ノエスタの感想(2018年8月15日)

盆休みに近場の神戸で試合!なら行くしかない!と思ってたらイニエスタ来襲でまさかのビッグイベントと化した神戸戦。試合ではなくてノエスタの感想を書きたいと思います。

良かった点

①ピッチが近い!臨場感がある!
流石はサッカー専用スタジアムと言うピッチの近さ。当初はビジターシートを買おうと思っていましたが、広島の選手とイニエスタの攻防が近くで見たい!柏の奮闘を間近で見たい!と言う気持ちに逆らえるわけがなくメインSS指定席(ミックス)を奮発して購入しました。
運良く1桁の段数だったため選手が動くスピード、駆け引きや連携などを存分に味わえました。エディオンスタジアムで見る俯瞰とは違った生観戦の醍醐味を楽しめました。
アップしている選手を性能が低いスマホのカメラでやや拡大した状態で撮影したのが下の写真。本当に近かったです。

一眼とかそんなものじゃないけど知り合いからもらったカメラを持っていけばよかったと思いました。(荷物の関係で諦めた)

②屋根つき!小雨なら直に当たらない!
スタジアムの基準に入っている項目だけに効果を実感できる代物でした。いつものエディオンスタジアムではカッパを着るか迷うような状況でしたが、レプユニにズボンと言う雨が降っていないときのスタイルで90分間観戦を続けることができました。100%凌げるものではないでしょうが雨だから諦める人が減るでしょうし、濡れにくいと言うのは初めての人も誘いやすいですね。

③スタジアム内での上下動が少ない
これはメイン側だったからかもしれません。スタジアム内へ入るゲートまでなだらかなスロープで辿り着けました。またそこからピッチが見える通路に出るのも段差がなく年配の方やケガをしている人でも問題なく辿り着けそうな順路でした。普段のホームスタジアムが高低差が常にあるので、より上下動の少なさのありがたさを感じることができました。

④迫力の失われない両チームの声援
横も上も開放されているエディオンスタジアムではいつも声援が虚空に消えていく感じがありますが、ここでは壁の反響もあり圧があったように感じました。いつもはどうしてもぼやけるため届きにくいサポーター席以外の人にも声を出して後押ししよう!と言う気持ちが伝わってきました。反対の神戸側も同じで声援の声圧が拡散されることなく届いていました。したがってスタンド全体からピッチに対して声の圧が飛び続けていた様に感じ、スタジアムと言う別世界がそこに産まれた様に感じました。

本当にスタジアムが素晴らしかったです。ピッチの近さ・サポーターの声援の反響。まさにプロサッカーが目の前で繰り広げられていると視覚にも聴覚にも訴えてきました。スタジアムの一体感。これがノエスタ最大の特徴だと思いました。

イマイチだった点

①最寄駅からテンションが上がらない
行きは三宮で乗り換えたのですが、海岸線のホームへ降りる前にイニエスタとポドルスキのポスターがデカデカとあり「さあ来たぞ!」となりました。更に御崎公園駅の地上に出る階段にもヴィッセルの広告がありスタジアムへ近づいていると高揚感を煽ります。
しかし地上に出た瞬間に「あれ?」となりました。スタジアム手前にヴィッセルの選手の写真付きの看板やセブンイレブンの出店販売(あとパチモノ?のユニフォーム販売)をやっていました。しかしスタジアムが建物の陰になっていることと合わせて味気ない歩道が続いていて「本当に近寄っているの?」と戸惑っている間にスタジアムへ到着してしまった感じで肩透かしを食らいました。
公道なので難しいところはあるのでしょうがチームの幟とか並べるとかお店に旗を掲げてもらうとかで立体的にスタジアムへの誘導があればワクワク感がもうちょっと出たかもしれません。(広島だとこういう幟と言うことで手元にあった写真)

②スタッフとスタジアム内販売の経験不足
再入場口で外国人相手にスタッフが困っていた場面を目撃しました。外国人向けの掲示物などが間に合ってないのかなと感じました。
またペットボトルだけを購入しようと思いましたが食べ物を売っている売店に並ぶ必要があり、その列もややグチャグチャで最後尾がわかりにくいかつ喫煙スペースに近づいていて煙たいなど経験が不足している様な事象が起きていました。
個人的に言えばドリンクの販売を分けて欲しかったなと思いました。ドリンク自体はペットボトルでしたので運動会等で見られる氷水の入ったボックスに漬けておいて取り出して出す形でも十分だと思っています。ドリンクと売店が切り離せれば行列も分散されると考えられます。まあそれができないかもしれませんし、上手くいくとは限りませんが。ドリンク諦めた結果熱中症とかありそうなんでどうにか良い方法を見出して欲しいものです。

③座席が狭い!
前記の通りメインSS指定で観戦しましたが、横に狭いためとにかく気を使います。背もたれに背中を当てると隣の人と肩がぶつかりそうだったので、隣の人よりも体を前に傾けて観戦していました。更に足元が狭いため両サイドに人がいた時にリュックから物を出したりするのに苦労しました。
旧広島市民球場の内野指定席を思い出して懐かしい気分になりました(市民球場の背もたれはもっと簡易でしたね)。

④屋根を閉めた悪影響?
これはこの日だけかもしれません。サウナに入ったような蒸し暑さでした。空気をどうにか動かそうと換気システムが動いている気配はありましたが完全な換気は行えず。ハーフタイムに一度外に出ましたがスタジアムの外が天国の様に涼しく感じました。後半は屋根を開けたのでややマシな環境になりました。
あと座席の位置的な問題かもしれませんがスタジアムの効果音があまり良く聞こえませんでした。反射がいつもと違うためなのかBGMがダブって聞こえた感じでした。アナウンスが聞きとりにくかったです。TOAさん自信があるって言ってたじゃないすか!

⑤試合終了後の混雑の捌き方
人数が多かったため退場規制がかかりました。あれを一気に公道に開放すると無法地帯になりかねないので仕方ないと思います。途中ですが次の様なアナウンスがありました

スタッフ?「兵庫駅へ行く人は左へ抜けてください」

「今からそっちに抜けられる?人の流れ止まってるよね?」と思いながらも御崎公園駅(もしくは苅藻駅)を目指しました。
順々に前へ進んでいき公園の出口付近に近づいたところで拡声器を使った次の様な呼びかけが聞こえました

警察?警備の人?「御崎公園駅の3番入口は封鎖しています。交差点を~」

「いやどこかわからないよ!」と突っ込みを入れたくなりました。後の状況から南側出口の3番が締め切り、道路の北側歩道のみで駅へ誘導を伝えたかったと思われます。更に御崎公園駅では入場規制が行われていましたので動くわけがありません。南側の歩道はスカスカで流れていましたが御崎公園駅に入れてくれるかわからなかったので北側で我慢していました。
最終的には21時52分の新長田行きに乗車して22時12分頃に新神戸に到着しました。広島止まりの新幹線の終電は22時39分でしたので地下鉄に乗るまでは焦りました。

個人的な感想ですが、南側歩道を歩いて苅藻駅まで歩いて新長田で乗り換えがスムーズだった気がします(実際に苅藻駅でユニフォームを着た人をかなり見ました)。

全体的にソフトウェア面が間に合ってない感が半端なかったです。広島サポーター向けに言いますと優勝前に交通規制をせずにシャトルバスが足りなくなったり、売店の回転が間に合わなかったりしていた頃のビッグアーチを思い出しました。これに関しては運営が経験を重ねていくしかないのかなと思います。

最後に見に行って良かったです!

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