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Photo by
aoyamayuki
小さい頃に見えたモノ、見えなくなりつつあるモノ
小さいころ、世界は不思議で満ち溢れていた
何の変哲もない棒が最強の剣だったり
普通のタオルケットが王者のマントだったり
ただの土が、レアメタルが多く眠る鉱山だったり
消防用具が入っている赤い扉には財宝が眠っていたり
森の中には敵がいて、秘密基地があって
手に力を込めると電撃の魔力が宿った…
そのような世界が確実に視えていたんだ
そこには確かにそのような世界があったんだ
いつからだろう?
視えなくなってしまった
もしかしたら目の前に"ある"のに
視えにくくなって知覚できなくなっただけなのかもしれない
誰が俺に幻術をかけたのんだろう?
何者かによる幻術に騙され
俺は視えてたモノを見失ってしまった
不思議で満ち溢れる世界の本質
俺は再び、その世界を視る
まだ、視えるはずなんだ
幻術になんかに屈しない
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