笑い話にして、雨のち晴れ

画像1 レビー小体認知症。昼夜関係なく幻視に悩まされる。ある時は人間に襲われる。またある時は動物に襲われる。本人には確実に見えているので、家族は兎に角合わせるしかない。夜中は叩き起こされる。来る日も来る日も。どんどん精神的に追い込まれていく。辛くてきつくてどうしようもなくなったある日、「笑い話にしたら楽なんやないか」。2人の漫才が始まった。2人で幻視に話しかける。「よっぽど好かれてるんやな」「好かれとうないわ」「ヤモリと一緒で、守り神やわ」。以前は怯えていたが、今は笑えるようになってきた。共存共栄。それしかない。

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