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2020年 読書まとめ

2020年もあと少し。今年読んだ本をまとめて復習しました。代表的な本5冊をご紹介します。

自分を操る超集中力 メンタリストDaiGo
集中力は意識して作ることができます。逆に言えば、意識しなければ環境によっては奪われてしまうということです。自分の持つエネルギー(ウィルパワー)と時間を最大限活用するための方法がとてもわかりやすく、説得力を持たせて説明されています。

最高の体調 ACTIVE HEALTH 鈴木祐
生活習慣病や鬱などの精神障害は非産業社会ではほとんどなかった。現代を生きる私たちが必要なのは「再野生化」なのかもしれません。特に私の場合は長年お腹が弱かったのですが、この本にある腸内細菌は繊維質を食べるという一説に出会い、食物繊維を多く含む玄米を食べ始めたところ、お腹の調子も良くなるようでした。他にも現代人に思い当たる内容が丁寧に解説されています。

マインドフルネスストレス低減法 ジョン・カバットジン
上記2冊にも登場する、瞑想、そしてマインドフルネス。その古典ともいうべき一冊です。呼吸に集中することから始まり、ボディースキャン、ヨーガなど、自分の体からのメッセージをありのまま受けいれる、ということが書かれています。忙しさ、辛い環境の中で生きている人、そんな状況の中で疲れてしまっている人には特に読んでいただきたい一冊です。読みにくければマインドフルネスに関する、わかりやすい解説書から読んでいただいてもいいと思います。

上記の3冊は体と心という内在的な観点から。下記は少しだけ外側に目を向けた2冊です。

エンデの遺言「根源からお金を問うこと」 河邑 厚徳, グループ現代
お金とはなんだろう、なぜこれを求めるのだろう。
お金をよくみて、その正体を考えたことはあるでしょうか。検索すればお金の成り立ちを知ることはできますが、資本主義の暴走をどう説明できるでしょうか。万物は減価するのにお金だけは減価せず、貯蓄をすることができる。富は富を生む…。資本主義や社会主義といった、経済のあり方に目を向けた経済学者はたくさんいますが、お金そのものを考えるということはほとんどされてきませんでした。また、考えられたとしても、拒まれてきた過去、受け入れたなら防げたであろう悲しい歴史があります。そして幸福な未来のために考えられる、お金のあり方が描かれています。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる ちきりん
全体の流れは何もかわっていません。私たちの働き方は産業革命(1760年~)の延長線上にあったのです。この本はワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉リンダ・グラットン氏の作品を読んだ上での解説という位置づけですが、日本人にはこちらの方がなじみやすい印象です。誰もがやりたいことに集中して生きていくことができる基盤が現代にはあります。人生の設計の仕方には、実はかなり多様性があることがわかります。また、この本は2013年に書かれたものですが、「新しい生活様式」と重なる部分が多いです。感染対策だけではなく、本来あるべき社会の姿に近づいていっているだけなのかもしれません。

興味のあるものは読書をしたり、古い情報を更新しましょう。積極的に未来に向かっていきたいです。




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