恋愛雑記帳

「可愛い子を好きになること自体は悪いことではないだろう。しかし問題なのは”可愛い子”の画一化であって、”可愛い子”と聞けば猫も杓子も概ね決まった顔を連想することに私は疑問を感じ…うんたらかんたら…」

などと唱えていたら、気づくと20歳。異性との交際経験はもちろんなし。恋愛に関心が向かぬほど没頭する趣味があるかと言えば、そうでもない。何を間違ったのだろうか。

俺はもっと恋愛について理解と教養を深めてから行動に出ようと考えていた。しかし、それが間違いだったのかもしれない。いつのまにか、説明書をろくすっぽ読まずに家電製品を使い始めるような輩に先を越され、俺は肝心なその家電製品を扱えぬまま、机上の空論に時間を溶かし続ける魔女ならぬ魔男、いや、多分、ただの変態になってしまっていたのだ。おかしい。こんなはずじゃなかった。

時間もあった。出会いもあった。なんなら、生活に困らないお金もあった。持てるものは持っていた。それなのに…。自分が情けない。仮に、忙しければ…。仮に、出会いのない環境であったのならば…。しかし、俺には言い訳すらも与えてはもらえなかった。あぁ神よ。あなたはどうしてこんなにも、過酷な運命を我に背をわせたのでしょう。もう八方塞がりです。無理です。限界です。ダメそ。あぁ、きっと、我が我である限り我は、本当の意味で愛する者への思慕というものを知ることはないのでしょう。なんと悲しい運命か。

ならば、抗え、清水。

たたかえ。全てをかけて人を愛しに行け。北へ向かえ。いやいや、馬鹿、待て。それは愛なのか。自分の情けなさを振り払うために他人を利用するだけであろう。そのような愚行は我が人倫に反すのではないか。いやしかし、恋愛というのはそもそもがエゴの衝突であり…

「あぁ、もうこんなめんどくさいことばっか考えてるからいつまで経ってもお前はそんなまんまなんだよぉ!!」

「うるせぇ。うるせぇ。俺はなぁ、愛についてよく考えてから行動してぇんだよぉ。どいつもこいつも、上っ面な愛を交わし合って、くだらねぇ。俺は熟慮に熟慮を重ねた上で、高尚で深遠な愛を噛み締めたいんだよぉ!」

「屁理屈言うな馬鹿野郎。実際に行動もしねぇやつが、愛なんてわかるもんかよ。とにかく飛び込んで、もがいて、くるしんで、その先に愛を見つけろよ!」

「うっ。だまれ。だまれ。消えちまえ!!」

そんなくだらないことを考えていたら、今日も1日が終わりそうです。明日は1限なので今日はこの辺でもう寝ます。

ちなみに、今日、僕は製図課題があったのですが、結構遅くまで頑張りました。でも、寸法を間違って描いていたのでやり直しです。明日も頑張ります。おやすみ。

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