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配信環境 2022(カメラ、レンズ、照明など)
先日のセミナーにて、嬉しい感想をいただきました!
本編とはズレてしまうけど、ワイプにうつる鷹野さんがとても綺麗だと友人と盛り上がりライティングなどの撮影環境が気になって仕方ない🤔#フォトディレクションの基本
— 広報を学ぶワニ🐊 (@waniwani_ppp) January 15, 2022
気をよくして、カメラやレンズ、照明などについてまとめてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1642339266304-2Kl6ETdaMO.png?width=800)
バーチャル背景ではなく、事務所内で撮影しています。
毎週末に主催しているセミナーイベントをオンライン配信しているのですが、事務所内の配信スペースはこんな感じになっています。https://t.co/fcLFGnPMcG pic.twitter.com/phAKWWIN3V
— 鷹野 雅弘 Masahiro Takano (@swwwitch) October 8, 2022
カメラ
パナソニックのGH5を使っています。アウトプットがフルHD(1920-1080)なのでGH5は少し過剰。そこで当初はGH2を中心に組み立てていたのですが、GH5は《解像感》が別次元です。
GH5には「フォーカスが遅い」という評判がありますが、「シンクロスキャンをONにし、179d に設定」というハックで解決。
アップデートで解消されつつあるかも。
三脚
移動は不要なのですが、逆「傘」タイプの三脚に比べて安定感のある「ベルボン Velbon DP-83S ドリーポッド」を使用。
レンズ
元々、マイクロフォーサーズ派でレンズ資産がそれなりにあったのですが、「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」というむっちゃ明るいレンズに落ち着きました。ボケ味がすごいというか、もうトロトロです。
ただし、カメラ(というかレンズ)から被写体(=自分)までの距離がそれなりに必要。
狭い部屋など、カメラからの話者までの距離が近い場合、マイクロフォーサーズだと「パナソニック ライカ DG SUMMILUX 15mm/F1.7 H-X015-K」が使いやすいです。
照明(1)
ビデオライトに「ハニカムグリッドの付いたソフトボックス」を付けて使っています。それなりのスペースと三脚が必要です。
Godox SL-60W
ソフトボックス/ディフューザー
ハニカムグリッドによって、光が拡散されないようです。
購入時は10,999円でした…
今から購入するなら、Godox専用のソフトボックス(オクタボックス)とグリッド(ハニカム形状)の組み合わせがリーズナブル。
こちらのブログに詳しいです。
三脚
Neewerのライトスタンドを使用。
実際には、三脚の脚は閉じて、エレクターのスタンドに固定しています。
照明(2)
Neewer 528 LEDビデオライト(x2)
頭上にビデオライトを2発焚いています。
グリンスタイルの石井さんにアドバイスいただき、ダクトレールに付けています。
事務所(購入物件)をリフォームしたときにダクトレールを付けたのが功を奏しました。ダクトレールがあると何かと便利。
グリーンバック用のHUEのライトなどがダクトレールについています。
照明(3)
後ろでチカチカ光っているのは、このライト。観葉植物(造花?)に巻き付けています。リモコン操作可能。
LUT
Ecamm Live上でLUT(カラーグレーディング)を当てています。
カメラとMacの接続(ビデオキャプチャ)
Elgato ゲームキャプチャー HD60 S+を利用しています。
実は2台あり、パススルー機能を使って2台のMacにて取り込めるようにしています。
いま、1,000円を切るビデオキャプチャが出ていて普通に使えます。しかし、「たまに認識しない」ことがあり、ライブ配信だと困るので結局使っていません…
部屋(の奥行き)
カメラから本棚まで8mm弱あるため、ボケ味が際立ちます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642341887783-Qxw6A9KOyn.png?width=800)
配信のオペレーションもしているため、実際にはこんな感じになっています。なお、配信ブースでは立っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1642374361467-f3gZaWxMXW.png?width=800)
配信には「Ecamm Live」という“Mac専用のOBS”みたいなソフトウェアスイッチャーを利用しています。これに関しては、過去に行ったライブ配信でまとめています。
グリーンバック
天井から引き出す方式のグリーンバック(elgato GREEN SCREEN MT グリーンバック 壁掛型)を用意しています。
次のような感じで画面に入れこんでいます。
2022年5月に開催した「#Figmaの制作フロー大解剖 〜UI制作からコーディングまで」から140秒を切り出し。
— CSS Nite (@cssnite) June 22, 2022
(出演:綿貫 佳祐さん @xrxoxcxox)
3時間弱のフル版はnoteにて。https://t.co/Ayy0li7bR1#Figma #cssnite pic.twitter.com/7TDb1XKGbV
グリーンバックこそ、照明が命。ムラなくグリーンバックに照明を当てる必要がありますし、それなりの光量が必要。
まとめ
カメラとレンズも大事なのですが、それ以上に大事なのが照明。
部屋の照明をすべてオフにするのがスタート
無反射布を使って、窓から光が入らないように
照明は光量、高さ、角度など微妙な差で大きく結果が異なるので、細やかな調整が必須
無反射布はプロ機材ドットコムで購入。
特別サービスで裁断までお願いしました。
プロ機材ドットコムさんは、何かと親身になってくれるので「これから揃えたい」という方は、森下さんに相談してみてください!
