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3回目の判定日

前回6AAの胚を移植しました。
今回はその判定日の結果を書いていきます。

通っているクリニックはBT9に血液検査で妊娠判定を行いますが、娘の入園式とかぶってしまった為予約日をずらしてBT11に行う事に。

今まで2回移植を行いましたがいずれも陰性。
3回目ともなるともう「今度こそ!」という気持ちより「今回もどうせ…」というネガティブな気持ちの方が大きくなってしまいました。そう、期待さえしなければもし駄目だった場合でも4回目の移植に向けて心構えが出来るから。

妊娠初期症状も相変わらずほぼなし。胸のはりも顎に出来まくるニキビもホルモン剤の副作用か生理前の症状としか思えず、淡々と「私は妊娠していない、しているはずがない」と考えていました。

BT8にはピンク(いちごミルクを物凄く薄めた感じ)のおりもの、BT9には茶おりが出た事で「ああ、これ生理だな」と確信。
ここらへんから次の移植に向けて出来る事を調べまくります。ラクトフェリンサプリは服用してるけどやはりTRIO検査をしよう、あと不妊カウンセラーさんから勧められたCD-138検査、あとTh1/Th2検査も検討していいかもしれないとか。

そしてBT11の判定日。採血されて検査結果を待つ事50分。
診察室に通され少し遅れて先生が入室。表情が読めんぞ…。

「検査の結果ですがしっかり陽性出てます」

「…あ、そうなんですか…」

予想を反して先生から陽性と言われたものの全く喜べず微妙な返事になってしまいました。
だって化学流産1回、稽留流産1回しているので…。
先生がPCの脇に置かれた検査結果を見せてくれました。

hcgが1108mIU/ml…1108mlU/ml!!??

hcg多すぎじゃないか!?こんな数値ネットでも見た事ないけど大丈夫なのか!!??

先生「ぺろよしさん、今回移植後にタイミングは取られましたか?」
私「いいえ」
先生「では多胎ではないですね」
私「でもこの数値多すぎませんか…」
先生「1万オーバーとか桁違いではないので心配する値でもないと思います。判定日も少し遅かったし元気な証拠ですよ」

E2は583pg/mlと十分でしたが、プロゲステロンが21.49ng/mlでほんの少し少ないのでルティナスのみ継続となりました。

「ぺろよしさん結構苦戦されましたね。でもいい結果でよかったです。本当におめでとうございます。出産予定日は12月9日ですね」

先生は通院し始めた時からわりと楽観的で、私の数値や体的にそこまで苦労せず妊娠出来るだろうと考えている節はあったように感じます。
個人的には大苦戦としか思えなかったけど
ていうか胎嚢確認もまだなのに出産予定日とか言ってしまって大丈夫なんだろうか。

それから出血の事も伝えました。
膣錠を入れる時に傷付いたのかもしれない、鮮血が大量に出るとかでなければあまり気にしなくていいとの事。

いやでも前回流産した時も同じ事言われたんですけど…。

初期の出血ってよくある事だし、もし流産が進行していたとしても染色体異常だから止める術がないからこそのこの言葉なのでしょう。PGT-Aでもしない限り着床した時点で正常か異常かモザイクかはわかりません。先生の言う通り気にしたり考えたからってどうしようもないものなんだと思います。

診察室を出て速攻妊娠継続率を調べます。
私のhcgの値だと95%…。非常に高い確率ですが油断は出来ません。
無事に出産するまでたくさんの壁がある。簡単には手に入れられると思ってません。前みたいに心拍確認前に流産になるかもしれない、仕事でも中期後期流産や死産も扱ってきた。高齢なんだからトラブルなしで簡単に出来ないのが当たり前、絶対にぬか喜びしてはいけない…。

皆さんお気付きだと思いますが…待ち望んだ嬉しい結果のはずなのに信じる事も期待も出来ず自分で否定してしまっています。
なんとも悲しいですが…。

とりあえず胎嚢確認は1週間後です。
ごく微量の出血は今も続いています。体調の変化はありません。そうこうしている間に桜は散って娘の2回目の慣らし保育も始まりました。
喜ぶのも諦めるのも今はもう手放して、ただただ淡々と毎日の生活を過ごそうと思っています。


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