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ゲームがやめられないお子さんとのバトル対策

『ゲームがやめられない問題』

の、ご相談をよくおうけします。


親御さんのお気持ちも、

そして、

私はゲームする派なので

ゲームが好きなこどもの気持ちも

どちらもわかる気がします。


よくある良育相談的な返答から

先に言いますと

過度にハマり症でやめられないひとには、

「少しだけでやめましょう」はムズカシイ。

ですから、最初から、「やらない日」をつくる方が

お互いにラクですよーだったり


充電がなくなるまでと、

こちらで充電残量を調整したり。

もちろんこの場合、充電コードの管理は親御さんです。


親御さん!譲らないようにしましょうね!

そこにいきつく系が多い気がします。


他にも

ごほうび作戦やら、

タイマー作戦やら、

テレビに繋いだときだけやら、

様々あるとは思いますが

有効かどうかは、お子さんの性格が本当に大きく関わっています。

物欲、やりたいこと、いきたい場所などが

あまりない・・・という人にとって

ごほうび設定は有効ではないため、

対策としては効果が薄いと思われます。

ゲームをやめることのイコールで、

ごほうびがつながらない実際には結構多いんじゃないかな。

原因にシングルフォーカス入っているんじゃないかと思います。


もちろん、中には有効な手段もあるでしょう。

けれど、それは、たまたま、本当にたまたま、

すごい確率で有効な手段がヒットした‼️

私は、こんな感覚でいます。

みんな、やめられているのは幻想です。

うちの子より他のお子さんは、きっとマシだろうも

幻想かもしれません。

うちの子『は』できないんです。

ではなくて、

どちらかというと、

うちの子『も』できない。

の方が多いんじゃないかな。

これは、実際リアルに感じます。


個人的には、

やめられないのがわかっている状態で

やめる練習をするのは

ハードルが高い、

高すぎる、そんな気がしています。


みんな、やめられているのは幻想です。


こどもも、おとなも、みんな、好きなことを

やめるのはむずかしいものです。

自制心ってやつですね。

ゲーム以外でもそうです。

見通しが立っていなかったり、

途中でやめるのがキモチワルイという

タイプのお子さんいるでしょう。

やりきらないと、キモチワルイ。


ひとつ紹介しますと、

ハイおわり!と切るのはむずかしいので、

『続く』をつかうといいです。

次につながる方法をとることで、

うまくいくケースをみてきました。

来所で帰れないお子さんによく使っていました。

おわりの絶望感から、

また、次できるんだ!という期待に変えていきます。

強制終了ではなく、期待を含ませます。

すると、だんだんとやめられる。

根気はいります。

何年もゆっくり自分で納得できるようになるまで。

おとなが約束守ることで、約束の大切さも知れるいい機会です。


さて、脱線したので話を戻します。


ゲームをめぐる親子バトルの根本は

大抵の場合、ゲームうんぬんではなく

『約束』ではないかと思うのです。

約束をする。

守らない。

約束したよね。

守らない。

約束でしょ⁉️

守らないのバトル勃発です。

イタチごっこ。

これでは、親子どちらも疲れてします。

だんだんと「約束は守ろう」にシフトチェンジされている気がします。


「約束は守ろう」を教えなければ!という場合は、

ゲームは、ハードモード。東大レベルな問題ですから

他の達成しやすいことからはじめることを

オススメします。



守れそうな約束から、

約束を守ったときに、ほめられた!!

