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「きのう何食べた?」が思い出せない僕は意識高い系男子

人間ドックを予約した。

2年くらい前から一度は受けておかないとと思っていた人間ドック。
フリーランスという働き方的に誰も体調管理はしてくれないし、誰も指摘もしてくれない。
でも、健康が資本ということだけは頭では理解している。2年ほど、人間ドックというキーワードが頭に思い浮かんでは、まあいっかと割り切ってたが、思い浮かんでくる頻度が増えてきたのでそろそろ観念。

独立してから約5年間、健康診断を受けていない。
独立前はかなりの大手企業だったおかげで健康診断は毎年の義務、悪い結果があろうものなら会社内の施設で再検査、なんなら社内に一部病院施設があるような会社だった。3年間毎年健康診断をうけていたけど、当然引っかかるところはなし。病気とはまだまだ無縁だとは感じていた。
だけど、5年もほったらかしたらさすがに怖い。

定期的に献血だけはやってるけど、それじゃ健康状態分からない。結構意外がられるが、定期的に献血はやっている。献血の目的は社会貢献というよりかはデトックスと簡易で血液検査をしてもらえることだが、血を抜くと体調がよくなる気がするのでたまにやってる。そして何かちょっといいことした気分にもなる。ただし、健康状態が全て分かるかというとそうでもない。

まだ若いけど油断は禁物とよく聞く。
20代で大病を患っている人や働けなくなる事例も目に入ってくる。実家の親からもたまには健康診断受けろよと言われる。そんなこんなも全部スルーしてきたけど、何より僕は不健康に見られがちだ。

慢性疲労、肩こり、巻き肩など典型的なフリーランス病。
5年ほどフリーランスとして生きているので基本はデスクワーク中心の生活。1日の半分以上をPCの前で過ごすことが当たり前。ZOOMの登場により家から一歩も出ずにミーティングざんまいの1日を過ごすこともある。

それで、デスクワークの人あるあるの肩こり、巻き肩に悩まされている。
軽くストレートネックでもある。
さらに眼精疲労。
それらが積み重なり慢性疲労に日々悩まされてしまっている。
まだ28歳になったばかりなのに。

僕はよく歩く方だけど運動はほとんどしない。趣味でやってたバドミントンももう1年近くやってない。「きのう何食べた?」って聞かれても思い出せないくらい食には無頓着。昨日の食事が2食だったか3食だったかもちゃんと思い出さないと分からない。これでも普通に一応元気にしてるんだから「栄養バランスとは何か?」と考えることもある。タバコこそ吸わないが、お酒もそれなりに飲むし寝る時間もまばらで、綺麗な不摂生をしている気がする。

しかし、我が家は家系的に病気持ちだ。
父方の家系は揃いも揃って高血圧。小さい頃から父、祖父、祖母への「薬飲んだか?」の確認が家庭の中で飛び交っていた。母も病気がちで大病もしてるし、親類には早死にしている人もちょこちょこ。そんなこんなもあって、油断はしてられないな。とつくづく思う。

顔色が悪いとよく言われる。
そもそもの肌の色の特徴だと思うけど、顔色が悪いと言われやすい。なんなら最近髪の毛の色を白に近づけて余計に顔色が悪く見える。3年くらい前は「今日は顔色いいですね」となぜか病人のように扱われていたこともある。

「生活感がない」これもよく言われる。
色々な特徴が重なって生活感が基本的に薄く見られる。
「普通に生活してるんですか?」
「何食べて生きてるんですか?」
「グミとかチョコばっか食べてそう」
「デスノートのLみたいに砂糖めっちゃ食べてそう」
とか言われることもしばしば。
そして、食生活に興味がないことや不摂生な生活もあいまって、これらの発言をうまくかわせずにいる。周囲にとって僕の生活感がないイメージはどんどん強化されていくのだ。

バーチャル感があるのかもしれない。
「実在したんですね!」とまでは言われないが、この4次元空間に生活しているとは思われにくい。2.5次元とか仮想現実の中の人っぽいみたいなフィードバックをもらうことも多い。これも不健康感を助長する要素になっている気がする。

もはや不健康キャラである。
結果として「不健康な人」として見られることがほとんど。でも、振り返ると大きな病気はしたことないし、小中学校の9年間で欠席日数3日以内で町内表彰を受けたこともあるくらいの健康児だった。かぜをひくことはあるけど寝込むこともなく、いたって健康なのに。ただ、先述の通り慢性的な疲労には悩まされているのでそれが不健康イメージにつながっているのだろう。

実は不定期で発生する胃痙攣に悩まされている。
僕が人間ドックを決意した最大の理由はこれだ。
月に1回か2回ほど軽く胃痙攣を起こしてのたうちまわっている。5〜10分くらいで落ち着くのだけれどもこれがなかなか辛い。何かの病気の予兆だったらどうしよう。その原因が大きくなってたら怖い、っていうか普通に痛くて辛い。
よし、人間ドック受けよ…。

そんなこんながあって、「人間ドック 初めて」で検索し、近所の病院を予約することにした。
そこで、「行政による人間ドック補助」なる項目を発見。これで安く受けられる!と喜んだが、対象年齢35歳以上のサービスだった。28歳で人間ドックはどうやら早いらしい。だけど僕は意識高い系男子。早めの行動でリスクは未然に防止したいタイプ。割引使えなくてちょっと凹んだけど予約を迷うことはなかった。

結局、初めての方専用プランなるものを予約した。ただし、何を検査するとかそういうのは把握してない。ひとまずこれ受けとけば現状把握はできるでしょくらいの気持ちである。検査項目がどうでもいいって、自分の体のことを心配してるのか心配してないかもよく分からなくなっている。でもひとまず受けるという事実が大事。

健康であることを祈りつつ、3月5日、人間ドックに行ってきます。

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