虚しいホーム最終戦の雰囲気

ピッチ上で起こったこととかはもう知らないので、現地やら選手コメントなどで感じたことを書きます

安心して引退できる?

引退する側の選手がホーム引退と言うことで個人のプレーについて聞かれた際に「個人よりもこだわってきたのはチームの勝利」とコメントを残していました。また「勝利に導けなかったのが限界だった」、「選手として戦っている。セレモニーのためだけにベンチに入ったわけではない」とも言っています。ピッチ上で勝利を目指し続けている姿など、最後までトップを狙うプロスポーツ選手でした。

一方でその交代相手はアウトオブプレー時にバックラインまであと数歩のところに居ましたがメインまで移動して交代していました。「バック側が近かったけどもったいない」と試合後にコメントを残しました。確かに交代相手が同じユース出身の偉大なフランチャイズ選手のホーム引退試合です。ハイタッチや声を掛けたりしたいと言う気持ちはわかりますが公式戦で負けている場面です。数年前に中島浩司が引退した試合は逆転優勝が決まる場面で、途中出場の選手と交代する形で最後の出場が行われました。しかしあれは勝っていた(2点差かつ相手が10人)からこそ行えたわけです。
たった数秒かもしれませんがチームの勝ちを目指すために人事を尽くす姿ではないことにガッカリしました。選手やチームスタッフも怒れよとか思いましたがあまりそういう姿を見た記憶もなく、気持ちはその選手と一緒だったのかもしれませんね。

引退する森崎和が「勝者のメンタリティー」と口にしていました。Twitterでも呟きましたが「カズさんが安心して引退できないんだ」と言うドラえもん的な展開が起こるのかと思いましたが、むしろ逆になりそうなことをクラブが期待しているユース出身の若手が行っていたのを目にしてしまいガッカリしました。(引退する本人は自分のところに来てくれて嬉しかったかもしれませんが)

バラバラな反応の監督挨拶

予想通りですが試合後には微妙な雰囲気の中で監督挨拶が行われました。「ゴール裏はブーイング、メインは拍手」と言うツイートも見ましたが、自分の周りは白けた雰囲気でした。観客数の割にブーイングも拍手も感情が籠っておらず形だけだった感じです。

そんな中で行われた挨拶ですが「選手は頑張った」や涙ぐんだような声が響いた方もいたのでしょう(選手は頑張ったってFC東京時代も言ってた気がするけど)、「お前はようやった!」と大声を出している人もいました。そしてそれに賛同する人もいれば白い目で見ている人もいました。

色々な印象はあるでしょうが自分は卒業生代表挨拶だったなと(卒業するとは言っていない)。まあそんな感じの茶番じみた感覚と何も残らない1年だったねと言う感覚で内容が全く入ってきませんでした。あとハーフタイムコメントを見て何言ってんだ?となってましたし。なんで冒頭以外の感想はありません。早く森崎和のセレモニーを始めてくれと言う気持ちが殆どを占めていました。

最後に

ピッチ上で起きたできごと、試合中含めた観客の反応などこれが現状のサンフレッチェだよねと言う感じでした。試合結果が久々のホーム最終戦黒星と言うのもあったのでしょうが、近年最低の雰囲気でした。

2年契約ですよね…前任監督の遺産を食い尽くしてこんな状態になってる人を続けさせるんでしょうね…チームの骨格となる規律自体が明後日の方向を向いているのに、運が悪かったと言われてもねえ…地味でもなんでも良いんで組織としてチームを構築、徹底できる人が欲しいですね。

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