そんな嬉しい経験の方がわかりやすいので

入ります。

約束が、どうして大切なのかは、

守れることで教えてあげると

気持ちよくていいですね。


もうひとつ、約束を守るということは

私は、信頼関係に結びついていると考えています。

信頼関係を築く大切さは、罰からでは教えがたい。

含みは伝わらないですし、そもそも子どもにはわかりにくい。


それに、親子の信頼関係を

わざわざ、ゲームごときで

ヒビを入れなくてもいいと思っています。


さて、今日言いたいのは、ここから。

やめさせる方法ではなく、

もっと根本のおはなしです。


親御さん、お母さんは特に、

日頃ゲームを巡ってお子さんと格闘しておられますが

『私はゲームやらないからわからないんです』

とよくお聞きします。

そりゃ戦いはやむ気がしません。

ご自身でお子さんのゲームへの気持ちが

わからないんだとおっしゃってるので

対策をたてるのはむずかしいのでは

ないでしょうか。


先日、こんなバトル内容をお聞きしました。

お子さんが時間を守らず、ゲームをしていたそうです。

注意しても、きかないので、

無理矢理取り上げ、電源オフした結果、

パニックで大暴れ。怒って泣いて大変だったそうです。


さて、ここで、ゲームをやる身としては、

セーブポイント(ゲームによりますが)の

重要性もかんじます。

本当に!!!

積み重ねてきたのになかったことになる

あの絶望感。

データ消えたショックはでかい…んで…す。

気持ちを想像するなら、

ゲーム以外でもいいんです。

こつこつ手間ひまかけて

準備して、もうすぐ完成‼️なことが

急にばーんと壊されてなかったことに。

そして、怒られるおまけつき。

そんな感覚に似ているのではないでしょうか。


気合い入れて準備した夕飯を

怒っている我が子に、ひっくり返された。

捨てられた。

とでもいいましょうか。

コツコツが、否定でおわる悲しさ。


無理にとりあげ、無理にやめさせたとしても

『そっか、長くやるといけないんだな』

なんて子どもが学習するかもとを期待などしては

いけないわけですよ

恨みこそのこるかもです。


はじめから

与えない方と選択されている方も

実際にいらっしゃいます。

みんな(周り)がやっているから、

かわいそうだし。

ではなくて、

うちの子、絶対やめれなさそう。

バトルさけて平穏に暮らすのが優先!

すると、他の遊びで時間はうまります。


与えると決めたり、

すでに与えている場合は、

ここまではセーフ、

ここからはアウトのラインを

大人がどう持つかさえ、はっきりしておけば

もやもやした悩みは減ります。


もうひとつ、おすすめとしては、

ゲームは、やはり、刺激がとても強いものです。

ほどよくはとってもとってもむずかしい。

ですから、ゲーム以外の楽しいじかん

『好きなこと』を増やしていこう!です。

楽しめることをたくさんもっている。

創作系や運動系、アナログゲーム。

そういう、

たのしいじかん、夢中になれるじかん、

落ち着くじかん。

好きなことを増やしてほしいと思います。

気分転換にもなります。

それに、やはり、好きなことがたくさんある

ことは、強みです。

将来にむけても、すごく大切です。


アナログゲームなどは、

一緒にやるからこそ、

共有している時間そのものが

『たのしい』ということもあります。

やりとりも必然的に増えますし。


ドンジャラ、UNO、

原稿作ってアナウンサーごっこを撮影したり

タイムラプスやスローで動画作ったり、

うちも子どもたちが小さな頃(小学生くらい)

色々なブームがありました。


UNOの最中は顔に出ないように、

うちの子たちはサングラスかけていて

反射して手札丸見えなんてこともありました。

ふりかえっても楽しかったです。


そして、相変わらず、今でもいろんなことを

情報共有してます。

あれがおもしろい、これがおもしろい。

地続きなのかもしれません。

たくさん一緒に遊んでよかったと思えます。

家では、本当勉強はさせてませんでした。

とにかく一緒にたくさん遊んでいました。

ゲームより魅力的なことも以外と身近に

たっくさんあります。


最近買った

『はずる』

これも知恵の輪系も好きな人は

ハマりそうですね。

はずす、つけるのわかりやすいものです。

すごくたくさん、難易度レベルがありましたよ。

これも、むすめっこと夫と一緒に見つけました。

結構おもしろい。


親子一緒に楽しめる遊び、

ブームがみつかりますように。

親子どちらも笑顔ですごせますように。



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