今日は報恩講の最終日お満座でした。
みなさん今晩は。3日振りでございます。
今日は自坊の報恩講の最終日でした。
報恩講自体をあまりご存じないかと思いますので、
簡単にご説明します。
報恩講:真宗大谷派
真宗大谷派(東本願寺)の報恩講(ほうおんこう)は、
浄土真宗の開祖である親鸞聖人の徳を讃え、
その教えに感謝する法要です。
親鸞聖人の命日である11月28日を中心に行われますが、
報恩講は寺院ごとに異なる時期にも行われます。
うちのお寺は毎年10/7,8,9の3日間です。
では、この報恩講のことを今日は書いて行きますね。
では見出しから
「お満座」—報恩講最終日に感じた親鸞聖人への深い感謝
今日、私は真宗大谷派の報恩講最終日、
「お満座(おまんざ)」に参加しました。というよりは、ぼくは自坊(自分が所属するお寺)の役僧です。
絶対に出席しないといけません。w
報恩講の数日間にわたる法要のクライマックスであるこの日、
親鸞聖人への感謝の思いをさらに深め、
心からの祈りを捧げる場となりました。
お満座という言葉は、真宗の行事において最も重要な意味を持ち、
「座」が満ちる、つまり全てが揃い、
教えが完全に広がることを表しています。
これまでの法要で積み重ねられてきた教えが、
この日に一つの到達点を迎えるような感覚でした。
親鸞聖人が私たちに遺した深い智慧や慈悲の教えが、
私たちの心の中に根付く瞬間を感じます。
お満座における法要とその意味
法要は厳かな雰囲気の中で進行し、
僧侶の唱える「正信偈(しょうしんげ)」や「和讃(わさん)」が響き渡る中で、
私自身も外陣にて念仏を唱えました。
この瞬間、日常の忙しさや迷いから解放され、
ただ「今」ここにいる自分を見つめる時間となりました。
特にお満座では、信徒たちが一体となり、親鸞聖人への感謝を表すために心を合わせる場であると実感しました。
ですが、実際は汗だくの、足は痺れまくりの麻痺してます。w
報恩講全体を通じて、
親鸞聖人の教えがどれほど深いものであるかを改めて考えさせられます。
特に、お満座ではその教えに対する感謝が一層強まりました。
親鸞聖人は、
私たちのような煩悩に苦しむ者たちが救われる道を示してくださった人物です。
彼の教えは、「自分の力でどうにもならない苦しみや悩みも、他力の信心により解決へと導かれる」という深い安心感を与えてくれます。
現代における報恩講の意義
報恩講に参加することで、
現代社会の忙しさや物質的な価値観から一歩離れ、
精神的な安らぎを求める時間を持つことができます。
特にお満座は、
日々の慌ただしさの中で忘れがちな感謝の気持ちを、
改めて思い出させてくれる貴重な機会です。
親鸞聖人の教えは800年もの時を経てもなお、
私たちの心に深い影響を与え続けています。
現代においても、その教えは私たちにとって変わらぬ道しるべであり、心の支えとなっています。
報恩講の最終日であるお満座は、
単なる終わりではなく、新たな始まりでもあります。
この日を迎えたことで、
親鸞聖人の教えを日常生活にどう生かしていくかを考えるようになりました。
感謝の気持ちを忘れずに、
今後も自分の行動や心持ちを見つめ直し、他者への思いやりを大切にしていきたいと思います。
最後に
お満座は、報恩講の集大成として、
多くの人々と共に親鸞聖人への感謝を捧げる時間です。
この体験を通じて、自分自身の生き方を見つめ直すと同時に、
仏教の教えがいかに現代の私たちにとっても大切なものかを改めて感じました。
親鸞聖人が示した道は、ただ過去の遺産ではなく、
私たち一人ひとりの心に深く息づいているものです。
これからも、
報恩講で学んだ感謝の気持ちを日常に生かしながら、
他者と共に歩むことを大切にしていきたいと思います。
なまんだぶ合掌。
明日もいい日や。
1LOW 釋一承 HIPHOP寺館長
ZULU NATION JAPAN