補助金申請などのサポートもしてくれるみたいです。
これから揃えるなら…?
2022年1月にゼロから環境構築するなら、こんな組み合わせにするかな〜
いわゆる「デジイチ」(デジタル一眼カメラ、ミラーレス)をウェブカメラとして利用するには「HDMIパススルー」(=画面上の設定UIが表示されない)への対応が不可欠です。
Aセット
カメラ:Sony ZV-E10 98,000円
レンズ:SIGMA 16mm F1.4 DC DN 39,880円
Bセット
SONY α6400 107,000円
VILTROX 単焦点レンズ AF 23mm F1.4 32,000円
照明とキャプチャは、このあたり。
照明:Key Light Air 24,860円
キャプチャ:Elgato Cam Link 4K 12,399円
毎週「オンライン朝礼」を一緒にやっているロックオン柳田さんはBセットです。
![](https://assets.st-note.com/img/1642379483676-iMJt2gKzXP.png?width=800)
実際には、ちょっとしたケーブルとかスタンドとか、細かい出費が意外にかさみます。また、天井の高さ、部屋の奥行き、デフォルトの環境光などの条件によっても、もろもろ変わってきます。
マイクロソフトの西脇 資哲さんは、こう言います。100%賛成です。
サラリーマンであっても、スーツ、ネクタイ、革靴などは自腹で購入してきましたよね。コロナ禍で、その出費が減っている分、配信まわりに投資してもよいのでは?
「なるべくなら出費はおさえたい」方向けのプラン。
iPhoneをカメラにする:
アプリを使うことでZoomなどのカメラとして設定できます。新しいiMac、新しいMacBook Proを使う:
2021年モデルはカメラの画質が圧倒的に向上しています。
今回、マイクについて触れていませんが、カメラよりもマイクに取り組むのが先決です。
オマケ:バーチャル背景に関して
一般的な撮影では、被写体のみにフォーカスし、それ以外はボカします。これによって、被写体に自然と目が行きます。
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次のようにバーチャル背景として使う人が多いのですが、「カメラの画質よりも背景画像の方がキレイ」という逆転現象が起きている方が少なくありません。
これによって、見るべきは人物なのに目線は背景に惹きつけられてしまいます。認知不協和というか、見ている方は落ち着きません。
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そこで、バーチャル背景を使う場合には背景画像をぼかしましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1642479398757-YhIhBm3nNv.png?width=800)
カメラの画質が低くても、不自然は際立ちません。
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2022年のオンライン会議では、バーチャル背景での自己主張は不要かな〜
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きちんとグリーンバックを用意しているとき以外、バーチャル背景はオススメしません。宇宙人っぽいというか、ストッキング被った人のような不自然なエッジになってしまうの、気持ち悪くありませんか?
追記(2022年8月9日)
「Insta360 Link」というウェブカメラが出ました。実売ベースで4.5万ほどですが、20万くらいのデジイチに匹敵する画質と解像感です。
いろいろなギミックが話題になっていますが、単純にカメラとしての性能が高いので、これから買うならコレ一択です。というくらいオススメします!
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