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【独学】35日で日商簿記2級に合格する方法

はじめに


皆様、はじめまして。
ノブと申します。

今回は独学で日商簿記2級を短期間で取得できる勉強法ついて紹介をいたします。
(※簿記3級の知識を既に身に付いている方向けのnoteです。)

私はこの勉強方法で35日で簿記2級を92点合格しました。

ただ、合格するまでは順風満帆ではなく様々な悩みを抱えていました。

例えば、、

「短期間で合格したいけど、どうやって勉強したらいいか分からない」
「どの問題集、参考書を使ったら良いか分からない」
「範囲が広すぎて覚えることができない」

といったものです。

当時の私は、1日でも早く簿記2級を取得して転職活動を行いたいと思っており、「勉強法・参考書・問題集」の下調べと事前計画を立てたのですが、、

計画段階で多くの時間を使ってしまいました。

「計画を立てる時間を勉強時間に当てられたら良かった、、」と後悔しましたので、皆様が勉強時間をより多く確保できるように独学合格のポイントをまとめました。

是非、ご覧ください。

1.まず基本から

まず、日商簿記2級の基本情報からご説明します。

<基本情報>
ペーパー試験時期:6月、11月、2月 計年3回
ネット試験時期:統一試験日程以外のほぼ毎日
試験科目:商業簿記、工業簿記
ペーパー試験時間:120分
ネット試験時間:90分
合格基準:70点以上
合格率:約20%(ここ数年の合格率の平均)

2・3級については、2020年12月からネットで統一試験前後日程以外のほぼ毎日受験できるようになりました。(会場によって実施日が異なるため要確認)
簿記1級については、ネット試験の対象外です。

※ネットといっても自宅ではなく、全国にあるテストセンターなどの指定会場
での受験となります。

ペーパー試験とは異なり、受験日の変更も可能であるためネット試験での受験を
おすすめいたします。

2.独学合格するための戦略

上記の通り、日商簿記の試験科目は「商業簿記」と「工業簿記」の2種類が
あります。

<商業簿記>
配点:60点
出題範囲:かなり広く、最近では「連結会計、税効果会計」などの
     1級レベルの範囲も含まれている
出題パターン:様々な問題が出題される

<工業簿記>
配点:40点
出題範囲:比較的狭い。基本知識が身についていれば、解ける問題が
     中心。
出題パターン:基本的に似た問題が出題される傾向

2科目共に満遍なく勉強するのがベストですが、我々のような社会人は時間が限られているため、効率的に勉強をしていく必要があります。

そこで、独学合格の戦略としては、

「工業簿記満点、商業簿記6割取得」です。

商業簿記、工業簿記を合わせて70点以上で合格となります。

工業簿記は範囲が狭い、かつパターンも少ないのですが「40点の配点」です。

一方、商業簿記は範囲が広いうえに1級範囲の問題追加がありパターンが多いにもかかわらず「60点の配点」です。

もうお気づきかと思いますが、

工業簿記を「満点の40点」
商業簿記はの「6割の36点」

を目指すことが効率が良いです。

とはいえ、「工業簿記で満点を取るのは難しいのではないか、、」と思われる方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、工業簿記を満点取得することは可能です。

理由は、解法を理解してしまえば全てを解くことができるからです。

分かりやすく言うと、数学の公式です。

数学の公式は、公式を一度覚えたら、あとは各々の問題を公式に当てはめて
行けば、自ずと答えを導き出すことができますよね。

そのため、工業簿記も解法さえ理解してしまえば、簡単に解いて行くことが
できるので安心して取り組んでください。

逆も然りで、解法を間違えてしまうと芋づる式で間違いになってしまい、満点を
取得することができなくなってしまうので、きちんと解法を理解することが重要
になります

工業簿記は、数学と同様で問題への慣れが重要となってきます

そのため、後ほどご紹介する問題集で何度も練習し、どのような形式でも
対応できるようにしていきましょう!

