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阪神2022 雑感とドラフト考察⑤ 二遊間編

前回の一・三塁手、左翼手編に続き今回は二遊間編です。

まずは、セカンドからスタートです。

今年も糸原(31)選手でスタートしましたが、マルテ選手の離脱で様相が変わり、糸原選手はサードへ。序盤から木浪(29)選手や小幡(23)選手、熊谷(28)選手が入れ替わり立ち替わり起用される事態となりました。5月からは、山本(30)選手が多く起用されるようになり、6月からはほぼ糸原・山本選手の併用状態に。7月には、山本選手中心という時期もありましたが、8月になると失速。終盤になって再び木浪(29)選手が起用され、最終盤にきて小幡(23)髙寺(21)という若手2選手にシフトしてきています。
端的にいえば、レギュラーが定まらなかったポジションだということですね。

昨年も触れたのですが、個人的には熊谷(28)植田(28)のスペシャリスト起用が続く両選手が、必死でレギュラー奪取を狙ってくれることを期待しています。この2人のうちどちらかがレギュラーを奪取してくれると、チームの強みであるスピードを残したまま、左右バランスのとれたオーダーにに近づけると思います。
チームスタッフの変更は絶好の機会です。代走守備だけでなく、今年ダメならレギュラーはないという強い気持ちで挑んでほしいです。(また偉そうに書きました🙇‍♂️)

また、髙寺(21)小幡(23)両若手選手が、一気にレギュラー奪取してくれることにも期待大です。髙寺選手の打撃は凄いですね。結果としては出ていませんが、とても高卒2年目とは思えません。打席での雰囲気が違います。小幡選手は、ショートもできると思いますので、中野選手の刺激になれるぐらいの成長を期待しています。

🐯ドラフト考察(二塁)🐯
二塁手が穴だとか強打の右打ち二塁手をという声がよく聞かれます。確かに、セカンドのレギュラーはおらず、争っている選手たちがスピード型ばかりではあることは事実です。
一方で、すでに6〜8選手がポジションを争っている現状ですので、ただ指名を重ねるとさらなる競争過多をうみだすだけに終わる可能性もあります。
また、一昨年の牧選手(DeNA2位)、昨年の池田選手(ロッテ2位)と少し風向きは変わってきていますが、ドラフト時に所属チームで二塁手の選手を指名するケース(特に上位で)は少ないです。ショートの選手を指名して、適性を見極めた上でセカンドにコンバートという例が多いと思います。
少し捕手陣と似ているのですが、1・2年のうちにポジション争いに終止符を打てると判断できる選手が候補にいれば、1位・2位でも指名にいくと思います。
しかし、何度も書きますが、ドラフトは"即戦力"を獲得する場ではないと思います。牧選手(DeNA)のようなスーパーがドラフト戦線にそう現れるとは思えません。
また、今年の候補に挙げられている強打の選手は、守備に定評がある二遊間タイプではなく、二・三塁タイプの選手のように思います。
DeNAの宮崎選手のようなイメージです。

二塁手
ど素人の個人的なリストより抜粋

ヤクルトの山田選手(履正社高校)もドラフト時は遊撃手です。かつての今岡選手(東洋大学)も大型遊撃手として入団し、ショート→セカンド→サードとコンバートしています。
何なら牧選手も大学2年までは遊撃でしたね。
甲子園のセカンドを守ることや、新監督に岡田さんが内定ということを考えると、守備に一定の評価ができないと指名しない可能性も高いと思います。

一方で、小幡選手や髙寺選手が一軍に帯同することが増えると見越して、高校生二遊間(遊撃手)を指名する可能性は高いのかなと思います。
どちらにせよ、タイガースが2年連続で二遊間の候補を指名しないことは稀ので、指名はあると思っています。
※候補リストは、遊撃手のところでまとめて。


続いて遊撃手です。

今シーズンも中野(26)選手がレギュラーを務めてくれました。積極打法の裏で四球が少なく出塁率が低いことや、守備での安定感のなさが課題と言われますが、大社卒とはいえ2年目の選手です。来シーズンさらに成長してくれることを期待しています。離脱時には山本(30)選手や木浪(29)選手なんかも少し守りました。
ファームでは、小幡(22)選手が3割を超えるアベレージを残し、シーズン最終盤にしてセカンドとして一軍で数試合スタメン起用されました。
また、中野選手はセカンド向きでは?という声もあります。どこかで二遊間が入れ替わる可能性もありますが、来シーズンいきなりというのは結構難しいのかなぁと思っています。小幡選手が全く打てない!などとなった時に、結局は中野選手が遊撃に回ることになると考えられるからです。
かつての荒木・井端(中日)選手の入れ替えのように、2人揃ってある程度の実績を積んでからの方が安心感があるような気がします。
小幡選手を育てる!と腹を括れば話は別ですが、新首脳陣がどこまで評価するかによりますね。

ドラフトでは、二塁手のところで書いたように、小幡選手が一軍メインになった場合に新たに育てていきたい高校生の指名が考えられます。

高校生遊撃手
ど素人の個人的なリストより抜粋

また、守備走塁タイプの大社遊撃手の候補が今年は豊富です。小幡選手と競いながら、近い将来に中野選手をセカンドに回せるような選手の指名があるかもしれません。

大社遊撃手
ど素人の個人的なリストより抜粋

二遊間の考察は以上になります。

ポジション争いに参加している選手が多く、誰も抜け出せていない状況なのでチーム編成としては難しいポジションになりますね。

次回は、中堅・右翼手編の予定です🐯

今回も読んでいただいた方、ありがとうございました😊

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