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採卵周期再び

こんにちは、ぺろよしです。2回目の移植も陰性となり持ち球も尽きてしまったので再度採卵にむけて準備中の今を書いていこうと思います。

今回非常にネガティブ限界突破していますので注意してください。

◆確実に病んでいく

年末年始を挟んでしまったので次回の生理が来るまで1ヶ月間治療はお休み。治療がないとほっとするような焦るような。

年末は会社の人と京都の縁切り神社に行って不妊治療との縁切りをお祈りしてきました。ちなみにこの神社、パワハラ上司との縁切りも叶えてくれた場所なので今回もがっつりお参り。

そして年明けの仕事始め、後輩の様子に違和感を覚えました。急にヒールの靴を止めてゆったりとした服装になっている…。「まさかね」と思っていたらすぐに早退と遅刻を繰り返してついには出社しなくなり、「二人目出来たんだ…」と気付きました。(そして別の後輩から「実はあの子…」と打ち明けられる)
彼女は一人目の時も切迫流産と悪阻に悩まされていたので今回も同じ状態になっていると思われます。妊婦に対して時短措置などの優遇規定のない昭和企業のわが社。当時は後輩の為に何とかしてあげたい気持ちで労務規定を変更するよう奔走しました。
でも今は…とてもじゃないけどそんな事をしてあげる気持ちの余裕はありません。

不妊治療を続けると他の人の妊娠を喜べない状況に陥るらしい。でも私は「自分は自分、他人は他人」と考えているからそうはならないだろうと思っていました。年齢も体も全部人それぞれ違うんだから比べても意味はないと。

しかし実際は羨ましくて妬ましくて仕方ない。後輩の声がフロアから聞こえてくるたび嫉妬でイライラしそんな自分に嫌悪感を覚えて心底嫌になりました。
どうしてそこまで彼女に対して妬むんだと思われるかもしれませんが色々あるんですよね…。
・私がマミトラで育休復帰→元の部署に戻れなかったのに彼女は戻れた(しかも戻った先は私の後釜)
・普段の勤務態度がややアレな部分はあるけど上役のお気に入りなので周りからはフォローされる
・育休復帰して日も浅いのに二人目妊娠

すいません、本当にTHE・お局というか女の嫌なところ丸出しで最低だなと思います。正直な話、マミトラの件もあり以前から彼女に対しては羨ましい気持ちがありました。そこにきてこの状況では申し訳ないけど冷静になれない。流産して痛い思いして不妊治療して家事育児仕事も勉強も辛くてもあがいているのにうまくいかない私に対して簡単にそれらを飛び越えていく彼女。

この1年不妊治療をやる中で私は変わってしまったように思います。どんどん余裕がなくなり負の感情に囚われて四六時中不妊治療の事で頭がいっぱい。旅行でリフレッシュしたくても不妊治療があるから予定が立てられない、美味しいものを食べても満たされない、大好きな事をしても笑えない…何をやっても虚無・虚無・虚無…。これが不妊治療の沼ってやつですかね…。ハマらないように注意していたのに気づけば頭までどっぷりと浸かってしまってます。
他人の幸せを妬んでいるから授かれないんだ、そもそも一人子供がいるんだから十分じゃないか、そんな考えがぐるぐる回って…一体何のために治療をしているのかわからなくなってきました。

さすがにこのままだと人としてヤバいな…何とかならないかなと思いはじめた矢先、とあるサービスを知りました。


◆カウンセリングを受ける

不妊治療等に関する悩みを無料オンラインカウンセリングで受けられるというのをSNSで知りました。
詳しくはこちら→ninpathケアオンラインカウンセリング

株式会社ninpathという企業が経産省のフェムテック等サポートサービス実証事業の補助金を活用して2023年2月末まで実施してくれているものとなります。
・国が支援するサービスなのでヤバいサービスではなさそう
・アプリを入れなくても利用できる
・カウンセラーさんが不妊専門なのでメンタルや治療内容など安心して相談できそう

そんな部分がいいなと思って思い切って受けてみる事に。
このオンラインカウンセリングは「生殖心理カウンセリング」「不妊カウンセリング(治療相談)」「キャリアカウンセリング」と三分野に分かれていて自分が相談したい内容を一つ選べます。
ちなみに私のお悩みは「治療内容について相談したい」でした。生殖心理カウンセリングと悩んだのですが、次の採卵に向けて今後の治療計画を公平な目線でアドバイスしてほしかったのです。

当日zoomでカウンセラーさんに簡単に今までの治療歴を伝えると色々アドバイスを受けました。私の年齢だと平均15個の卵子で1回陽性くらいの確率(めっちゃ低いんですね…驚愕)、EMMA/ALICE・CD-138検査はやってもよい、採卵や培養結果は年齢よりもいいしクリニックの成績も悪くないが保険適用の残り回数の問題もあるので次の移植で駄目だったら転院を検討しては?(転院先のお勧めも教えてくれました)などなど色々とこたえてくれました。
今のクリニック…県内ならココ!という所の分院なんですがいかんせん体外担当の先生が一人しかおらずなかなか治療内容の相談もし辛いのです。
「○日に×しますからきょうから★飲んでください。じゃあまた!!」って感じで先生の提示する治療方針にただただ乗っかるだけ。保険適用で患者が増えて大変な中患者側からしたらスピーディーで有難いっちゃ有難いんですが本当にこれでいいのかな…なんて悩む事もしばしばなので、転院という言葉はもやもやを晴らしてくれた気がしました。

「治療もなかなか上手くいかず辛いです」と零すと「ぺろよしさん、よかったら心理カウンセリングもどうですか?」との事でなんと2回目のカウンセリングも受けられる事に。(通常は1回のみです。カウンセラーさんが必要アリと判断された場合のみ2回目が受けられます)

2回目のカウンセリングは心理カウンセリング。話をして結構すかっと出来ました。専門のカウンセラーさんなので不妊治療の知識もある事、独特の悩みもよくご存知なので安心して話が出来ました。「羨んだり妬んでも妊娠しますから!!」という言葉がなんか肩の荷が降りた気がしました。
カウンセリングは45分でしたが思い切って受けてみてよかったです。

◆採卵に向けて準備

カウンセリングと並行しながら採卵に向けての通院も行います。
D3に受診すると「今回はPPOS法でいきましょう」との事。前回のアンタゴニストでもそこそこいい結果が出ていたのに、今回刺激方法がなぜ変わったのかはわかりません。カウンセラーさん曰く薬剤不足が原因かもしれませんが…。

この日からゴナールエフでの自己注射とルトラールが開始。ゴナールエフも前回使用したレコベルと同じペンタイプのものです。結局怖いから夫に打ってもらっていたのですが量が増えたからか液体が注入される時じんわり痛かったです。

D11再び受診。エコーの結果左右で18個卵胞が見えました。追加のゴナールエフとルトラール、点鼻薬ブセレリン、排卵抑制のセレコキシブが処方され採卵はD15決行との事。
ちなみにまた局所麻酔です。

今回は本当にネガティブ全開でした。
陰で先輩がここまで嫉妬してるとは知らない後輩には悪いなと思いつつ、これが今の私の素直な感情です。カウンセラーさんも仰ってましたが、心の中で思うだけなら自由なのです。恐らく今後私は労務担当として彼女と向き合わないといけないはず。最強装備で迎え撃ちたいと思います。
とりあえずは採卵にむけて頑張ります。

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