3.参考書と問題集はこの3冊でOK

参考書と問題集は以下3冊でOKです。
この3冊さえやれば高い確率で合格できるので信用してください。

上記の参考書は、「パブロフシリーズ」のものとなります。
なぜ、こちらの参考書を選んだのかというと圧倒的に理解しやすいからです。

この参考書の中では、犬のパブロフ君と会計士のお兄さんが登場します。

犬のパブロフ君が「株式会社・個人商店」を営んでおり、会計士のお兄さんが
企業を営んでいく上で発生する会計処理(簿記知識)についてストーリー仕立ての
漫画形式で解説をしてくれています。

私は実際に使ってみて非常に理解しやすかったので、非常におすすめです。

また、このパブロフシリーズは1冊につき、1回分の本番形式の模擬試験が付属
されているため
、非常に役に立ちます。
本番のネット試験と同様の形式となっており、非常に良い練習となりますので、
活用することをオススメします。

4.勉強スケジュール

最後に、勉強スケジュールについて紹介いたします。
基本的に、平日3時間・休日6時間ほどの勉強を行えば完了できる
勉強量での計画をしております。

(1週間目:1日目〜7日目)
目標:日商簿記2級 工業簿記の参考書を2周する

まずは、工業簿記の参考書を1周します。
1週目は、基本的に最後まで目を通すことを意識しましょう。

理解できない点、分からない問題などが多くあるかと思いますが、
初めて取り組むことなので当然です。
分からない箇所は、当然あると割り切って、分からない箇所は
「メモをする、参考書に書き込み」などして記録に残しましょう。

2周目では、1周目で分からなかった論点を重点的に理解することに時間をかけましょう。1周目で理解できた点は、軽く目を通すくらいで飛ばしていきましょう!
分からない点が理解できたら、1周目で記録した点を消込みます。

つまり、2周することの目的としては、わからない論点を絞りこむ
ということです。

それにより、時間をかけるべき分野の優先順位を明確にすることができます。

この作業は、模擬問題を解く時にかなり役に経ちますので、ぜひ行って
みてください。

(2,3週間目:7日目〜21日目)
目標:日商簿記2級 商業簿記の参考書を2周する

商業簿記に関しても、工業簿記と同様の形で学習を進めていってください。
ただし、商業簿記は工業簿記とは異なり、仕訳問題が頻出されるため
仕訳問題は完璧にこなせるように何度も練習してください。

(4週間目:21日目〜28日目)
目標:分からない点の理解を深める、パブロフ模擬ネット試験の受験

ここでは、第1,2,3週目で明確にした分からない点を重点的に取り組みます。

分からない点を再度精読し、パブロフ式の練習問題を通して何度も実践して
みてください。
再度精読した上で、間違えた点は何度も解き直してください。

「商業簿記、工業簿記」ともに、分からない点の理解を深めたら、
パブロフ式参考書に付属されている模擬問題集を解いてください。

ここまで対策をしていたら、模擬問題集も70点前後取れることが
できるはずです。(70点以下でも解き直しをすればOKです。)

模擬問題集で間違えた点も、きちんと理解できるまでやり直しをすることを
オススメします。

5週間目:(28日目〜35日目)
目標:本試験問題集を解く

ここで、仕上げの本試験問題集です。
おそらく、50点前後くらいの点数になると思います。

その理由は、パブロフ式では出題されていない形式の問題が
多く出されるためです。
ただし、解説を読んでいくとパブロフ式で学んだ内容が根幹と
なっておりますので、1問ずつ理解していけば問題ありません。

また、間違えた問題に注目してみてください。
恐らく、パブロフ式で分からなかった点と被った内容のはずです。
その場合、参考書に戻り復習してゆき、知識の定着化を計り、
もう一度問題集を解きましょう!

5.さいごに

ここまで、noteを読んでいただきありがとうございました。

「鉄は熱いうちに打て」という言葉がある通り、チャレンジしようと
思った方は、ネット受験を予約しましょう!

万が一、計画通りに勉強が進まなかったとしても、試験日直前の3日前までなら、受験日を何度も変更することができるので安心してください。

受験日を先に決めておいた方が、やる気になると思いますので、
ぜひ頑張ってください。

皆様の日商簿記2級の合格、心より祈っております。



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