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誰でも簡単、美味しいチャーハン(チャーハンとは言い切れない)の作り方。おまけにビールが進むなすときゅうりの瞬間漬け。


 先日、こんなツイートをしました。レタスが派手に値崩れしていたので、急遽のレタスチャーハンというわけです。ところでこれ、料理する人ならわかると思いますが、決して「簡単」なレシピじゃありません。本来、家庭用熱源では実現不可能な「液体の合わせ調味料で味付けして、レタス(非常に水気の多い野菜です)で仕上げる」お店のチャーハンをなんとか実現するための、非常に技巧的な料理です。作ってみたらうまくいかなかった方もいるかもしれません。これは個人的な持論ですが、料理は失敗すればするほど上手くなるし、「やってみたら失敗した」時点で6割くらい成功していると思います。完成形が見えていて、改善点が理解できているんですから。

 それはそうとして、「誰でも作れる簡単でウマいレシピを寄越せ」というのも道理です。そういうわけで、難関料理として名高いチャーハンを「誰が作っても絶対に美味しい」料理に作り替えてみることにします。マジで誰がやっても失敗しない上にちょううまいから、試してみて。

地味な絵面だ…

 ごま油、あるいはオリーブオイルで唐辛子を焙煎します。油のチョイスは完成形をイメージして選ぶと良いでしょう。今回はアジアンエスニックの方向で行くので思いっきり香ばしいごま油です。弱火でじっくり唐辛子を色付けていってあげてください。油から甘く香ばしい香りが立ち上がってきます。唐辛子は干したものではなく生のものを使うと良いでしょう。唐辛子は冷凍に強いので、フリーザーにぶちこんでおくと便利。凍ったままやって構いません。辛いのが苦手な人は種を抜くといいでしょう。本質は「辛さ」ではなく「香り」です。

米粉は片栗粉でもOK

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