玉日誌 桜が咲いていたとして

散歩という娯楽は結構深いなぁ、と思う。というのも、ただ「歩く」というだけでは娯楽になり得ないので、そこには歩いていく道のりの中から色んなものを読み取っていくということが大事なんじゃないかな、と。

そういうわけで新宿に住んでもう5年ほどになるけれど、この町は文脈が溢れかえっているので、どれだけ散歩しても飽きない。へえ、こんなところにこんなお店があったのかとか、このビルがカオスなテナント群を擁するに至るまでの遍歴はどんなものだったのか想像してみたりとか、大量にできたタピオカドリンク屋の未来について考えたりとか、そういうのが実に楽しい。

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