2018 PSMレノファ山口戦の感想

スカパーは契約してないので現地観戦の記憶だけ

良かったと感じたこと

・パトリック、ティーラシンの2トップ
ここ2年間1トップを務めた選手の負荷が多いことが課題でした。キャンプ当初は1トップをやっていましたが、ここにきて2トップに変更。この試合でも強靭なフィジカルとスピードを持つパトリックがDFラインを引きつけながらプレー。ティーラシンも中でボールを受ける形でお互いに自身のプレーエリアに専念できていました。
ただ渡とティーラシンの二人だと裏を突くよりもDFの前で受けようとしていたためカウンターが機能しなかったように見えました。あそこは工藤と渡を同時に入れて欲しかったな…

・状態が良さそうな主力組
オフも長かったし体が軽そうでした。フィジカルコーチが変わって視点が変わった影響なのかはわかりません。開幕1週間前なのに酷いコンディションで試合以前の問題だろと言うことはなさそうなのは良いと言っていいでしょう。

悪かったと感じたこと

・SHのポジショニング
とにかく攻守に早く中に入る形が目立ちました。早めに中に入ることで両チームの選手が中で集結する場面が多くあり、サイドにスペースが生まれていました。しかし残念ながら佐々木・和田のSBでは攻撃力に乏しいため空いたサイドのスペースを有効に活用できませんでした。思い出してみるとムアントン戦の決勝点はSBの攻撃的な馬渡が空いたサイドに飛び出してラストパスと言う形でしたね。
5レーン理論的に言えば2レーンは軽く移動するので守備に移行した瞬間にポジションが離れすぎてしまう現象が多発。陣形を整えるのにも一苦労しており、山口が簡単にサイドチェンジを繰り返す一因となったと思います。
普通に陣形をセットした時もSBと見合う場面が何度もあった為、監督が仕込めないんだろうな…と感じました。

・スライド、ゾーンがなくなった守備陣形
特に目立ったのがSBが開いたときの対応でした。SBが開いて対応する一方でCBは中に動いて大きくスペースを空ける形が頻繁に見られました。山口がそのスペースを有効活用するプレーを見せなかったため致命傷にはなりませんでしたが、ハイライトの2:20の場面はスペースにカットインされています(中に戻ってスペースを空けた水本が慌てて外に体重を乗せて逆を取られる場面とか昨年よく見たなぁ…)。

感想

前線の補強によってタスクの分散はできて負担が減ったことで点決める人が全てこなす必要がなくなり力尽きることは解消はされると思います。
後はスタメン組から変わった際にどうなるのかな…とはなりますね。特にサイドアタッカーは柏と馬渡しかおらずSBに攻撃的な選手がいないため幅を使うのが苦労しそうです。

個人的には川辺か青山の代わりに馬渡を入れて、柏と馬渡が中に入ることよりも外から仕掛ける形の方がスムーズになる気がします。

ゾーン?スライド?

ヨンソン時代はなかった、いいね?

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