見出し画像

手帳とBagジプシー

手帳好き=一つの手帳を使い続けているとは限らない。
半分以上の人は、きっと毎年手帳を変えて試行錯誤していることだろう。
私レベルの重症になると、年に何冊も手帳を買う。
最近はコロナ禍で手帳に触れる機会がめっきり減り、なかなか使ってみようと思う手帳に出会えなくなってきたけれど。

それでもこの大変な状況は、私に一つ、試練を与えた。
ここ数年はいろんなものを取り込むフェーズにあったように思う。それが、外出ができなくなった途端、手元にある無数の手帳たちが、使い終わったものや飽きたもの含め、とても愛おしく魅力的に感じるようになった。
もちろん、せっかく家にいるのだから、と、物凄い量の文房具を断捨離したりもした。

本当に大事な手帳、シール、ペンたちに囲まれた時。
ふと、ほぼ日手帳に初めて出会った年を思い出した。
最近はマステ沼を完全に抜け出したのだけど、あの頃は蔦屋書店に行ってはマステを買い漁っていた。そして(まだ数え切れるほどの数量だったので)一つ一つがとってもお気に入りで、ほぼ日に雑誌の切り抜きと共に丁寧に貼って使っていた。

どんどん集めて全ての数が把握できなくなってきた頃、急にほぼ日に空白が目立ち始める。毎月楽しみに読んでは切り抜くために買っていた雑誌も、気づけば隔月になり、そして休刊になった。

”手帳はライフスタイルに合わせて変わっていく”

逆に言えば、ライフスタイルが変わらない、丁寧な暮らしが実現できているような人は、ずっとずっと同じ手帳を使い続けられるんだろうなとぼんやりと思う。
(チョコバーアイスを頬張りながら)
でも私は自分がそれができないことを知っているし、気分に合わせて使い分けたい。
だから手帳を買うときはいつも、「これ一つを一生使い続けよう」なんて思わない。着せ替えながら、今あるものを大事に使おう、とは思うけど、多分またそのうち、これは運命!!みたいなデザインのものに出会ってしまってはときめくんだろう。

でもたまに、「こんなに手帳買って!無駄遣い!病気よ」なんて心ない言葉を浴びせられることもある。YouTuberとして画面を通してでも人前に出る以上、仕方のないことではあるのだけど、言われた瞬間は凹んだ。
でも今ならこう言い返せる。

「洋服を毎シーズン買う人と、何が違うんですか?」

そう、洋服を毎シーズン何万円も買っている人がいても、あまり批判する人は居ない。私は半年に一度くらい何着か買う程度で、その分手帳を買っている。それだけのことなのだ。
私にとって、そしてこれを読んでくれている手帳好きのあなたにとって、手帳は洋服と同じくらい大切で、日々の生活を豊かにしてくれるもの。
だから、同志たちが何か新しい手帳を買っているのを見ると欲しくなるし(洋服に置き換えてみよう)とっても魅力的な写真の撮り方だとより影響を受ける。(ほら、インフルエンサーが着こなす洋服と同じでしょう)
それで、いいんです。私は、あなたは、普通です。
(ちなみにチョコバーアイス、当たり付きだったんだけど、はずれました)

さて、この記事のタイトルは手帳とバッグなんだけど、私は手帳に出会う前は、バッグと靴が好きだった。
本革のものなんてほとんど持っていなかったけど、いくつか持っている本革の靴は何度断捨離しても大事に置いてある。
バッグも、その日の服装に合わせて中身を毎日入れ替えていた。

そんなバッグと靴好きでも、子供が生まれると180度変わった。
バッグはオムツや水筒やおやつが入る大きなものしか使えなくなったし(ちょっとそこまで、用に小さなサコッシュも持っているけど)ヒール靴なんて産前から履けなくなった。
娘が色々動けるようになったら、チャックがついてないと中身を全部引っ張り出していたずらするようになったので、バッグにチャックが付いていることも必須項目に追加された。

そうするともう選択肢は少なくなって、断捨離が捗った。私の靴バッグ好きは終わりを告げたのである。”とんでもなく条件に合っていて、好みドンピシャなもの”が限られているので、ほとんど買わなくなった。
靴も(ヒールが似合わなくなったのもあって)ペタンコ靴ばかり残して、ヒールのものは冠婚葬祭用とあと数足のみ。高かったし・・・と残していたアパレルで働いていた頃のブランドものの10センチヒールも、やっと手放すことができた。


さて、何が言いたいかというと。

手帳好きのみなさん。
「また買ったの?」と小言を言われても、もう堂々としていましょう。
持っている何冊もの手帳、バインダー、リフィル。
全てあなたにとっても似合っている素敵な宝物です。思い出もたっぷり詰まっている。
これからもこの最高の趣味を、一緒に楽しんでいきましょうね。


本日の1枚は、ずっと気になっていて昨日店舗で背負ってみて即決した、無印良品の”肩の負担を軽くする撥水リュックサック”です。
10キロくらい入れても、背負ってみるとあら不思議、重さが感じられない魔法のリュック。
2990円と家計にも優しいので、オススメです。
https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550182716122


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?