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やり遂げるまでは嗤われること、たぶん覚悟が足りなかった、理解ってすごく痛いですよね。

 相変わらずいろんなことが起きていて、体調が戻ってきたからといって人生はいきなり全部解決したりしない。目の前にあることやずっと先にあること、やりたいこととやるべきこと、やらなければいけないこととやってはいけないこと。「やるべきではないことも、一定はちゃんとやる」なんてケレンまで含めて全部きちんとやっていきたい、そう感じている。そのために、人生は長い方がいい。若くていいことなんてひとつもなかったんだから、年をとって悪いことなんてひとつもない、そういうことにも期待は出来る。三十五歳になって思うけれど、二十歳よりは信じられないくらい、それはもうちょっとびっくりしてしまうほど、ぜんぜんマシだ。

 人生で色んなことを「やります」と言ってきた。結局のところは、一割も実行出来なかった気がする。でも、「一割くらいやれればいいよ」みたいな人もいてくれたから、ここまで生きてこれた。夢のような計画が何個頓挫してしまっただろう、何度大破してしまっただろう。それでも僕は、二十歳の頃に思い描かざるを得なかった未来よりはずっとマシなところに辿り着いている。確かなことなどない、明日はマシ、そう言い聞かす鏡、ralphというラッパーはこうリリックを綴っていたけれど、僕は彼ほど強くないので「いつだって一番辛い日は、明日」なんて言い添えたくなってしまう。これもまた事実なんだ、主観的にはね。

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