だと思い書きました。

●8/8追記 改良案と大会レポ


先日、ポケカの大会がありこの「アルセウスギラティナ」を使用してまた参加してきました。

結果は「予選4-0 決勝トナメ1回戦で負けて敗退」でした。
後攻が3回もあった上での成績なので、やはりこのデッキ強いなと感じました。

この大会の特殊ルールなのですが、「3人チーム戦で3人のうち1人はポケモンV無しのデッキを使う」というルールになっており、それも踏まえて「クロバットV→すごいきずぐすり」に変更して出場しました。

結果としてこの改良はかなりの成功で、すごいきずぐすりの活躍で試合を有利に運べました。
基本的に非ルール系のデッキに対してはアルセウスVSTARでひたすら攻撃していくわけなんですが、エネルギーがかなり余ります。
チェレンの気配りも回復カードですが、エネルギーが余ることからすごいきずぐすりでいいやと思い採用しましたが、ウッウの攻撃を全回復したり相手のサイド複数取りを妨害したりと大活躍しました。
環境によってはすごいきずぐすり1枚採用はかなりアリだと思うので、皆様も検討してみてください。

当日当たったデッキは
・予選1 ターボパルキア 先 ○
・予選2 ロストバレット 先 ○
・予選3 オリジンパルキアVSTAR 後 ○
・予選4 ミュウVMAX(とーやさん) 後 ○
・決勝T ロストバレット 後 ×

ミュウVMAX戦ではボスアルセウス→ボスギラティナで蹂躙されてサイド2-6になったのですが、諦めず雪道貼ってアルセウスVSTAR3体使って粘ったら6ターンくらい止まってくれました。雪道って凄い。

最後のロストバレット戦はプレミしてしまいました。
大きなお守りアルセウスVSTARがウッウ110、カビゴン180を耐えてサイド3-6で勝ったなーと思って慢心して適当にすごいきずぐすりを使ったのですがHPが残り140になり、ベルトウッウで倒されてしまいます。(結果、攻撃回数をズラせていないのできずぐすり無駄撃ちです)
その後かなり引きが悪く山札がかなり薄い+ビーダルが2体いるのに多投してるはずのマリィと雪道が一生引けず、ベルト輝くリザードンが連打されて3-4→2-2→1-0というサイドの推移で負けてしまいました。
運はかなり無かったですがそれでもあのミスがなければ状況は変わってたので反省。

ちなみに対戦相手の多くの方がnoteを購入してくれており、デッキがバレた状態でも勝てたのでデッキ強いと思います(2回目)
パルキアに先1で雪道貼られて「絶対構築知ってるやん!」となりましたが、大丈夫でした。

●9/8 追記


チャンピオンズリーグも近づいており、デッキの候補にこのアルセウスギラティナを持ってくれる方も多いと思いますので現時点での考察。

今使うなら「バケッチャ」はとりあえず採用すると思います。今まで採用していなかったのはミスだと気付かされました。先張り雪道に対してスターバースを使えるようにした上で雪道を貼り直すことも出来る1枚、ボールからサーチも出来るためこの当時は考察不足でした。

また、メタゲームによってはキュレムVMAX ミュウVMAXのガードを落として「かがやくサーナイト」の採用や、レジギガスに対して勝ちやすくするための「ノコッチ」あたりも採用候補になってくるかと思います。


●最後に


ここまで読んでくれてありがとうございました!
昔から文章を書くのは好きで、別にうまくはないと思うけど、スラスラと書けるし楽しい。
それを今はYou Tubeへの熱意に回しているけど、久々にnote書いてみたらやっぱり楽しかったです。

You Tubeをやってても嬉しい瞬間は、「動画のお陰で勝てました!」とか「作ってみたけど楽しいです!」とかそういうコメントで、今回もこのnoteを読んで、買って良かったと思ってもらえたり喜んでもらえたらいいなあと思っています。

ツイッターのDMは基本的に返信するようにしているので、今回もこのnote記事に関して質問などがあれば気軽に送ってください。

また、引用RTや共有リンクなどでnoteの感想をツイートしてもらえると凄く嬉しいです。(リツイートやいいねをするかも知れません)

という訳でだいぶ長くなりましたが、ありがとうございました。

しばらくnoteを書く機会はなさそうですが、You Tubeも是非見てください。
それでは。

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