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肉の漬け方、厚切り生姜焼きの完成形はどこにあるのか、豚は砂糖に漬けるとうまい!!
肉を煮るなら塩と砂糖で漬けこむとうまい。
そんな話を僕は何度となくしてきました。この「漬け込み」の技法は、薄切り肉の一般化(塊肉の需要減)に加えて、冷蔵庫の普及ですっかり忘れ去られてしまった技術といえるのですが、やってみるとこれは本当に「美味い」のです。しかも、塩と砂糖を入れた肉は日持ちします。塊肉に塩と砂糖をもみこみ、キッチンペーパーで覆えば(食用アルコールのスプレーで滅菌するとモアベター)軽々1週間くらいは冷蔵庫の中で美味しさを保ってくれます。干物、燻製とならんで人類の最も古い保存技法「漬け込み」は、きわめてすぐれた調理技法でもあったわけですね。
ダイヤモンドオンラインさんでも記事を載せてもらいましたが
漬けこみをせずスープで煮た肉はこう仕上がります。これはこれで、「肉より濃い」スープで煮込んでいるので脂とゼラチンが置き換わり、冷えてもトロける非常にうまいチャーシューなのですが
同じ肉を、同じスープで煮込んでも「塩と砂糖で漬けこんだ」の一手だけでここまで差が出ます。後者の方はしっとりとして噛みしめる肉の旨さが出ます。この色は低温調理で出したものではありません。塩と砂糖に漬けこんだ肉に火を通すと、このなんとも美しい桜色が出るのです。
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