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コピーライティングが役に立たない時

僕はこれまでコピーライターを名乗って活動してきました。色々なサービスをそれなりに販売してきたのですが、その中で気づいたコピーライティングの弱点についてお伝えします。

コピーライティング能力は文章を使ってビジネスを拡大していく上での必須項目で、絶対に身につけておくべきスキルなんて言われることも多いです。事実、ファンを獲得するにも集客するにも販売するにも、コピーライティング力は高い方が成果につながりやすいです。

しかし、強烈な弱点があります。

その弱点とは、「無い袖は振れない」ということ。

FacebookやGoogle検索、広告、twitterなどで目にするセミナーの案内、誰かのメルマガで流れてくるサービスの告知ページってよく見れば大体同じ構成で書かれてませんか?

・魅力的に見えるキャッチコピー
・お客様の声や実績
・コンテンツの内容とベネフィット
・プロフィールやストーリー
・メールアドレスの登録フォームや購入ボタン

大体決まってこのパターンで、多くの人が、このパターンに従って文章を書いています。

すると、どうなるでしょうか?

みんな書いてることが似通ってて金太郎飴状態に。全然魅力的にも見えなくなってしまうのです。となると、どこかで魅力を感じてもらえるように差別化していく必要があるのですが、差別化のためには原材料になる魅力的なネタが必要になりますよね。

コピーライティングの弱点として

”ない袖は振れない”

と言った理由はこの魅力的なネタがない人が多すぎるからです。

ネタがない中でいくらいいテンプレートを真似しても結果は出ません。誰かの二番煎じで売れず終い、なんてことになってしまいます。また、ネタがない中で無理やりネタを捏造すると、そのネタ通りの結果が出ずに詐欺と糾弾されてしまうこともあります。(詐欺的な情報ビジネスのコピーはほぼ捏造や過剰演出です。)

じゃあ、どうすればいいのか?

解決策は非常にシンプルで魅力的なネタを作ればいいんです。

ただ、ここでもさらに陥りがちなことがあります。ネタ作りのためにノウハウやスキルを学ぶこと。しかし、いくら学んでも面白いネタは生まれません。なぜなら、ノウハウやスキルなんて今ならネットで検索すれば大体は無料で見つかることが多いから。ここで本質に立ち返る必要があります。

どうすれば、魅力的なネタを作れるのか?

結局すべてのネタは自分というフィルターの中から生まれます。自分のフィルターとは簡単に言うと価値観や自分の哲学のことです。言葉なんかは特に自分フィルターの影響が顕著に出てしまいます。例えば、知識、体験、思考が深い人は独自の言葉を紡げるけれど、経験が浅い人、思考や知識の偏りがある人は狭い振れ幅の中の言葉しか使うことができません。なんなら他人から借りた言葉をそのまま横流しのように使っている人も数多く見かけます。

つまり、体験したこと、知識、生き様などすべてが浅い状態だと魅力的なフィルターが出来上がらず、魅力的なネタをアウトプットできません。

ここまでをまとめると、成果につながるいいコピーが書けるということは、魅力的なネタを持っているということ。そして、その魅力的なネタを持っているということは魅力的な生き方をした結果、醸成された高精度フィルターを持っているということ。

ここに尽きます。

僕がまだまだ言えることでもないですが、結局は面白い生き方をした人が魅力的な人間になりコピーライティングはもちろん、ビジネス全体において成果を作っていくことになります。

だから、自分という人間の器を広げる経験や知識を蓄積し、知恵を育んでいくことがビジネスだけに限らず人生を豊かにしていくことになるのでしょう。

もし、自分はまだまだ魅力的なアウトプットができないと感じているなら、これから魅力的なアウトプットができるようになるためにどのように生きていきますか?

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