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1000円ちょっとでアルトクラリネットのスタンドを手に入れよう

市場で簡単に手に入る1000円前後のギタースタンドにちょっとしたものを組み合わせてアルトクラリネットのスタンドを作ります。

アルトクラリネットにスタンドは必要?

必要なシーン1 舞台上での持ち替え
アルトクラリネットはそれなりに長く取り回しが悪いので、持ち替えの際には、置き椅子を使うのは厳しいものがあります。こういうときはスタンドは必須でしょう。曲間に舞台袖で持ち替えるならば、(安全な置き場所が確保できる限り)なくてもどうにかなります。

必要なシーン2 練習のお供に
ちょっと休憩するときや楽譜に書き込みをするとき、他の楽器が指揮者につかまってるときなど、スタンドがあると便利です。アルトクラリネットのキーは曲がりやすい上に自立しないので、気軽に床に横に置けません。ストラップを使ってれば両手を使うことは可能ですが、ちょっと重いですよね。

スタンドなんて、舞台上の持ち替えがなければ、なくてもどうにかなるので、どうしても優先順位は低くなります。これは並クラのスタンドも同様だと思います。とはいえあると便利なのは明らかです。あとは利便性と価格・可搬性のトレードオフということになります。

アルトクラリネット・スタンドの既製品

そもそもユーザー数を反映してか、アルトクラリネット・スタンドとして売られている商品は、ほとんどありません。あったとしてもバスクラリネットとの兼用になっています。

Aida バスクラリネット・スタンド

アルミ製のBC-150、スチール製の1081がありますが、導入をためらう価格です。

Hercules バスクラリネット・スタンド

筆者は試したことはありませんが、非公式ながらAmazonにてアルトクラリネットにも使えるとの報告があります。

どちらも筆者の状況(バスクラは未保有、アルトクラリネットの本番は1年に1回あるかないか)では、価格的に導入はためらわれます。

そんな中見つけたこの動画

1000円弱のギタースタンドにエンドピンを支えるカップを溶接してバスクラリネットスタンドを制作しています。

ギタースタンドがバスクラリネットのスタンドになるならば、アルトクラリネットのスタンドになるならば、アルトクラリネットのスタンドにもなるはずです。筆者には溶接の心得はありませんので、別の手段を考えます。

まずは完成品を

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ギタースタンドのボディを支える部分に布を張っただけです。これで問題なく支えられそうです。

材料1 ギタースタンド

ギターのネックとボディ下部で支えるタイプが各社から1000円前後で発売されています。この形であれば、どこの会社のものでも構わないと思います。

材料2 下方向の支え

このタイプのスタンドでは、ギターの重さはネック方向(後ろに回転する力)とボディ下方向(前に回転する力)にかかっています。そのため、ボディ下部を支える部分がないと、後ろに転倒してしまいます。

上の動画ではカップを溶接することで、ボディ下部を支えるU字の支柱の間を埋めていますが、アルトクラリネットのベルを支えられれば何でも良いはずです。

筆者は、100円ショップで手に入る、ネックウォーマー使用してみました。ニット帽なんかでも必要十分だと思います。

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もう少し手間をかけるなら、網状のすべり止めマットを2~3周ぐるぐる巻いて結束バンドで四隅をとめると良い感じになります。

最後に

簡単かつ安価に手に入るので、あるとクラリネットのスタンドをお探しのか方は、是非お試しください。ただし、それぞれの材料の正式に想定された使い方ではないので、あくまでも自己責任でお願いいたします。








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