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それでもライブハウスを続ける理由

更新から大分時間が経ち気がつけば三日坊主。

日々、色々な選択を迫られる昨今。

あの時の選択肢が正しかったのかな。

なんて思い返すためにもやっぱり書き記していた方がいいなと考えたり。

さて、東京都内でも三回目の緊急事態宣言が発令。一向に衰えない感染者数に延長を余儀なくされ、当店としてもその都度対応をさせられることに心身共に疲弊しております。そうした政府の対応にもちろん異論はあり、懸念を抱いています。

そうした中でも未だ当店よりクラスター報告がないまま営業を続けられるのは、スタッフ、出演者様、お客様の協力がなくては成し遂げられないことかと思います。

今後もこの調子で出来る限りの対策を行なってまいりますのでよろしくお願い致します。

昨年を思い返してみると、緊急事態宣言が発令した日からまるで世界が死んでいくような冷えた感覚があり、当店、店長とも何度も話し合いをしました。出演者様の状況、ホールレンタルの状況、お客様が胸を張って来場出来るか。先の読めない状況に閉店するという選択肢があったのは例外ではありません。

そうした中でも当時のスタッフ以上に当店の出演者様がそれぞれ、自分たちに出来る形で工夫して対応して頂いたことが大きく力となりました。

具体的に名前を出すとまずは配信ライブのスタートを飾ってくれた店長の所属するMont.Barbara(モンバーバラ)とLittlehelperの2マンが無観客ライブとして最初でした。緊急事態宣言中に関わらず、出演を快諾して頂いた経緯があります。

ちょうどその頃、代々木で唯一のサーキットイベント、シーソーフェスの主催赤坂シュウジ℃さんがYoutubeの活動を本格的に始め、当店きっての名MCじなんぼ〜いずのシギハラさんと店長とやまあおいへのドッキリ企画で当店とのご縁が繋がりました。

今では、当たり前の配信でのサブステージでのMCスタイルはシギハラさんがいたから出来たのです。

何か出来ることはないかと言ってくれた橋本勇介さんにオープンマイクの主催をお願いし、そこへイマイユウさんも同じ熱意で合流。二人とも私とは10年ぐらいの仲であったのですがお互いはそこまで絡んでいたことがなかったのです。二人とも年末と年始にワンマンライブをやっていただきました。そこにも私たちのドラマがあり音楽っていいなと思える瞬間に当事者として立ち会えました。

今では、むらさきちぱさんも合流して着実に育っていっています。また、著作権のある音源をYoutube上では使用できないため、歌い手さんへの活路としてもオープンマイクを広げていきたいです。

そんな配信上の都合から出来上がったのがゲーム配信。歌を歌わずとも活動をやっているアピールの場になり活動の幅を広げ常に見てもらうということが大事です。当店に出ている声優シンガーさんの中でも全体を見通す力を持っているよこちょが番組の主力に。

ライブミュージシャンとして主な活動をしている石川浩司さんもやはり緊急事態宣言でのライブが激減したことからなんとか活動を続けて欲しく空き缶大全集がYoutubeとしてもまとまっていると面白いかなと制作することとなりました。今では、Mont.Barbaraにとってかけがえない存在。

ゼーゼーハーハーも名乗りを上げてくれて(ほぼ)毎週月曜日にアーティスト紹介、大喜利にて違う角度から出演者を見てもらうように助力頂いています。音楽を聞かれるというのは人間性も大事だなと思っているので、大変ありがたい番組です。

イベントキャンセルが続く中、何度もやりとりをして頂きイベント開催することができたRYOJIROCKさんのイベント。本人の周りへの配慮もさながら、対バンの人たちが音楽性も性格も良すぎてその後もしっかりご縁が続いています。やはり良い人には良い人が集まる。

まだまだ、たくさん当店へご協力頂いている方たちはいるのですが、これが大まかな昨年の緊急事態宣言中の出来事。

こうしたお世話になった方々に恩返しがしたいと思い試行錯誤して続けています。

集客をするということがなかなか前向きに言えない世の中ですが、あえて言います。

このライブ会場いっぱいにお客さんが呼びたいです。

こういう人たちをたくさんの人に見てもらいたいです。

大きな会場でも余裕で出来るようなアーティストになってほしいです。

そのためにライブハウスがあるのじゃないかなと思います。

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