ペルソナ作りとは支持基盤を知ること、あの日の僕へ ACT1【ブログ転載記事】

こんにちは、梨が美味しい季節になりましたね。

先ほど梨を心から味わい、言葉を失っていたら、妻に「歯が痛いのか?」と問われました。

やはり人は言葉なくしては、自分の思いを適切に伝えることはできないようです。拙くても、こうしてブログを書いていてよかった。

でも、おれは一体どんな表情をしていたんだ?

ペルソナを作ろう

サービスを作るとき、どんな人にそれを利用してもらいたいか、言い換えれば、それを利用するのはどんな人物なのか、を想定するのが大切、と言われます。かなり細かく設定するのが良いらしいです。

あの大企業「P&G」さんでもペルソナ設定は行われていて、ターゲットの趣味、嗜好、思考様式のかなり細かい部分まで議論で詰められるそうです。

例えば、ペルソナさんが「前までは北欧家具が気に入ってたけど、今は違うかも」と言ってたとすると、「そのかもというのはどんな意味合いなんだ?」とかまで詰めるそうです。細(こま)いですね~。

ペルソナ作りに乗り遅れるな

「僕もP&Gさんみたいにオシャレって人から思われたいな」そう思うや否や、シャバ夫は自らのペルソナ作りを妄想し始めました。

といっても何から始めれば良いのか?そうか、過去事例に学ぼうじゃないか!

シャバ夫の脳裏に一人の男が思い起こされました。

源頼朝!

頼朝は美男子だったようです。また、若い頃から都会で働いていました。それもあってか、十代半ばくらいに当時は田舎であった関東に引っ越して、そこからとても女性にモテたようです。

彼は30代になってから、知人たちと企て、地元(伊豆)の役所を襲撃することにしました。政府に反逆するということです。イチかバチかの人生の転機ですね。

その後辛いことも経験をしつつ、とある戦で大勝利を収めます。現在の静岡県で行われた「富士川の戦い」です。

戦勝のあと、一説によると以下のようなやり取りがあったと伝わります。

頼朝「今日勝てたのは皆のおかげだよ、ありがとう、よくがんばったね」

仲間「ありがとう。でも何よりも頼朝さんがいてくれたからだよ。こちらこそ本当にありがとう」


頼朝「これからが楽しみだね。ここ関東から京都までは遠いし、時間はかかるけど、この勢いで一歩一歩確実に上京しよう!」


仲間「え!?。。。あっはっは、面白いね!」


頼朝「なっといっても京都は日本の首都だからね!京都を抑えれば日本全体を抑えることができるよ!」


仲間「・・・頼朝さん何いっちゃってるの?あなたが言ってること、よく分からないよ」


頼朝「?え?いや、だってまず手近なところで市場のシェアを取れたんだから、これを基盤にさらなるシェア拡大をはかろうよ。。。」

仲間「あー、頼朝さんそうですね~あなた都落ちのシティーボーイでしたっけー。

価値観が俺たちと違うんだよなー。いーか?俺たちは上京とか、日本全体を抑えるとか、どうでもいいんだよ」


頼朝「えっ」


仲間「一所懸命よ!俺たちは領地を懸命に守りたいだけなんだよ!いや【だけ】なんかじゃない、それに命を懸けてる。

生まれ育った土地と民を守る武士なんだよ。日本全体のことなんか考えたこともない!遠すぎるんだよ」

頼朝「(涙目)」


仲間「ごめん泣かないでよ、言い過ぎたよ。でも頼むよ。あなたの力が必要なんだよ。

もう京都の朝廷のやつらにつべこべ言われて、振り回されるのは嫌なんだよ。

あなたと会った時、あなたがいれば、俺たちは独立できると思ったんだよ。

京都のことは考えなくていい、あなたはここにいて、俺たちにこの土地を俺たちに守らせてくれよ!」

このとき頼朝は、自分の支持基盤、自分の提供するサービスを望む者がどういう存在であるか、知ったのでした。

この後、頼朝は京都の政争を避け、武士たちの信頼を勝ち得た。

シャバブロは誰のためにあるのか

ペルソナをいかに深く、認識・想像できるか。その大切さが頼朝の行動から感じられます。

シャバ夫は誰のためにブログを書いているのか、書くべきなのでしょうか。

私の念頭に浮かんできたのは、他ならぬ私自身と、かつての私自身。

いささか頼朝さんのおかげで長くなりすぎてしまったようです。続きは次回に持ち越しましょう。

どうかあなたがシャバさと共にあらんことを。

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