10年経って気付いたセックスレス 4 〜気持ちの重さ〜
夜の営みが出来ないことがつらいというより、気持ち的にはスキンシップがとれない、触れ合うことができない、、、その延長に「営みが無い」というような感じだったかな。
言われてみれば結婚前から手をつないだり、肩に手を添えたりなんていうことがしなかった、、、というかあまり出来なかった。
心の奥底では、、、
「めっちゃ手つなぎたい!」
「一緒にお風呂入りたい!」
「寝ているとき隣にいて欲しい」
いつも思っていたなぁ。
時々気持ちが爆発して、酔った勢いで一緒にお風呂に入ろうとしてメッチャクチャ怒られたりしたこともあったっけ。
夫婦なんだから、、、もっと言っても良かったのになぁ。
10年経った後では、
「何をいまさら言ってるの?」
と平気で返されてしまう。。。
何かスキンシップをとれるいい方法がないかなぁと思っていた時、妻が気候の変わり目で不調を訴えてる時があった。
「ちょっと肩が張ったり、頭が痛かったり、、、
するんだよねぇ、もう年かなぁ、、、」
気候の変わり目、年齢的にも更年期もあったり、、、
色々調べて、、、ひらめいた!
「マッサージしてあげるよ!」
ネットで調べて自己流だけど、、、
ボディクリームを手に取って
1、足の指、爪の生え際→足の指間→足裏アーチにかけて
2、アキレス腱→ふくらはぎにかけて
3、くるぶし周りをほぐすように
4、内くるぶしの膨らんだところから指四本上にあるちょっと痛い所(三陰交)をググぐっと
最初はちょっと力を入れるだけでも痛がっていたからそぉーっと撫でるような感じで。何日か続けているうちに慣れてきたみたい。夜の寝つきも良くなったり、症状的にも改善してきてやってるこっちも嬉しくなってきてしまう。
何より、自分がやってあげたマッサージで妻が喜んでもらえているのが嬉しかった!
加えて妻の体に触れていることで、自分自身が安心する、心地よい感じ。
(↑こういう気持ちを伝えられないことが仇となることを後で知ることになる)
せっかくするならもう少し、、、と足だけのマッサージではなくて肩まわり、腰周りのマッサージもするようになりいつしかお風呂上がりのマッサージタイムは日課になって正直自分は嬉しかった。
でも、自分の嬉しさとは裏腹に「今日はマッサージ無しで大丈夫!」と妻から時々言ってくるようになった。
なんでだろう、、、やってあげたいのに。。。
ある日、自分が疲れていて妻のお風呂中にうたた寝をしてしまった時の事。
お風呂上がりの妻に気が付いてマッサージをしてあげようかと声をかけたら、、、
「もう、、、そういうところが重いのよ、、、
疲れてるんでしょ!
人に何かをすることより、自分を優先すべきじゃない?
そういう時は、、、」
「重い」という言葉が突き刺さった。
その場は反射的に「ごめん、、、」と返しただけ。
自分の中では妻を喜ばせているつもりだったけど、返ってそれが負担になっていた、、、
今思えば自分がしてあげたかったんだという気持ちをちゃんと伝えていなかった。
そんな小さなことの積み重ね、、、
気持ちの行き違い、、、
行きつく先がレスだったのは仕方がない事だったのかもしれない。
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