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婚外恋愛の彼女が告知をされて45日目

ふわ美さんががんの告知を受けてから45日経過
最初の病院で中咽頭がんの告知をされて
転移はないものの、がんの大きさからステージⅣであることの説明
紹介する病院ですぐに放射線治療をした方がいいといわれたけど
都内のがん専門病院へ転院することにした
転院先で再び検査、、、
胃カメラ、PET検査等で診られる範囲での転移は無いことを確認して
ようやく来週から化学療法の開始

ドセタキセル+シスプラチン+5-Fu
この組み合わせを1週間+2週間休薬の1クール
これを3クール繰り返してがんを小さくしてから
放射線+化学療法の本治療

抗がん剤は無限増殖を続けるがん細胞を攻撃してくれるけど
同時に自分の体の中で増殖している細胞も攻撃してしまう
造血幹細胞、粘膜や皮膚の上皮細胞、毛母細胞、、、
副作用が出る出ないは個人差があるけど全く無い訳にはいかないのは
自分もふわ美さんも十分わかってる
白血球や血小板の数値が下がれば治療は中断するし
どこまで予定通りに進むかは治療してみないとわからない


「不安が無いと言ったら嘘になるけど
 思ったより素直に受け止められているような気がするよ
 ダーリンがこうやって毎日メールくれたり電話してくれたり
 周りの人も助けてくれたりして
 前に向かって進もうって思えてるよ

 すごく気持ちが落ち込んでいるわけでもないし
 逆にテンション上がってがんをやっつけるぞ!
 っていう感じでもないかな

 ここまでDrとか看護師さんとか周りの知り合いの人が助けてくれるから
 なんとかなるでしょ~っていう感じ

 単純なのかもしれないね、、、私」


ふわ美さんの心の状態を伝えてくれたことで
ものすごく気持ちが落ち着いている自分がいる

「あ~でも、この髪の毛とお別れするのはちょっと寂しいな、、、
 全身脱毛になっちゃうからね
 あそこはツルツルでちょうどいいのかも
 ウィッグも今から選んじゃおうかな」

「帽子とかもあるけど、バンダナも良いらしいよ
 ふわ美ちゃん、、、似合うんじゃない?」

「じゃあHするときはバンダナにする?」

「Hしない時だって、バンダナでも良いんじゃない」

告知を受けてからの二人のセックスは
話を合わせた訳でもないのに急に変わってしまった
二人で立ったままずっとハグしていたりとか
お互い見つめ合ったりとか
身体のパーツを一つ一つ確認するように
お互いに髪の毛を触ったり、ほっぺや耳を撫でたり
服も脱がずにただひたすら互いに体を触り合ったり
お互いが秘密の宝物を探すように
キスも会話をするようにしてみたり
ゆっくり時間が流れるのを楽しんでいる感じ

二人で初めて抱き合った時でもこんな感覚はなかったな、、、

「今はさ、、、
 ダーリンのお○ん○ん~はいつでも欲しい!!って思うけど
 そのうち、ちょっと気持ちが乗らないこととかあるかもしれない
 でも、そういう時でも側には居てほしいと思うのね」

「大丈夫だよ~心配しないで!
 添い寝だっていいじゃん
 横に並んで寝てるだけだって」

「あ~でも添い寝だけじゃぁ、、、
 ハグくらいはして欲しいよね、、、
 そしたらキスも欲しいな!」

「そんなの、お安い御用だよ!」


ベッドの上で服をお互いに脱がせながら
お互い身体に触れて愛おしさを感じていると
ふわ美さんのパンツはちょっと見ただけで濡れてるのが十分にわかる
自分のパンツだって染みができてる
お互いにパンツをはいたまま正常位の体制で身体を重ね合わせると
入れてるわけじゃないのに自分とふわ美さんがつながっているような状態
パンツ越しに、、、お互いを感じる

ふわ美さんをぎゅっと抱きしめると吐息が漏れる、、、
ふわ美さんの腰が動きながら自分の腰にこすりつけてくる
お互いに身体を重ね合うようにして
ふわ美さんの耳元で囁くと、吐息が喘ぎ声に変わる、、、

「ダーリン、、、

 もうこれで十分だよ、、、

 包まれてる、、、

 すごく気持ち良くて、、、

 いろんな所が満たされてる、、、」


入れるとか、入れないとか、
いくとか、いかないとか、
出すとか、出さないとか、
そんなのどうでもよくなっちゃって
魂と魂をこすりあわるようにして
ただお互いを感じてる

もうこれでいいんじゃない、、、





いままでセックスレスの悩みから

ふわ美さんとの出来事を書いてきたこのnote

二人の思い出をそのまま書いてきたつもり

ここには良い思い出だけを書いていたいから

ふわ美さんにもこのnoteは見てもらっている

これから先、、、

また良い思い出が書けることを願って


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